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折れぬ心 - (2014/10/09 (木) 15:10:33) のソース
*折れぬ心 #areaedit() **[[禁忌の胎動>15th]] COMMAND C-97 青 1-3-0 U 【[[ターン1枚制限>1枚制限]]】 [[プリベント(9)>プリベント(X)]] (常時):自軍本国を5回復する。[[このターン]]、(この[[効果の解決]]までに)敵軍効果によって自軍カードの[[プレイ]]が無効にされている場合、さらに、自軍本国を10回復する。 ---- 「[[禁忌の胎動>15th]]」にて全色共通で追加された、自軍カードを[[カウンター]]されたターン中にプレイすると追加効果を発生させるコマンドカード。[[青]]は基本の効果も追加の効果も回復となっている。 普通に使った場合の効果は、常時[[タイミング]]の5点回復。[[プリベント>プリベント(X)]]や[[ターン1枚制限>1枚制限]]を持つ事などの違いはあるが、概ね[[半舷上陸]]と同じ効果である。つまり、3国力のカードとしては明らかにパワー不足であり、追加効果の発動を狙わないのであれば[[デッキ]]に投入する意味は無いと言えるだろう。 追加効果が発動した場合、回復量は一気に元の3倍の15まで跳ね上がる。これは5国力のカードである[[抱擁]]と同値であり、3国力のカードとしては破格の値。その上で常時タイミングでプレイ可能、[[プリベント>プリベント(X)]]の値も[[抱擁]]より高いなど、非常に強力な回復カードに変貌する。 ただ問題は、[[カウンター]]を使ってくる相手がどれだけ居るのか、という事である。最近では[[双極の閃光]]の登場によって、3国力以上のデッキであればどんなデッキでも[[カウンター]]を使用してくる事があり得る環境にはなったが、それでも[[赤]]以外のデッキに実際に[[カウンター]]される事は稀。相手が[[カウンター]]を使ってこなければ十分なパワーを発揮できない以上、メインから投入するのは躊躇われる。 では[[赤]]相手のサイドカードとしてなら優秀なのか、と言われるとこれも難しい。一般的に、[[カウンター]]入りの[[赤]]デッキというのは低速のコントロールデッキである場合が多く、攻撃力は低くなるものである。そうした相手に対しては、わざわざ回復を積み増す必要性は低いし、何より回復量が同じ[[抱擁]]のプレイが普通に間に合うため、コストが軽い代わりに限定状況でしか活躍できないという性質を持つ[[このカード]]を優先する理由は乏しい。 そもそも、このカードが15点回復の条件を満たすという事は、何かしらの自軍カードが[[カウンター]]された事を意味する。相手の[[カウンター]]戦略が有効に機能した後にはじめて効果を発揮できる、というこのカードの性質は対策カードとしては後ろ向き過ぎる感が否めない。自軍の切り札を妨害された後でちょっと多めの回復ができたからといって、盤面をひっくり返せるという訳でもない。[[カウンター]]の対策という視点で言えば、相手の[[カウンター]]戦略そのものを妨害する[[レジスタンス]]などを用いた方が遥かに有効であろう。 展開スピードと[[カウンター]]を兼ね備えた[[アフリカロック]]のようなデッキ相手のサイドカードとしてであれば、それなりに見所があると言えるだろうか。ただ、その場合でも[[アフリカ独立解放戦線]]や[[幻のコロニー]]を妨害できるオペ割の方が重要なので、優先順位としては高いとは言えない。 **参考 「[[禁忌の胎動>15th]]」の、[[カウンター]]を条件に追加効果の発生するコマンドの[[サイクル]]。 -折れぬ心 -[[犠牲の上に]] -[[固執]] -[[稚拙な策謀]] -[[徹底抗戦]] -[[駆り立てるもの]] #areaedit(end) ----