ギャン

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ギャン - (2022/03/13 (日) 19:12:41) の編集履歴(バックアップ)


ギャン
GYAN
登場作品 機動戦士ガンダム
型式番号 YMS-15
全高 19.9m
重量 52.7t
所属 ジオン公国軍
搭乗者 マ・クベ
武装 ビーム・サーベル
ニードル・ミサイル
ハイド・ボンブ
ミサイル・シールド


【設定】

ジオン公国軍で次期主力機候補として開発された試作型モビルスーツ。
ゲルググと次期主力機の座を争ったが、汎用性が高いゲルググが採用された。
中世ヨーロッパの騎士が装備していたフルプレート鎧のような外見が特徴。
ドムヅダを作ったツィマッド社製で、ビーム・ライフルが装備できない代わりにシールドに様々な武装を付け、完全なまでに白兵戦特化となっている。
元々出来レースとの話もあるが、明らかに次期主力機コンペの敗北原因はグフ以上に扱いづらい極端な白兵戦仕様からだと思われる。
YMSの型番の通り、本機はコンペに敗れた試作機をマ・クベが受領したものである。

直系の発展機には、ZZにでてくるR・ジャジャ、F90に登場するRFギャンが存在するのみだが「ギャンが正式に量産機として採用されていたら?」という想像しやすいifがあるためか多様なif機が存在する。
改修機としてR・ジャジャへの過渡期となるGジェネオリジナル機体「ギャン改」にとどまらず、ギレンの野望ではジオンでプレイすると「ゲルググ量産化計画」と「ギャン量産化計画」(いずれも初期型の開発が終了することが条件)が提案され、二者択一で発展させることが出来る。ギャンを採用すれば「量産型ギャン」「ギャンキャノン」「高機動型ギャン」「ギャン・クリーガー」「ギャン・マリーネ」が提案され、数多くのエース専用機にも派生する。バランスや使いやすさはゲルググの方がいいが、ギャン系はいずれも格闘性能が優秀、実弾系特化なこともあり、使う状況を見極めると高い戦果を発揮できる玄人向けといった具合。


【原作の活躍】

テキサスコロニーにてマ・クベが搭乗。ハイド・ボンブによる撹乱から得意の接近戦に持ち込んだが、NTとして覚醒したアムロ・レイに敵わず敗北、機体は大破し、マ・クベも死亡した。
なお、劇場版ではこの戦闘はカットされた。

「若き彗星の肖像」ではア・バオア・クー脱出時にシャアと共にドズルの忘れ形見を護衛していたが、ビームの直撃弾を受け機体は爆散した。


【武装説明】

ビーム・サーベル

太めの刀身が特徴の本機専用のビーム・サーベル。
白兵戦用MSらしく高出力かつレイピアのような貫通力を重視した作りとなっている。

ニードル・ミサイル

シールドに内蔵された小型のミサイル。
威力は低いが、威嚇や牽制に有効。

ハイド・ボンブ

シールドに内蔵された宇宙機雷。

ミサイル・シールド

防御兵装のはずのシールドにニードル・ミサイルとハイド・ボンブ(浮遊機雷)という爆発物の塊を大量に詰め込んだ盾。
破損したら大爆発を引き起こすとよくツッコミを受けているが、ガンダム全シリーズを見ても現在のところ武装搭載盾はビーム砲搭載の物くらいしか破壊された描写はなかったりする。
ちなみに現在の現実世界の技術ですらミサイルはそう簡単に誘爆しないように設計済みとのことなので、宇宙世紀ともなればその辺りの対策は問題ないと考えるのが妥当だろう。
余談だが、この"火器(=爆発物)を積んだ盾"はビーム・シールドが普及するU.C.0123年以前の各時代に必ず1種類は登場する。


【パイロット説明】

マ・クベ

CV. 塩沢 兼人 / 田中 正彦(代役) / 山崎 たくみ(THE ORIGIN)

キシリア配下のジオン公国突撃機動軍所属の大佐。
地球上における公国軍最重要拠点であり、宇宙に大量の資源を送っていたオデッサの指揮官。
ジオン軍に多いパイロット上がりの武人ではなく官僚タイプの将校。
このため、キシリアと(ギレン程ではないが)仲が悪いドズル配下のランバ・ラル隊に配備されるはずであったドム等の補給物資をケチる等、敵軍だけでなく、自軍にすら謀略を巡らせていた。
ただ、TV版でのホワイトベースをあと一歩まで追い詰めた時の一連の作戦の流れは流石の一言。
オデッサ陥落後は宇宙に上がりテキサスコロニーでガンダムと対峙したが、敗北し戦死した。

劇場版では扱いが変わりテキサスコロニーでの出来事がソロモン海戦前に移動したためギャンでの戦闘はカット、ソロモン海戦にキシリアが出した援軍として向かっていたが間に合わず、脱出した非戦闘員(ドズルの妻であるゼナと娘のミネバを含む)を回収・撤退してそのままフェードアウト、「若き彗星の肖像」ではア・バオア・クーでも二人を連れて脱出したが、ギャンに搭乗して護衛の途中、ビームの直撃を受け戦死した。

ちなみに、バーニィが乗った機体として有名なザク改はマ・クベが提唱した、MSの部品の規格をすべて統一する「統合整備計画」によってザクをリファインしたもの。

「THE ORIGIN」ではオデッサでギャンに搭乗。水爆ミサイルの失敗を自分の責任としたり、ギレンの「オデッサ陥落の際は地球の主要都市を核攻撃せよ」との命令を拒否したり、自らギャンを駆って殿軍を務めたりとアニメ版とは違った印象を受ける。更にギャンの量産化を拒否したのも彼の発言による。
最期は連邦軍の部隊を道連れに自爆し、戦死。

【原作名台詞】

  • 「これでジオンは後10年戦える。」
  • 「ウラガン、あの壺をキシリア様に届けてくれよ…あれは…いい物だ!!」
  • 「マ・クベの名はギャンと共に記憶されるべきだ」(THE ORIGIN)


【ゲーム内の活躍】

連邦VSジオンシリーズ、エゥーゴVSティターンズシリーズ

見た目通りの格闘機ながら、マシンガンとほぼ同じ性能のミサイル、密着で当てれば大ダメージのハイド・ボンブといった射撃も併せ持つ。
もちろん格闘も高性能で、伸びや威力が非常に優秀。
なお、盾は連ジ無印では決して破壊されることはなかった。DX以降一定ダメージを受けると破壊されるようになり、そうなると射撃が全くできなくなる。

EXVS.FB

コスト2000で登場。
メインにニードル・ミサイル、サブ射撃にハイド・ボンブを備え、アシストとしてアッザム(特射)、シャア専用ゲルググ(CS)を召喚し攻撃する。
見た目通り近接型の機体で、飛び上がり格闘として優秀な後格、一定の攻撃を防ぐシールドを駆使し、擬似タイマンに持ち込む白兵戦を得意とする。
接近戦に持ち込めばこちらのもので、押し付け性能の高いメイン、サブ、格闘により自衛力の低い機体なら一気に狩り殺しにいける。
射撃戦は得意ではないが、シャア専用ゲルググのBR三連射により、最低限の援護は可能。

覚醒技はオデッサ戦で使用した水爆ミサイル。

EXVS.MB

特に変更点は無いが、特格のシールドの存在から通常のシールドガードではガードブレイクを起こすFドライブで攻める相手には滅法強い。自身もFドライブとの相性が良く、白兵戦での強さは健在である。

因みに覚醒時のエフェクトに壺の音色が追加された。
また、「アニメ版初代」といった立ち位置のガンダム(Gメカ)のアムロとの会話が多い。

FORCE

アッザムとシャアゲルの削減により、落下テクと射撃武装をいっぺんに失った。

MBON



【勝利・敗北ポーズ】

勝利時

通常時:連続突きをした後、フェンシングポーズでビシッと決める。
アシスト召喚中に勝利:こちらに向かって小走りし、シャア専用ゲルググと一緒に並び、睨み合う。
  • TV版でシャアが救援に来た際に「手を出すなシャア!!」と言いつつ止めたシーンの再現。

敗北時

機体の胴体部分から大きなスパークを発し、爆散する。
TV版での最期の再現と思われる。

【勝利・敗北ポーズ】(GVS)

勝利時

通常時:連続突きをした後、フェンシングポーズでビシッと決める
覚醒時:ビーム・サーベルを横に振った後、サーベルを上に向けてポーズ

敗北時

機体の胴体部分から大きなスパークを発し、爆散する


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

サザキ・ススムの愛機として第1話より登場し、ウイングガンダムを倒す金星を挙げた。
同話で彼は主人公イオリ・セイの機体を欲していたので活躍は1話で終わりかと思いきや、その後も盾を両手に持ってマ・クベのノーマルスーツカラー、盾はアッザムカラーにした「ギャンギャギャン」
色はノーマルに戻し、分離合体ができる支援メカ「ヴァリュアブルポッド」と合体しギャンギャギャンの弾幕戦とギャンの格闘能力を発展させた「ギャンバルカン」などを披露した。
その後、彼はギャンバルカンとともに世界大会で好成績を収めたそうだ。


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