重すぎる代償
蒼海の死闘
COMMAND C-70 青 1-2-1 C
【代替コスト>〔*〕:ジャンクヤードにある「重すぎる代償」1枚をゲームから取り除く】
(自軍配備フェイズ):オペレーション1枚を破壊する。代替コストを支払った場合、さらにオペレーション1枚を破壊する。
(自軍配備フェイズ):オペレーション1枚を破壊する。代替コストを支払った場合、さらにオペレーション1枚を破壊する。
普通に使った場合の性能は、お世辞にも高い方とは言えない。タイミングが自軍配備フェイズのみである事、資源コストがかかること、合計国力が2である事など、全面的に戦略的勝利《1st》を下回る性能であるからだ。なので、このカードをデッキに入れるのであれば、最低でも2枚以上、できれば3枚をデッキに投入し、代替コストの成立を目指すのは必須と言えるだろう。
代替コストを支払った場合は、通常の効果に加えてさらにオペをもう1枚破壊する効果が追加される。除外するカードはプレイしてジャンク送りにしたものでなくとも構わないので、政治特権やパイロットの現地徴用で廃棄したものを用いたりといった方法で代替コストを成立させることも出来る。
仮に1枚目を普通にプレイし、後に代替コストを支払って2枚目をプレイしたと仮定した場合、最終的に2枚のカードを用いて3枚のオペレーションを破壊するという計算になる。更に3枚目をプレイした場合は、合計で5枚のオペレーションを破壊できる事になる。つまり、枚数面でのアドバンテージを取れる可能性があるオペ割である、という事である。1枚を使って1枚を割る、というのが基本となる低国力のオペ割りとしては珍しい性質であると言えるだろう。赤や茶などの、オペレーションを多用するデッキに対しては、相手の戦略を潰した上でアドバンテージを取れるという非常に優秀なカードとして機能させられることになる。
ただ、相手が大量のオペを並べるデッキでなければ、このカードの破壊力はオーバーキル状態になりがちである。代替コストの性質上3枚積みが推奨されるカードではあるが、メインデッキからこのカードを3枚も入れてしまうとデッキ自体のパワーが落ちてしまうし、かといってサイドボードに3枚入れるというのもそれはそれでデッキの対応力を損ねる事になりかねない。
そもそも、大量のオペ割を行いたいのであれば戦略的勝利《22nd》や白いモビルスーツの伝説といった選択肢もあるため、ある程度のお膳立てが必須となるこのカードをあえて採用すべき理由というのはそれ程多くないというのが実情である。強いて言うならば、2国力以下のカードで纏めたウィニーデッキで大量のオペ割りをしたいのであれば検討する価値はある、という程度であろうか。
そもそも、大量のオペ割を行いたいのであれば戦略的勝利《22nd》や白いモビルスーツの伝説といった選択肢もあるため、ある程度のお膳立てが必須となるこのカードをあえて採用すべき理由というのはそれ程多くないというのが実情である。強いて言うならば、2国力以下のカードで纏めたウィニーデッキで大量のオペ割りをしたいのであれば検討する価値はある、という程度であろうか。