【設定】
独立治安維持部隊アロウズの解体後に導入された、地球連邦平和維持軍の新たな宇宙戦艦。
旧AEUスタッフの主導で開発が進められており、疑似太陽炉を4基搭載する事でトランザム航行が可能となった。
武装面においても艦首に大型ビーム砲、両サイドにミサイルコンテナハッチを装備する他、GNフィールドも展開可能と、
プトレマイオス2の様に攻防優れた性能を持つ。
先端部のカタパルト兼格納庫には最大22機のMSを搭載可能で、更に外付ながらも戦艦クラスの大きさを持つMA・ガデラーザを曳航する事も出来る。
3隻が建造され、1番艦がナイル、2番艦がチグリスと名付けられている。3番艦は名称不明だが、四大文明の河川に由来した名前と推測される。
【原作での活躍】
2番艦チグリスが火星圏へ向かう先遣艦隊の旗艦として登場。
火星駐屯艦のバイカル級2隻と合流し、遭遇したELSを敵性勢力とみなして攻撃を行うが、圧倒的な物量の前に押し切られ他2隻共々ELSに侵食されてしまい、それを見かねたデカルトによりガデラーザのGNブラスターで撃沈された。
1番艦ナイルと3番艦は地球圏防衛艦隊に戦力として配備された。
【パイロット説明】
キム
CV:浜田賢二
人革連軍の司令官。対
ガンダム部隊を創設し、ガンダムの鹵獲をセルゲイに命じた。
隊の人選を一任し、彼が独断で
ガンダムと交戦したり、作戦に失敗し大きな損耗を出しても起用し続けるなど、セルゲイの能力を高く評価していたようだ。
またセルゲイよりも高齢と思われるが、かなり若々しいイケメンである。
2ndシーズンでは地球連邦正規軍の人革連領方面軍の司令を務める中将となっている。
ピーリスの出自を扱いかねて彼女をセルゲイに託し、メメントモリが使用された時は箝口令を伝えた。
いずれ正規軍がアロウズに吸収されるであろうことを見越してホーマーからの要請を受け、アロウズ転属後の将官待遇と引き換えに、セルゲイを軌道エレベーターを占拠したクーデター派への密使として送るという裏取引を行ったが、セルゲイ抹殺というアロウズの本当の目的には気付かなかった。
劇場版では階級は中将のままで、髭を生やしている。
クラウスと共にELSの研究施設を訪れた際は、ELSに侵食されたアーミアの姿を見て驚愕し、ELSの脅威を認識した。その後、木星から地球圏に接近するELSと、火星圏にて接触を図るための先遣調査艦隊の司令に志願。
ナイル級2番艦チグリスの艦長として、同じく部隊の一員となったデカルトのガデラーザを乗艦の下部に係留し、トランザム航行で数週間をかけて火星圏へ向かった。出世欲に取りつかれていることを自覚しており、部下に志願理由を尋ねられた際には“ロシアの荒熊”ことセルゲイの話を持ち出し「一度はセルゲイの様に生きてみたいと思ったからだ」と答えた。
到着後、火星駐屯艦のバイカル級2隻と合流し、遭遇したELSを敵性勢力とみなして攻撃を行うが、圧倒的な物量の前に押し切られ、現実を認められぬままELSに侵食されてしまい、それを見かねたデカルトのガデラーザの攻撃により、乗艦を撃沈され、死亡した。
【原作名台詞】
- 「出世欲に取りつかれた私の人生だが、人類存亡の危機となれば……一度ぐらい彼のように生きてみたいと思ったのだよ。」
- 劇場版で、副官にELS調査隊に志願した理由を聞かれての返答。
- 「認めぬ…これが現実だと…!?」
- 最期の言葉。浸食し同化するELSの力を目の当たりにし、自分が浸食される現実を認めようとしなかった。
【ゲーム内での活躍】
EXVS.MB(EXVS.MBON)
ステージ「絶対防衛ライン」に登場。
ナイル自身が戦闘エリアになっており、小型ELSが刺さっていたり、ELSに浸食されている。
最終更新:2023年01月03日 11:57