紅き血染めの月が爛々と主張する魔都平安京ーーー
「……ふざけやがって」
紅き血染めの月に負けないぐらい赤い紅い目をしたミミックがいたーーー
ミミックの名は興猫(ふうなお)
ミミックはミミックでも戦闘用ミミックであるーーー
ミミックはミミックでも戦闘用ミミックであるーーー
ミミックとはバイオウェル社が開発・製造している人工生命体。
興猫の世界は放射線や紫外線が増大した影響により人間は日中の活動が制限されるようになってしまった。主活動が夜と制限された人類は考えたーーー
考えた結果、日中の労働を担える人工生命体ーーーミミックを開発した。
考えた結果、日中の労働を担える人工生命体ーーーミミックを開発した。
(くそ、あの人間のガキ達……どうやってアタシを……?)
興猫はメフィスとフェレスを人間の子供と勘違いをしている。
人間に復讐を果たすべく、革命の決行まで身を潜めていた自分を拉致した方法に興猫は疑問を抱く。
興猫はメフィスとフェレスを人間の子供と勘違いをしている。
人間に復讐を果たすべく、革命の決行まで身を潜めていた自分を拉致した方法に興猫は疑問を抱く。
(それに……捕らえた癖に処分しないなんて…・…)
「ふん……アタシを見世物として扱うってわけか」
元々は普通のミミックだったーーー
しかし、人間により興猫は改造されて、戦闘用ミミックとされてしまったのだーーー
戦闘用のミミックの末路は体よく利用されて最後は廃棄処分ーーー
「ふん……アタシを見世物として扱うってわけか」
元々は普通のミミックだったーーー
しかし、人間により興猫は改造されて、戦闘用ミミックとされてしまったのだーーー
戦闘用のミミックの末路は体よく利用されて最後は廃棄処分ーーー
「はん……・上等じゃないか」
(ここで、処分しなかったことを後悔させてやるよッ!)
興猫はこの殺し合いはおそらく、人間共の見世物であると、考えた。
それなら、処分しなかったのもうなずけると、興猫は納得した。
(ここで、処分しなかったことを後悔させてやるよッ!)
興猫はこの殺し合いはおそらく、人間共の見世物であると、考えた。
それなら、処分しなかったのもうなずけると、興猫は納得した。
「そこの娘、ちと止まるのじゃ!」
「……あん?」
「……あん?」
言葉をかけられ、不満げな顔で振り向く興猫。
「ほ……!髪の色……異人の娘か」
「何なんだよ……アンタ?」
奇妙な喋り方をする人間に興猫は眉を顰める。
奇妙な喋り方をする人間に興猫は眉を顰める。
「ふん!言葉は通じるようだが、やはり教養がない南蛮娘か……麿は、一条公麿三位中納言じゃ」
男の名は一条公麿三位中納言。
帝に仕える公家の一人。
男の名は一条公麿三位中納言。
帝に仕える公家の一人。
「それで、その一条なんたらさんはアタシに何の用だい?」
「何。徳川の愚かな所業を即刻辞めさせるよう、帝に言状奉るために向かっておったのだが、娘の姿は見えたのでな……」
麿はそういうと、興猫の姿をジロジロと舐めまわすかのように視線を動かすーーー
麿はそういうと、興猫の姿をジロジロと舐めまわすかのように視線を動かすーーー
「……」
(なんだ、この人間。アタシを気持ち悪い目で見やがって……)
興猫は人間の視線に嫌悪感を抱くーーー
(なんだ、この人間。アタシを気持ち悪い目で見やがって……)
興猫は人間の視線に嫌悪感を抱くーーー
「ふむ。合格じゃ。そなたを麿の側室としてやろう」
「…あ?」
(この人間……アタシを愛玩用とするつもりなのか!?)
「…あ?」
(この人間……アタシを愛玩用とするつもりなのか!?)
麿はなんと、興猫の肢体を見て、劣情を催した。
「南蛮娘を側室とするのも、また一興でごじゃる」
言い終わると麿はにちゃ〜と口元を歪ませるーーー
言い終わると麿はにちゃ〜と口元を歪ませるーーー
「ッ……ふざけてんのか!!そんな誘い、断らせてもらうよ!!!」
当たり前だといわんばかりに興猫は罵声を込めてにべもなく断るが、それを聞いた麿は体をプルプルと震えると、顔を真っ赤に染め上げーーー
当たり前だといわんばかりに興猫は罵声を込めてにべもなく断るが、それを聞いた麿は体をプルプルと震えると、顔を真っ赤に染め上げーーー
「だまりゃ!麿は恐れ多くも帝より三位の位を賜わり中納言を務めた身じゃ!すなわち帝の臣である!その麿の誘いを断るとは言語道断!この事直ちに帝に言上し、きっと公儀に掛け合うてくれる故、心しておじゃれ!」
心しても何も、そんなふざけた言上など、公儀が掛け合うはずもないのだが、意味も分からず殺し合いを強要されたのか、麿も頭が混乱しているのだろうーーー
「……そーかよ」
興猫は左手首を外すと仕込んであるブレードでよく分かんない用語を交えて長々と話す男の喉を切裂いた。
男はあっけなく地に倒れ、生命を失った。
ここでは、位など殺し合う上でなんのアドバンテージにもならない。
ここでは、位など殺し合う上でなんのアドバンテージにもならない。
【一条公麿三位中納言@水戸黄門 死亡確認】
「どうやら、やっぱりクズな人間共が、うじゃうじゃといるみたいだね……」
吐き捨てるかのように言葉を発すると、死体を蹴とばすーーー
吐き捨てるかのように言葉を発すると、死体を蹴とばすーーー
「人間に負けるわけにはいかない」
そう、興猫は戦闘用ミミックなのだ。
戦闘用ミミックが戦闘で敗れたら、自分……そして、同じように改造された姉の存在価値は無と帰してしまうーーー
そう、興猫は戦闘用ミミックなのだ。
戦闘用ミミックが戦闘で敗れたら、自分……そして、同じように改造された姉の存在価値は無と帰してしまうーーー
興猫は右目の眼帯をさするーーー
「優勝するのはアタシ。願いを叶える権利はこの興猫がもらうよ」
(そして、その後は……覚悟しておけよ)
彼女は殺すーーー自らの存在価値を失わないためにーーーーー
(そして、その後は……覚悟しておけよ)
彼女は殺すーーー自らの存在価値を失わないためにーーーーー
【興猫@この晴れた空の下で 】
[状態]:健康
[装備]:腕に仕込んであるブレード@この晴れた空の下で ナイフ サブマシンガン 弾セット
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1 麿のランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:優勝(願いを叶えさせたら、あの双子の人間を殺す)
1:人間は殺す
2:人間以外の参加者に遭遇したら、そのときは、一度考える(殺すか協力を結ぶか)
[備考]
※参戦時期は廃墟で玲一と決着をつける前
[状態]:健康
[装備]:腕に仕込んであるブレード@この晴れた空の下で ナイフ サブマシンガン 弾セット
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1 麿のランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:優勝(願いを叶えさせたら、あの双子の人間を殺す)
1:人間は殺す
2:人間以外の参加者に遭遇したら、そのときは、一度考える(殺すか協力を結ぶか)
[備考]
※参戦時期は廃墟で玲一と決着をつける前
【仕込みブレード@この晴れた空の下で】
人間に改造されたことにより、左腕に仕組まれたブレード。手首を外すことで武器として使用できる
体に仕組まれているので、支給品とは別扱いとなる。
人間に改造されたことにより、左腕に仕組まれたブレード。手首を外すことで武器として使用できる
体に仕組まれているので、支給品とは別扱いとなる。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「はぁ…はぁ…はぁ…」
血の気が引いた顔で逃げる少女がいたーーー
血の気が引いた顔で逃げる少女がいたーーー
少女の名は斎木有理。
星ノ宮女子高等学校の特殊教育課程に進んだ生徒。
星ノ宮女子高等学校の特殊教育課程に進んだ生徒。
(もっと早く離れないと……)
有理は息が切れるのも構わず走り逃げるーーー
それは、普段の有理からは見られない姿ーーー
有理は息が切れるのも構わず走り逃げるーーー
それは、普段の有理からは見られない姿ーーー
(殺した……!!)
そう、有理は見てしまったーーー
興猫が公家のような出で立ちをした男を殺した瞬間をーーー
そう、有理は見てしまったーーー
興猫が公家のような出で立ちをした男を殺した瞬間をーーー
(あんな危険な女と交流は……できない!)
非常に頭が切れ、IQ300と言われる有理……彼女はパニックに陥っている。
非常に頭が切れ、IQ300と言われる有理……彼女はパニックに陥っている。
【斎木有理@BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣 】
[状態]:疲労(中) パニック
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:元の世界へ帰り兄弟を探す
1:危険な女(興猫)から逃げる
2:殺し合い……本当なのか!?
[備考]
※参戦時期は少なくとも間章「心はかえなくても」後。絆エピソードの進行度などの詳細は後続の書き手様に委ねます。
[状態]:疲労(中) パニック
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:元の世界へ帰り兄弟を探す
1:危険な女(興猫)から逃げる
2:殺し合い……本当なのか!?
[備考]
※参戦時期は少なくとも間章「心はかえなくても」後。絆エピソードの進行度などの詳細は後続の書き手様に委ねます。