【設定】
ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の航宙貨物船。
三角錐状の船体が特徴的で、大気圏内の飛行能力を持ち、宇宙と地球を往復する事も可能である。
本来は戦闘用の船では無い為、デブリ破砕用のロケット弾などは装備しているが、基本的に武装は装備していない。
ただし、内部にはスキウレ砲などの火器が置かれており、艦載機の
ギラ・ズールがそれらを用いて戦闘を行っている。
【原作の活躍】
「リバコーナ貨物」という民間の輸送船に偽装し、特命により工業コロニー「インダストリアル7」に寄港する。
「ラプラスの箱」をめぐる戦いに巻き込まれた
バナージ・リンクスと
ユニコーンガンダムとは時に敵対し、時に味方となるなど関わっていく。
【艦長】
スベロア・ジンネマン
CV:手塚 秀彰
ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の偽装貨物船ガランシェールの船長。
一年戦争以前からジオン軍に所属していた歴戦の勇士であり、部下からは「キャプテン」、
マリーダ・クルスからは「マスター」と呼ばれ慕われている。
一年戦争時に連邦軍の虐殺行為によって家族を失っており、その頃から連邦への憎悪に駆られてしまった。
マリーダを養子として迎え入れた際に名付けた「マリィ・ジンネマン」も元は死亡した実の娘の名前である。
【原作名台詞】
- 「俺達を否定するのはいい。だが被害者根性でふて腐れるのはやめろ。ギルボアを墜としたのが一人前のパイロットなら諦めもつくが、覚悟も無いガキだったというのは許せん」
- 小説第6巻より。砂漠でネガティブ状態に陥るバナージにかけた言葉。アニメ版では「被害者根性で不貞腐れるのはやめろ。墜とされたギルボアが浮かばれん」となっている。
- ジンネマン「悲しいな…。悲しくなくするために生きているはずなのに、なんでだろうな…。…バナージ?」
バナージ「わかってますよ…! 男が人前で泣くものじゃないっていうんでしょう…!?」
ジンネマン「いや…人を想って流す涙は別だ。何があっても泣かないなんて奴を俺は信用しない」- 砂漠をバナージと共に彷徨っている際の会話。憎悪に取り憑かれても優しさを捨て去ったわけではないジンネマンを象徴する台詞。この会話でバナージはジンネマンの人柄を知る。
- 「こんなのは戦争じゃないと言ったな? 目を開けてよく見てみろ! こんな事が起きるのが戦争だ!」
「主義も名誉も尊厳も無い! 殺す奴がいて殺される奴がいるだけの事、怨念返しの何が悪い!? 俺達の戦争はまだ終わっちゃいないんだ!!」- シャンブロによる一方的な攻撃で民間人にまで被害が及ぶトリントンの惨状を非難するバナージに対して、隠していた憎悪を剥き出しにして叫ぶ。家族を失ったジンネマンの境遇を考えるとあまりに重く、何より長年に渡って戦争・紛争が絶えず勃発している現実にも深く突き刺さる悲痛な名台詞だが、バナージは決して認める事はなく「悲しいから、悲しくなくするために人は生きてるんだってあんたはそう言った!」と言い返してみせた。そしてジンネマンも流石に思うところがありシャンブロを止めるために出撃したバナージを制止はしなかった。
【搭乗員】
フラスト・スコール
CV:小山 力也
ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の偽装貨物船ガランシェールの操舵手。
一年戦争時点では子供であったが、「少年挺身隊」としてジオン軍基地の小間使いに動員され、連邦軍の捕虜になったという過去を持つ。
船長であるジンネマンとは長い付き合いだが、彼の憎悪には思う所があり、バナージと取っ組み合いになった際は彼を無視した事も。
【原作名台詞】
- 「すいませんが今、手が離せないんで。ご自分で何とかしてください。」
- トリントン基地の虐殺が行われる中で、バナージと取っ組み合いになり、助けを求めたジンネマンに対しての台詞。
この時のフラストは操縦席には座っているが、わざとらしく頭の後ろで手を組みながら艦長にこれを言ってのけた。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.FORCE
部隊戦の戦艦として登場。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
敗北ポーズ
最終更新:2024年06月28日 13:21