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  • ここだけ神の骸を巡るSFファンタジー@ウィキ
  • ティシュトリヤ神の骸

ここだけ神の骸を巡るSFファンタジー@ウィキ

ティシュトリヤ神の骸

最終更新:2025年05月11日 11:53

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

プロフィール

名前 ティシュトリヤ神の骸
出自の神話 ゾロアスター神話


概要

湖の中心に立つ、朽ちた塔の外観をした骸。
この塔自体はただの廃墟だが、内部に残された古地図に触れることで異空間へと侵入できる。


外観(画像生成元:Grok)

内部環境

天文台と思しき石造りの塔。建築様式や調度品はいずれも古代ペルシア風。
塔の外では絶えず雨が降り続いており、永久に夜が続く。
一階に置かれた真新しい地図に触れることで、いつでも元の世界に戻ることが可能。
特徴として、この世界の物品はたとえ神話兵器を用いたとしても破壊が不可能である。

+ 探索記録:0
《アネモネ》
【ある時、探索者たちは酒場でこんな言葉を聞く】
「ねえ、骸の探索に付き合ってくれる人を探してるんだけど……来られる人、いる?」
【探索者の少女が誘うのは『ティシュトリヤ神の骸』。あまり広くは知られていない、小規模な骸だという】

「身入りは少ないけどわりと安全だから、骸探索の経験を積みたいなら行ってみたらって言われてさ。
 ……まあ、安全らしいし? 誰もいないなら一人で行ったって、私は別に構わないんだけど」
【少女は腕を組んで、少し拗ねたようにフンと鼻を鳴らした】
【彼女の知人なら言うまでもなくご存知だろうが、たとえ初対面でも彼女がベテラン探索者でないことは一目で分かるだろう】

《セバスモス》
【どこからか、アネモネに向けて女の声が聞こえるだろう】
「おや.......私もその話.......聞いてもいいかい...?嬢ちゃんや」
【声のする方に目線を動かせば、赤毛緑目のある程度年のいった、まるでおとぎ話にでも出てくるような魔女の姿が見えるだろう、魔女は右目に眼帯をつけ、手には先端が常に燃え盛る杖を持ち、そして、穏やかな目線をアネモネに向けながら、酒場の奥の方の席に座っている】

《アージェ》
「ティシュトリヤ神ですか。ええ、宜しければ手を挙げさせて頂いても?アネモネ
私も偏っている経験を少し広げたいと思っていまして…デメテル神の骸の二層では苦い思いをさせられ通しで
”賢き女”とお見受けするそちらの方も参加されるのであれば尚の事胸を借りて学ばせて貰えればとも思いますし」

【そのやりとりを聞いた酒場のテーブルの一つからキュイ、と機械式車椅子が振り返るタイヤ音
魔女への敬意ある別名の一つを口にし微笑むは銀の長髪、銀の服…そして何より銀の片腕持つ”銀の女”アージェ】

《アネモネ》
【赤毛の魔女の声を聞くと、少女は素早く酒場の奥へと歩み寄った】
「あら、お目が高いじゃない! もちろん歓迎よ。初めまして、私はアネモネ」
【魔女に軽く自己紹介を済ませているとき、機械式車椅子の音が鳴った】

【振り返ると、アネモネは銀の女に向かってにっこりと笑って手を振った】
「アージェ、あなたが来てくれるなら心強いわ。それじゃあ、行き先について軽く説明をするけど……」
【そうして酒場で簡単に説明を済ませると、アネモネは早速、ティシュトリヤ神の骸へ向かうことを提案する】

《セバスモス》
【魔女は銀の女の方を向き、少し照れたような表情を見せる】
「嬉しいねぇ.....お嬢ちゃんこそ、何分...いい物語を持っているんだねぇ....お嬢ちゃんの物語にはきっと....素晴らしい旋律が相応しい何かが待っているんだねぇ...よろしくだあね...どうも..頼りにさせてもらうんだよぅ....」
【にこりと、魔女は貴方に向けて春の日差しのように穏やかな笑顔と、小鳥に語りかける母鳥のような緩やかな声を向ける。】
「私はセバスモスなんだよぅ.......サポートぐらいは、出来るんだよぅ.......怪我をしたら、私が癒して見せるんだよぅ.......」
【アネモネに朗らかに微笑み、そしてアージェにも微笑み、杖を握りながら三角帽子を深く被ってお辞儀をする】

《アージェ》
「ええ、宜しくお願いしますセバスモス。私はアージェと
普段は戦闘が主の所に潜っていますし、いざという時の盾役を勤めるつもりですので治療には頼らせて頂きます
…では行きましょうかアネモネ、セバスモス
善は急げと言いますから」
【にこり、礼を返すとアネモネの提案に応えるとでは行きましょうといざティシュトリア神の骸へと】



一階
塔の基底部となる空間。湖に落ちる雨の音ばかりが静かに響く。
テーブルの上には現実世界と骸を繋ぐ真新しい地図が置かれている。
まず目に入るのは上階へと伸びる螺旋階段。
他に扉が三つあるが、そのうち一つは空間に固定されたように開かない。
一つは星を図案化した彫刻が施されているだけで、ドアノブが存在しない。

+ 探索記録:1
《アネモネ》
【朽ちた塔。石の土台が残るばかりの廃墟にかつての面影はなく、ただ古い地図が一枚だけ残されている】
「――ってことで、これに触るとたちまち骸内部ってわけよ」
【そう言うと、アネモネはひょいっと気軽に地図に触れた。残された二人からすれば、急に姿を消したように見えるだろう】

【アネモネに続いて地図に触れた人物は、少しの目眩の後、薄暗い塔の内部に転移するはずだ】
「ね、簡単でしょ?」
【目の前のテーブルには真新しい地図。描き上げられたばかりのようで、部屋の中にはインクの香りがほのかに漂っている】
【あなたたちは部屋の中を自由に探索してもいいし、上に向かっても構わない】

《アージェ》
「ええ、この不思議さばかりは慣れない…いえ、慣れたくないものですね?」
【くすり、感嘆に暗転するように世界が変わる。その様は幾度経験しても何だか不思議で…楽しいと】

「しかし朽ちた塔、随分と脆そうに見えましたが…中に入れば真逆ですね?
見目はただの趣味良いペルシアの内装ですが…実に確かです」
【追うように古地図に触れ、神の骸の内に現れたアージェは車椅子を外に置いて来たのか身一つで軽やかな様子
銀なる腕をぐーぱーと無事神話兵器たる義腕が動く事を確認するとそっと壁に触れ力を入れる
神話兵器を以てして尚砕き得ぬ不壊、それゆえの絶対的な安心感を確認して満足気】

「さて、では先ず室内を調べましょうか?
どうにも薄暗くぱっと見では捉え損ねもありそうですし、上が屋上であれば雨に濡れるかもしれませんから
アネモネ、魔女の方(或いは名前を聞いた事でいいならセバスモスと)、何かありそうでしょうか?
私は詳しく無いのですが地図を書く道具だとか色々と」
【上がそうであれ探索として避け得ぬ事かもしれないが…後回しに出来るならば後回し
先ずは屋内この部屋を。インクの香りとなると何かしら使用痕ある道具類とかあるのかも
”知恵の女神に連なる者”に”魔女”書き物の道具だとかについて知っていそうな二人に相談しつつごそごそ捜索】

《セバスモス》
「この扉.......は開かないねぇ、他の扉は....どうなのかねぇ?」
【彫刻が彫られたドアノブのない扉と、ドアノブのあるもう一つの扉の方を見る】
「(それにしても、このインクの臭い、やっぱり落ち着くねぇ........)」
【そんなことに気を取られてドアの前で突っ立っていたが、アージェの声を聴いて気を取り直す】
「そうだあね、この地図はまだ新しい、さっき描きあげられたものだあね」
【そんな事を言いながら新しい方の地図をしっかりと観察しておく、筆跡は変ではないか、何が描かれているか、文字などは描かれているか等々、地図から得られる情報を脳裏に焼き付けようとする】

《アネモネ》
【絶えず、雨の音が響く。壁に据えられたランプの灯りは少々頼りなく、部屋の中は薄暗い】

「そうね……まずはここを調べましょうか。
 あ、帰り方はそこの地図って聞いたわ。来た時と同じで、触ると元の場所に戻されちゃうって。試す?」

【テーブルの上、地図のすぐ傍には新品のように真っ白な汚れ一つない羽ペンと、中身の減ったインク壺が置かれている】
【どうやら周辺の地図のようだ。広大な湖と高く伸びる塔、湖を囲うように山々が描かれている】
【心を込めて丁寧に描かれていることは分かるかも知れないが、これといって特殊なものは感じないだろう】

「私の直感は、この地図は帰れるだけって言ってるかな。
 後は、扉だけど……」

【『開かない』方の扉は、現実世界で自分たちが入ってきた扉と対応する位置にある】
【彫刻の扉には取っ手になりそうなものが何一つない。引くことや上げることはできず、押しても開かないだろう】
【――とはいえ、開かない扉とは違い、何かしら手段がありそうな雰囲気はある。……その手段は、今は見つからないかも知れないが】
【最後に残された扉は他の二つと比べて質素な印象で、隙間から僅かに光が漏れている】

「……うん、こっちの扉は開くわね。
 中には小さい部屋があるみたいだけど……こっちを調べる?」

《アージェ》
【成程、ふむふむと見つかったものを確認し、セバスモスが細かくチェックしてくれている事に助かりますねと思い】
「ええ、では行ける所から行きましょうか
羽ペンとインク壺は借りて行きましょうか。必要があればあれこれメモ書きするのにでも」
【きゅっと銀の手でインク壺の蓋を閉じると羽根ペンと一緒に手に持って】

《セバスモス》
「そうなのかい?嬢ちゃんが言うなら、本当なんだろうねぇ....」
【にこりと朗らかな笑顔と声を貴方に向ける、貴方の事をとっても信頼しているようだ】
「.........」(それにしても何か、あからさまに怪しいね.........)
【ドアノブ無き扉に懐疑の視線を少しの間送るが、二人の声を聴くとそっちの方に向かってくる】
「そうだあね、時間はたっぷりとあるんだよぅ、遠回りが近道なこともあるんだねぇ...じゃ、行くんだーよぅ」
【いつもどおりの笑顔で、こっそり自身の肌にチョークである印を描きながら、ドアノブのある扉の中へ入ろうとする】

《アネモネ》
「ふふ、ありがと! もちろん、その期待は裏切らないわ」
【向けられた笑顔に朗らかに対応しつつ、彫刻された扉の方に視線をやる】
「その扉、気になるわよねー……何か条件があれば開く、って感じに見えるんだけど……。
 何か手がかりを見つけたら、戻ってきてもいいかもね」
【別に今すぐじゃなくても、また来られるんだし。そう続けると、少女もまた開く扉の先へと移動した】



  • 小部屋
唯一開く扉の先には小さな部屋がある。
ついさっきまで誰かが生活していたような気配すらあるが、人の姿はどこにもない。
設備は寝台、書き物机と椅子、手書きの書物が詰め込まれた書棚。
部屋の隅には大きな箱が置かれている。

+ 探索記録:2
《アネモネ》
【部屋の中に入れば、まず古びたランプが柔らかい光を放っているのが目に入るだろう】
【部屋の奥、小さな窓からは雨の湖が見える。外は暗いため、よく見える――とまでは行かないが】
【書き物机の上には紙の束が置かれている。残された筆跡はいずれも同じだ】
【古代ペルシア語に関する知識があれば、内容を読むことができるだろう。なお、アネモネには読めない】

「こっちは……見るからに居住スペースって感じね?」

《アージェ》
「外は湖ですか。雨となるとあまり景色が良いとは言えませんが…これはこれで落ち着きますね
住人はここで過ごして、時にあの湖に釣りに行ったりしていたのかと思うと穏やかで良さそうな生活です

さてこちらは…内装の風情と合わせてみれば古代ペルシア語でしょうか?
空ですらすらととは行きませんが…ええ、こういう時の為の文明の利器」
【ぱらぱらと捲って、紙束の中に挟み込まれたメモ用紙だとかが無いを軽くチェック
無ければタブレットを取り出して撮影、文字読み取り、翻訳ソフトの三点セット】
「とはいえ手書きとなると正確性も微妙ですので、手伝いを願いたい所なのですが」
【字の読み取り間違いに読み取れずの黒塗り、そして翻訳のエキサイト翻訳な感じにと色々とあるだろう
よければセバスモスとアネモネに助けを乞いつつ読んでみたり】

《セバスモス》
「そうだあね、物語の本とかあるかねぇ....?」
【ちらりと、本の方にちょっとだけ視線を映すが、雨の音が聞こえて目を閉じる】
「ここも、雨だねぇ、それにしても、いい音だねぇ....心が安らぐんだよぅ........」
【安らかな笑みを浮かべながら雨の音にしばし聞き入っていると、アージェの声が聞こえ、紙の束のある方へ向かう】
「これの出番が来たようだねぇ...任せるんだよぅ、こういうのは修行で散々解かされたんだよぅ、それに、今の私にはこれがあるんだよぅ。」
【にこりと緑の瞳をきらりと輝かせながら、さっきこっそり腕に描いていた♀のような印を見せる】
「これは女性の印、智恵を深めさせ、さらにヘカテー神の御力を宿らせる印なんだよぅ。さあ、解読を始めようじゃないか」
【そう、妖艶な雰囲気のはにかみを浮かべながら、古代ペルシャ語の描かれた紙束を解読しようとする】

《アネモネ》
「そうね、落ち着く感じ……けど、ずーっとここに籠ってたらちょっと気が滅入っちゃうかも」
【アネモネは外の様子を見て、うーんと首を傾げた。あまり彼女の好みではないようだ】

「これ、翻訳するの? 分かったわ、やってやろうじゃない!」
【アージェのタブレットとセバスモスの印を用い、紙束の翻訳は滞りなく進んだ】
【中身は記録……それも、私的な日記だ。毎日の天気やこの塔での生活、日々の感情が淡々と綴られている】
【書き手はこの塔に暮らす天文学者のようだ。人との交わりを避け、星を眺める日々に静かな情熱を抱いていることが伺える】
【部屋のこざっぱりと片付いた様子と合わせて見れば、几帳面な性格も察せるだろう】

「なんか、ちょっと偏屈な人みたいね……
 アージェ、ちょっとタブレット貸してくれる? 本棚の方も気になるから」
【同じように書棚を調べると、そちらは天文記録であることが分かるだろう。毎日、定時に星を観測し続けた、何年分もの記録である】
【とは言え、それらは探索者たちにとって決して目新しい情報ではないかも知れない】
【数多の学者たちの成果――個人が地道に研究を積み重ねた末に得た解は、今や調べればすぐに分かる情報になっているのだから】

「どうする? お部屋、もうちょっと調べる?」

《アージェ》
「ああ…星を愛した人なのですね。
私達がその背の上に立つ巨人、それを為す記録達
…直接に逢い話したならば大変そうな気もしますけれど。
偏屈な人の思いは随分と読み解くのに苦労する事も多いですから。随分後になってふとした時にようやく真意に気が付いたり」
【慈しむように本棚に戻した本の背を銀の指でそっとなぜると…
くすり。手の甲を口元に当てて銀の女は笑う
そんな偏屈な人物を知っているのだろう】

「そうですね、もう少し調べてみましょうか?
星と地図…関わりは深いですが=で繋がるものではない。
私室とあらば尚の事、何かそれを繋ぐピースがあるかもしれません
あの箱も気になりますし…ああ、ベッドの下も収納スペースとしては定番ですね?
私もごちゃごちゃとした小物類を入れた箱はそこに放り込む形で収納を…」
【向こうの部屋にあった書きたての、そしてこの骸そのものとも言える地図
それを繋ぐ情報が、物語があるかもしれないともう一調べ!
その後は前の部屋から上にだろうか?星を観た人なのだと知った後だとなんだか上に上がるのも楽しみだ】

《アネモネ》
「アージェ、何か楽しそうね。偏屈な知り合いに心当たりでもあるの?」
【言いながら、頭に知り合った探索者たちの顔を思い浮かべてみる】
【……変わり者は多いが、偏屈という印象の相手は今のところいない。少なくとも、アネモネにとっては】

【ベッドの下を調べたなら、過去の日記が収納してあるのを発見するだろう。こちらには、愚痴のような内容が多い】
【新たな支配者に新たな神への信仰を強いられたこと。人目を憚るように、ティシュトリヤ神への祈りを細々と続けていること】
【彼は恵みの雨を待つ。しかし雨が降る時、崇高なる神の姿は見えなくなってしまう――と、嘆くような内容も目につく】

【一方、箱の中には、質素ながら清潔な衣服が入っている】
「この感じは衣装箱かな。……あ、待って? こっちに何かあるみたい」
【よく調べれば、小さな布袋が隠されているのを発見するだろう。袋の中には、鈍い色をした小石のようなものが入っている】
「見た感じ、宝石っぽくもないし……でも、ただの石なんてわざわざ隠さないわよね?」
【何かの欠片を発見。望むなら、これは持って行っても構わない】

「……どうして地図なのかは、結局よく分からなかったわね。
 そろそろ上に行ってみましょうか」

《アージェ》
「ええ。以前共に潜っていた仲間の一人がそうでした
偏屈で凝り性で、存外そういう人も多いのかもしれませんね」
【ふふ、と笑いながらうなずき上へ】

「存外”すごくいい感じのただの石”かもしれませんね?
それはそれで本人にとってのお宝ではありますし」
【冗談まじりに言いつつ持っていこう。なんとはなしにくるくる手の内でもてあそびながら】


螺旋階段
天に向けて、長く長く続く階段。
時おり壁に空いた細い窓から外の様子を伺うことができるが、
湖の彼方は霧に包まれて見えない。
上に進むほどに音が遠くなり、最上階に至る頃には完全に雨が止む。

+ 探索記録:3
《アネモネ》
【長い長い螺旋階段を、探索者たちは昇っていく。永遠に続くような長い階段。石の塔に、足音ばかりが冷たく響く】
【――と、思い始めた頃。誰かが、雨の音が聞こえなくなってきていることに気づくかも知れない】
【塔に設えられた窓は小さく細く、外の様子を十分に伺うことはできない】
【しかし、手元の明かりで照らしたなら、雨が止んでいることはすぐに分かる】

「……窓の外、何か通らなかった?」
【もしかしたら、探索者たちも少女と同様に、真っ黒な影に気づいたかも知れない】
【どちらにせよ、探索者の勘は告げるだろう。戦いが近いと。戦闘の準備をするのも、このまま進むのも構わない】

《アージェ》
【雨が、止んだ
ぽつぽつ、或いはざあざあ。雨音のBGMは止み足音と会話の声のみが塔の内に反響する。その変化に否応なく緊張を増して】
「何かの気配がしましたね
気の所為…というのもありえますが警戒はするに越したこと無しでしょう
セバスモス、アネモネ。前に出させて貰いますね?」
【そう銀の腕持つ彼女は、叶うならば一の矢を受ける盾役務めるべく前に出て、行きましょうかと良ければ進もう
石は仕舞って塔の部屋から持ってきたインク瓶を片手に持って】

《アネモネ》
【薄暗い螺旋階段に、ひんやりと冷えた空気が満ちている】
【何の気なしに見下ろせば、眼下に待ち受けるのは昇ってきただけの高さ】
【うっかり足を踏み外しただけでも、大怪我は免れないだろう】

「この場所で戦うことになったら、ちょっとまずいわね……」
【アネモネは自身の弓を片手に周囲を見渡した。狭い空間で、飛び道具の利点は殆ど封じられると言っていい】
【アージェの申し出に頷きを返しつつ、神経を張り詰める】
「ええ、お願いするわ」

【そうして昇り続けた果てに、階段は終わる。扉に辿り着く】
【この先に何かの気配が待ち受けていると、否応無しに感じるだろう】



天文台

塔の最上階。黒馬の影が待ち構えている。

+ 探索記録:4
《アネモネ》
【扉を開いた探索者たちは、まるで質量を持つ闇が迫ってくるように感じたかも知れない】
【闇の正体。それは、真っ黒な炎が燃えているように揺らめき、視界を覆うほどに巨大な影】
【ティシュトリヤ神の宿敵――“旱魃の黒馬アパオシャの影”と呼ばれる神獣である】

「――来るわよ!」
【アネモネは叫ぶと、いち早く右の空間に跳んだ。既に弓は引き絞られて、淡い光は影の脚を狙っている】

【黒馬の影は、扉を――探索者たちを目がけて、真っ直ぐに突進してくる】
【極めて単純な突進攻撃である。しかし巨体、加えてここは塔の最上階】
【真正面から食らえば、無惨な轢死体と成り果てることは疑いようもない】
【塔の周囲は湖である。地面のシミになる運命は避けられたとしても、落下の果てに何が待つのかは誰にも分からない】

《アージェ》
【真っ当も真っ当、質量と速度を用意しての横綱相撲というものだ。落ちれば死が待つ闘技場に待ち受ける強者に相応しい
それを避けるアネモネと(おそらくは)セバスモスの横の動きを確認しつつ、銀のアージェはペントハウス(屋上に入る階段室)のあけ放った扉に手をかけながら黒き炎のように荒ぶる影の威容を見据える】

「ええ!アネモネ、セバスモス…そして黒き影なるあなた。矛を交わすとしましょうか
…3,2,1!」
【黒馬の影が迫る。銀の女はぐっと扉にかけた手に、腕に力を入れる。身を沈ませる、
…今!銀の女は跳躍する
ドアの掴んだところ、ドアの上縁、二段三段軽業のように
壊れる事を知らぬという”この神の骸のルール”を信頼しわずかな金具にも存分に力をかけて加速して
迫る黒馬より逃れようと試みる先はペントハウスの上、或いは乗り越えたその後ろ!】


「全く見た目は古びた塔。その人が通れる程度のペントハウス(階段室)
あなたを狼と見立てるならば…藁とは言いませんがいいところ木の家。ここに上り逃れようが諸共に砕けて落ちるだけでしょうね
…ここが神の骸でさえ無かったなかったならば、ですが」
【この神の骸の”ルール”。どれほど朽ちて見えようと…神話兵器だろうと破壊は不可能
であれば神獣の突進とて同様だろう。儚く見えれど無敵の盾、黒き突撃すらもぶつかれば足を止めさせるだろう杭がそこにある】

《アネモネ》
【黒馬の影は、真っ直ぐにペントハウスへと突っ込んだ】
【たちまち、轟音。されど、通常ならば訪れるべき衝撃はない。音に反して、塔は微塵も揺らがない】
【黒馬の影は首を振り、大きく嘶いた。途端に、周辺の気温が恐ろしく急激に上がった】
【もしもペントハウスの上から見れば――その動作の間は完全に隙だらけと言っていいだろう】

【嘶き声と殆ど同時に、アネモネの放つ信仰の矢が、黒馬の影の脚を貫いた】
【効いているのかいないのか。黒馬の影は、苛立たしげに尾を振った】
「熱っ……!?」
【アネモネは思わず身を引いた。攻撃されたわけでもない。ほんの僅か、尾の先がかすっただけで皮膚が焼けた】

【旱魃とは、すなわち太陽の力。炎の如く揺らぐ見た目のそのままに、黒馬の影は全身に熱を纏う】
【その様子を注意深く観察したのなら、何かに気を取られていることに気づいたかもしれない】
【何かに。誰かに。あるいは、もしかしたら……誰かの持ち物に】

《アージェ》
【轟音、続いて急激な温度の上昇
熱い以上に”暑い”。長く対峙が続けば火傷で死ぬ前に茹で上がりかねない
であればリスクを踏んでも短期決戦に賭けるべきだ…探索者としての経験がそう告げる】
「どうにもこの所熱に熱に縁がありますね。まあ多少なりとも慣れが出来る分運が良かったと思っておきましょう

しかしかの黒馬何かに気を…もしかして、これでしょうか?
───ならばアネモネ、きつい所無理を言いますが…もう一手をお願いします!」
【”ここにあった”何かわからないもの。天に星、干ばつの如き気温上昇とあらば雨乞いだろうか?
思考を打ち切り咆哮の隙に彼女に言葉をかけ…そして”何かの欠片”を手首のスナップ利かせて放ち託す
知恵の女神の信仰者である彼女であらば何かの意味を見出してくれるかもしれない
或いは”黒馬の影が気にしている”事を利用し注意を奪うに使うにも精々手投げの銀の女より弓使いである彼女の方がうまく使ってくれるだろうと信じる。そういう刹那の判断】


【…そして空手となったアージェは熱気にふらついたような、足滑らせたような無造作さでペントハウスの屋根より黒馬の影の上へと一歩を踏み出す
小指より親指へ。指を折りゆき銀腕で拳を形造りながら】

「これは死せる神(ヌァザ)の右腕、”神の骸”の一かけらに等しい物
故にこれも又異界の質量を内在します…頼みましたよアネモネ、セバスモス」
【それは誓言、それは宣言。”かくあれ”という神話兵器の担い手の意志
”神の骸”は一つの異界、世界そのものを内に持つもの…であれば「それに等しきもの」、神の義腕たる神話兵器は腕一本分の世界を内在する
…まあ詰まる所は神話兵器の能力だ。「一時的に都合の良い超質量を得る」打撃強化としての行使。

警戒に足るだろうだけの神話兵器による火力。無視できぬ威力こそが対処を強いる牽制の意義を保証する
こちらへの対応に手や注意を裂かせてアネモネとセバスモスが打ち込んでくれるか
或いは二人が黒馬の影の対処を失敗させてこの一撃が通るか…詰まる所はそういう狙い。そこの所は二人に託し

纏う熱気に突入する覚悟の故に眼球焼かれぬよう瞳を閉じて、その言葉を最後に口元を引き結みながら堕ちて行く
落下の速度を乗せた銀は影の脚貫く信仰の矢の光を反射し煌めいて
…熱気に焼かれ苦悶に歯を噛みしめながらも、尾を引く流星のように振るわれるは落下の速度を乗せた質量打撃】

《アネモネ》
「ええ、任せて! まったく、評判通りに安全な骸で助かるわね!」
【「もう一手を」というアージェの言葉に頷きつつも、事前情報の『安全な』骸という内容に皮肉を吐く】
【初手の回避こそ容易いが、まともに食らえば致死の体当たり。近づくだけでも危険な高温】
【一人で来ていたのなら、逃げ帰るのがやっとだろうか。あるいはそれすら不可能だったかも知れない】

「……さて、任されたのはいいけど」
【投げ渡された“何かの欠片”――意味深だが、今はただの小石としか見えないそれを、どうしたものかと考える】
【探索に出る前に、トート神の骸で簡単に調査をしてある。前提として、ティシュトリヤ神は雨の神だ】
【そして、雨季の訪れと共に姿を見せる一等星、シリウスが神格化された姿なのだとも言われている】
【加えてこれは、天文学者が箱にしまい込んで大切に隠し持っていた石である。可能性としては】

「……星の欠片?」
【シリウスの――ティシュトリヤ神そのものの欠片。しかし、輝きすら失ったそれに、何の意味があるのか?】
【しかし、信じてみる可能性はある。少なくとも、自分の頼りない弓よりは】

「神様なら……祈りぐらい聞いてくれるって思いたいわね!」
【ここは神の骸。信仰は道を照らすものだが、照らされた道を歩むのは祈りではなく人間自身の行動である】
【アネモネは何かの欠片を投擲した。目を閉じたアージェの頭を噛み砕かんとする、黒馬の影の頭めがけて】

《黒馬の影》
【一方、黒馬の影は放たれた欠片を目で追った。一瞬の隙。しかし、迫る脅威をそのまま見過ごすほどに甘くはない】
【棹立ちの姿勢になり、猛々しく口を開く。草食獣とて、巨体である。人体を噛み砕く程度、不可能ではない――】
【――そのはずだった。背後から迫る天敵の、僅かながらも確かな気配に、黒馬の影は再び注意を引かれた】

【先ほど矢に貫かれた脚が、ほんの少しよろけた。振り向いた頭に、振り下ろされるはヌァザの銀腕】
【黒いインクが飛び散るように、影は飛び散った】
【確かな手応えがあるだろう。倒した、と。そして、飛び散った影から、ばらばらと何かが落ちる音がした】

【一つ、二つ。先ほどアネモネが放ったものと混じって、天文台に飛び散る何かの――星の欠片】
【神話において、アパオシャは一度はティシュトリヤに勝利する。その身を砕き、復活を妨げようと欠片を飲み込む】
【合わせて、三つの欠片が天文台に転がった。寄り集まると『いい感じの小石』はわずかに青く、輝きを取り戻した】

《アージェ》
【銀の腕に手応え一つ
膝付くように着地したアージェは結末の手応えと、それに続くように引いていく燃える熱気に目を開け、すぅと大きく息を吸う】
「ああ、良い空気ですね。塔の先、湖の上の清廉な空気が身に沁みます
互いに良い健闘でしたアネモネ…ありがとうございます」
【銀の女が顔を向ければ、無茶振りに応えてくれた仲間に感謝と…信じ頼った自分は間違っていなかったという鼻高々な喜びの笑みの花】

「そして…これは又一段と綺麗になりましたね?
雨のような、夜空のような青色が」
【そう『いい感じの小石』と比較するように目を細めて空を見るのだった】



雨神に祈りを捧げ、星を見るため建てられた、信仰のための質素な天文台。
細くとも、揺らがぬ誰かの信仰が、その名を留めようとした。
現実世界に塔は朽ち果て、信じた者も既にない。
それでも古き神の名は、今も確かに、揺らぐことなくここにある。

+ 探索記録:5
《アネモネ》
【戦闘を終えた探索者たちは、改めて天文台を見渡すだろう。灯りをつけずとも、周辺はほのかに明るい】
【見上げれば、青く輝くシリウスが、探索者たちの姿を照らしている――が】
【不意に、真っ白な馬が視界の端を横切る。見えたと思った瞬間には、その姿はもう消えている】
【白馬の飛んだ後に雲が立つ。ぱらぱらと雨が降りだす】
【雨に混じって、真っ白な羽が数枚、天文台に舞い落ちる】

「天馬は……ティシュトリヤ神の化身、だったわね」
【アネモネはその姿を視界に捉えて、ぽつりと呟いた。白い羽を一つ拾い上げる】
【真っ白な羽。それは、地図の傍らにあった羽ペンに使われていたものと、恐らく同じだ】
【一等星の姿は、既に雲に隠れている。神の恩寵たる慈雨が降り注ぐとき、神の姿を望むことはできない】

「身入りは少ないって言われてたけど……売り物になるのって、この羽と石かしら」
【「ずっとここにいても濡れちゃうわね」と続けて、アネモネは手早く羽と石を拾い集める】
【その雨に打たれるうち、先ほどの戦いで負った傷が少しずつ癒えることに気づいたかも知れない】

《アージェ》
【さて、と戦闘の緊張を緩めれば改めて痛みが響く
熱気の内に飛び込むように殴りつけたが故の火傷が燃える、受け身など知らぬと飛び降りながら銀腕を振るったが故の痺れが響く】
「挨拶、或いは寿ぎと思っておきましょうか
安全な骸という評判話…逆に言えば私たちが戦った黒影の馬は”貴重な遭遇”
そのチャンスの前髪を逃さず掴んだとも言える訳ですし
…っとありがとうございますアネモネ。あなたも火傷が辛いでしょう…に?」
【振り注ぐ雨、その冷たさが熱冷め痛み鎮められゆくようで心地よい
そうアージェも又手伝おうと羽根を拾っていけば…単に冷たさが心地よいのではない、実際癒えていっていると気が付いた】

「正に恵みの雨、慈雨というものですか
これならば濡れるのも悪くない
…でしょうね。ティシュトリヤ神の化身と言われる天馬の羽根、よく売れると思いますよ?」
【縁起物や飾り物、そういった意味合いとしてもこういうものは好かれますから
そう天馬の羽根ペンの似合う書斎の風景なんて思い浮かべつつ】

「お疲れ様でしたアネモネ。適度に癒して貰いつつも…風邪を惹かないうちに出て、温まりましょうか」
【良ければいつもの酒場ででも、暖かいスープなり頼んで内から温まったり乾杯したり
そんな打ち上げはどうですか?と誘ってみて…良ければそんな風に冒険の終わりを】

《アネモネ》
「お疲れ様。アージェも、結構ひどくやられたわね。……?」
【元の肌色が白いからこそ、火傷は痛々しく目に映る。もっとも、それは自分もおそらく同じだ】
【元より、危険に身をさらすことなど覚悟の上で探索者を志したのだ。負傷など、いちいち気にしてはいられない】
【……そう思ってはいたが、やはり綺麗に治れば嬉しいものだ。思わぬ展開に口笛を吹き、アネモネは意気揚々と骸を後にした】


【――さて、そんなこんなで骸から立ち去った探索者たち】
【いつもの酒場でささやかながら祝勝会をと席についたとき、声をかけてくる人物があった】
「ああ、無事に戻りましたか。あの小石、良ければ買い取りますよ」
【にこやかに声をかけてくる人物に、見覚えがあるのはおそらくアネモネだけだろう】
「あ! あなた、安全な骸だなんてよくも言ってくれたわね……!」

【この人物こそ、アネモネにティシュトリヤ神の骸を教えた張本人である。彼は悪びれることなく肩をすくめた】
「初心者が行って帰ってきてるんだから、安全と言って差し支えないですよ。お優しいでしょう、我が神は」
【――そう、ティシュトリヤ神の信徒なのである。彼は苦行の如きティシュトリヤ詣りを続ける一方、他人にも骸を紹介している】
【そうして自らの神の名を広めつつ、いずれは神話兵器を手にするべく、他人が集めた小石を買い取っているのである】

「そりゃ神様は優しいのかも知れないけどね。信徒の性格がこれじゃ、神様だって泣くってもんでしょ」
「騙し討ちのような真似をしたのは謝りましょう。良ければ、これをお詫びに」
【そう言うと、彼はテーブルの上に小さな瓶を置いた。ぱっと見、ストームグラスにも見える】
「我が神の慈雨を封じた道具……『天泣の小瓶』です。繰り返し使える傷薬と思って頂ければ」

【そう言うと、ティシュトリヤ神の信徒はテーブルから離れていった】
【探索者たちは今回の冒険で手に入れたものを売り飛ばすも良し、持っていても良し】
【そうしてあれこれ話すうち、注文したものがテーブルに届き始める頃だろう】
【アネモネも小さくため息をついた後、運ばれてきたクリームソーダを手に取った】
「……まあ、色々あったけど。みんなで無事に戻れて何よりよね。
 それじゃ、準備いい? いくわよ? せーのっ……かんぱーい!」
【――ともあれ、ティシュトリヤ神の骸を巡る小さな冒険は、これにて終幕だ】
【これからも、ささやかな星の輝きはあなたたちを見守り続けることだろう】



生息する神獣

  • 黒馬の影
黒き炎の如くゆらめく、旱魃の黒馬アパオシャの影。
本体ではなく、あくまで影であるようだ。
それでも旱魃の名を関するだけのことはあり、怒ればその身に高熱を纏う。
何度倒しても、神話のように繰り返し蘇る。

発見された神話兵器・物品

  • 一等星の欠片
幾度の敗北を重ね、その身が千々に砕け散ろうと、星は巡り、いずれ再び地に雨を降らせる。
くすんだ石のかけら。黒馬の影が落とす。
これ一つでは何の意味も持たないが、集めるほどに元の輝きを取り戻す。
規定の個数を嵌め込むことで、一階の閉ざされた扉を開くことができる。
黒馬の影が必ず落とすため 幾つでも集めることができる。 途方もない数を集めることで神話兵器『ティシュトリヤ』となる。

  • 天馬の羽
ティシュトリヤ神の化身の一つ、天馬の翼から落ちた羽。
どのような状況であれ、洗ったばかりのように真っ白なまま穢れることはない。
売ればそれなりの値段がつくだろう。

  • 天泣の小瓶
ティシュトリヤ神の慈雨を封じた小さな瓶。
瓶の中には星が輝き、雲が立ち、雨が降る。ぱっと見は素敵なストームグラス。
溜まった水を飲めば心身の傷が癒えるが、また水が溜まるには時間がかかる。
使用で体力を3D6回復。一回の冒険につき二度のみ使用可能。

  • 『ティシュトリヤ』
神話兵器。青く輝く大きな宝石。恵みの雨をもたらす一等星。
神話をなぞるように、毎日欠かさず祈りを捧げるように、信仰を示し続けた者だけが手にする資格を持つ。
祈りを込めれば周辺にティシュトリヤ神の慈雨を呼び、触れた者すべての傷をたちどころに癒す。
また、所持しているだけで熱や炎から身を守ってくれる。


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【扉を開きますか?】










+ 扉を開く
星の彫刻に小石を嵌め込み、扉を開いたあなたは、長い長い階段を下ることになる。
階段を下りきったその先に、あなたたちは見るだろう。

古びたローブを纏い、地に伏した物言わぬ骨。
その骨が握りしめている古い地図。
もしかしたら、探索者たちはその地図に見覚えがあるかも知れない。
それは一階のテーブルの上にあった、描かれたばかりの地図とよく似ている。

ともあれ、倒れた骨の先に待ち受けているのは真っ黒な扉だ。

プロフィール

名前 アパオシャ神の骸
出自の神話 ゾロアスター神話

概要

ティシュトリヤ神の骸からのみ入ることができる、どこまでも乾いた荒野。
侵入経路が特殊なため、アパオシャ神の骸と呼ぶべきか、ティシュトリヤ神の骸の一部と呼ぶべきかで意見が別れている。

内部環境


  • 旱魃の大地
ティシュトリヤ神の骸では湖となっていた空間だが、こちらでは完全に干上がっている。
中心部の天文台は変わらず存在するが、侵入することはできない。

強烈な日光が常に降り注いでおり、ただ立っているだけでも体力を消耗していく。
その上、この骸の大きな特徴として、傷を癒す道具や加護の効果が半減してしまう。
幸いにして広くはないので、無事に帰還したいのなら早期に探索を済ませるべきだろう。

生息する神獣

  • 揺らめく天馬
翼持つ純白の馬。
ティシュトリヤ神の化身そのものでなく、乾いた大地が見せる幻、陽炎である。
その身軽さもさることながら、何より恐るるべきは持久力だろう。
陽炎の天馬はいくら傷つこうとも、自身の体力を回復しながら立ち続ける。

発見された神話兵器・物品


  • 焼け焦げた欠片
焼け焦げ、常に弱い熱を発する黒い石。
加工すれば携帯用の暖房器具となるため、意外と需要がある。
売ればそれなりの値段になるだろう。
揺らめく天馬が必ず落とすため 幾つでも集めることができる。 途方もない数を集めることで神話兵器『アパオシャ』となる。

  • 永久の面影
黒馬の影をそのまま封じ込めたような真っ黒い液体。
これをインクにして書かれたものは色褪せることがない。
ひたむきな強い思いと重なれば、あるいは時空を超えることすらできるのかもしれない。

  • 『アパオシャ』
神話兵器。内側が赤く燃え立つ黒い宝石。
神話をなぞるように、宿敵を喰らい続けるように、神の幻影を狩り続けた者だけが手にする資格を持つ。
祈りを込めれば周辺にアパオシャ神の熱気を呼び覚まし、周辺の存在すべてを業火に包む。
所持しているだけで常に苦痛を伴う他、一人の人物が『ティシュトリヤ』と同時に持つと互いに効果を打ち消しあってしまう。

  • 『相克の駿馬たち』
神話兵器。刀身が白と黒に染まった、一対の双短剣。
白い短剣は水の力を、黒い短剣は炎の力をその身に宿す。
信仰者がティシュトリヤの名を永遠に残すのなら、
宿敵であるアパオシャの名もまた、分かち難い影のように共に残る。
ティシュトリヤ神の熱心な信仰者だけが、この神話兵器の隠し場所を知っている。

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