すれ違いーーーーー時間や位置などがずれて、会えるはずが会えないこと。
デジタル大辞典(小学館)より引用。
デジタル大辞典(小学館)より引用。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
一心不乱に走る北条鉄平。
一心不乱に走る北条鉄平。
「どこや……どこに行ったんや……・」
強面の外見に似合わない憔悴しきった顔と声―――
強面の外見に似合わない憔悴しきった顔と声―――
しかし、それでも鉄平は走る。走る。走る。
「頼まれたんです。沙都子ちゃんに、あなたを助けてくれって」
TVのヒーローのように、自分を守ってくれた少年が発した言葉。
TVのヒーローのように、自分を守ってくれた少年が発した言葉。
その言葉は、鉄平の心を何度でも救う。
姪が”ろくでもなかった”自分に心を開いてくれている証拠。
姪が”ろくでもなかった”自分に心を開いてくれている証拠。
「沙都子―――――!!!」
故に鉄平は探す。
故に鉄平は探す。
己がしてきていた罪を少しでも償うために。
そして、姪である沙都子を護るために。
そして、姪である沙都子を護るために。
紅き月の下を鉄平は走る―――
☆彡 ☆彡 ☆彡
『じゃあ、第一回放送の時にでもまた会おう、ボン・ボヤージュ!』
ディメーンによる放送が流れ終わると、零児と美炎は各自名簿をチェックした。
(可奈美に麻衣……それに薫さんにエレンさんに糸見さんまで!?)
美炎は名簿に記されている知り合いの数の多さに顔を強張らせる。
美炎は名簿に記されている知り合いの数の多さに顔を強張らせる。
(正直……支給品に”千鳥”がある以上、可奈美はいるのではないかと思っていたけど……)
―――ということは、他の皆の御刀も支給されているのだろうか?
(清光……)
美炎は自分の御刀である清光が悪人の手に渡っていないことを祈る―――
美炎は自分の御刀である清光が悪人の手に渡っていないことを祈る―――
(……可奈美には申し訳ないけど、清香にちぃ姉や隊の皆がいないのは、喜んでいいのかな……)
一方、美炎が所属している赤羽刀調査隊のメンバーが巻き込まれていないことに複雑ながらも美炎はホッとする。
一方、美炎が所属している赤羽刀調査隊のメンバーが巻き込まれていないことに複雑ながらも美炎はホッとする。
(それと……十条さん……)
―――十条姫和。
―――十条姫和。
可奈美と仲が良い刀使だったがタギツヒメに取り込まれてしまった。
(これ以上、可奈美が悲しむのは、私、見たくない……私が十条さんを救わないと)
美炎はケツイする―――
必ず、自分が救って見せると―――
美炎はケツイする―――
必ず、自分が救って見せると―――
「零児さん。確認終わりました。零児さんのしり……!?」
確認作業を終えた美炎は、同行者の零児に声をかけるが―――
確認作業を終えた美炎は、同行者の零児に声をかけるが―――
「……」
―――小夜。
名簿に記されているのは、零児にとって因縁の相手。
(ということは、やはり奴らは”死した魂”を利用することができるということか……)
小夜が蘇っていることから零児は予想した通り、双子並びに背後に居るであろう黒幕は”死した魂”を利用して企んでいるのだと判断する。
小夜が蘇っていることから零児は予想した通り、双子並びに背後に居るであろう黒幕は”死した魂”を利用して企んでいるのだと判断する。
(それにしても、こう何度も蘇られると辟易するが……)
―――いいさ、何度でも地獄に送ってやる。
―――いいさ、何度でも地獄に送ってやる。
それは、幾度対峙しようとも揺るがない零児のケツイ―――
そのケツイは、零児と小夜の変わらぬ関係を示す―――
そのケツイは、零児と小夜の変わらぬ関係を示す―――
(……と言いたいことだが、この異常事態……手を借りなければならないことも考慮しなければならないな)
今は、小夜との因縁よりもこの陰謀を阻止することが第一優先。
改めて小夜を地獄へ送ることをケツイしつつも共闘への可能性も残しておく零児。
改めて小夜を地獄へ送ることをケツイしつつも共闘への可能性も残しておく零児。
「あの……零児さん?」
「!?……・すまない。知り合いはいたのか?」
美炎の呼びかけに零児は意識を前の美炎に戻す―――
「!?……・すまない。知り合いはいたのか?」
美炎の呼びかけに零児は意識を前の美炎に戻す―――
「あ、はい」
―――なんだろう。零児さんの顔……殺気?
―――なんだろう。零児さんの顔……殺気?
それは、荒魂を斬り、祓うのとは違う。
明確な他者への殺意―――
明確な他者への殺意―――
美炎は零児の先ほどの様子に少し戸惑いながらも答える。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「結構多いな……」
美炎の知り合いが思ったよりも多い事に零児は同情する―――
美炎の知り合いが思ったよりも多い事に零児は同情する―――
「いえ、皆、揃って生きて帰ります。……絶対に!!」
「そうか……」
「そうか……」
―――おそらく、それは、厳しいだろう。
この殺し合いに呼ばれた参加者は100人を超える大所帯。
中には、殺し合いに乗っているであろう参加者も少なくはないはずだ。
美炎の話を聞く限りでは、彼女達、刀使は多少なりとも荒魂なる異形との戦闘経験はあるようだが、これは”殺し合い”。いざとなるとき、”相手を殺す”覚悟がなければ命を落とす確率はどうしても高くなる。
中には、殺し合いに乗っているであろう参加者も少なくはないはずだ。
美炎の話を聞く限りでは、彼女達、刀使は多少なりとも荒魂なる異形との戦闘経験はあるようだが、これは”殺し合い”。いざとなるとき、”相手を殺す”覚悟がなければ命を落とす確率はどうしても高くなる。
零児はそう思いつつも口に出すのは抑える―――
「それと、この”フェイト”という名前なんですが……」
「例の勇者に神様に超能力者、魔法に近未来からの転移者 か?」
何度、聞かされても零児の頭を悩ませる異世界案件。
「例の勇者に神様に超能力者、魔法に近未来からの転移者 か?」
何度、聞かされても零児の頭を悩ませる異世界案件。
「あ、はい。フェイトちゃんは魔法少女です」
(でも、フェイトちゃんだけなんだ……)
あの時、知り合った魔法少女は他に”なのは”はやて”と2人いたはずだが、どうやら名簿には一人しか記載されていない。
美炎は名簿の名前を挙げつつも疑問を抱いた。
(でも、フェイトちゃんだけなんだ……)
あの時、知り合った魔法少女は他に”なのは”はやて”と2人いたはずだが、どうやら名簿には一人しか記載されていない。
美炎は名簿の名前を挙げつつも疑問を抱いた。
「そいつは重畳だ」
零児はそう答えた。
零児はそう答えた。
あの悪魔の名を称する双子並びに黒幕に対処するには、この”首輪”をどうにかしなければ先へ進めない。
残念ながら零児の知り合いでそれらに詳しいと思われる小牟や裏嶋博士が名簿に記されていない。
故に、あらゆる分野のエキスパートを仲間にすることは必須となる。
故に、あらゆる分野のエキスパートを仲間にすることは必須となる。
「それは、この首輪をどうにかするという意味ですか?」
美炎は自分の首につけられた首輪を指さして答える。
美炎は自分の首につけられた首輪を指さして答える。
「ああ、それと、美炎。首輪に関する話は―――!?誰だッ!!」
首輪には盗聴機能が仕組まれている危険性を考慮している零児は、首輪に関する会話は筆談で行うようにと美炎に伝えようとするとき、気配を感じたため、腰の雪走に手をかけながら振り向く。
首輪には盗聴機能が仕組まれている危険性を考慮している零児は、首輪に関する会話は筆談で行うようにと美炎に伝えようとするとき、気配を感じたため、腰の雪走に手をかけながら振り向く。
「ひッ!?お……お待ちになってくださいませ!私は殺し合いにのっておりませんわ!!」
両手の掌をブンブンと振りながら、曲がり角から出てきた気配の正体である金髪の少女は、そう答える―――
両手の掌をブンブンと振りながら、曲がり角から出てきた気配の正体である金髪の少女は、そう答える―――
☆彡 ☆彡 ☆彡
「そっか……そんなに怖い目に合ってたんだね」
美炎は先ほどの金髪の少女……北条沙都子の話を聞くと、安心させようと抱きしめる―――
美炎は先ほどの金髪の少女……北条沙都子の話を聞くと、安心させようと抱きしめる―――
「ええ……ですが、叔父が助けに現れてくれて……」
沙都子は震えながら話す。
沙都子は震えながら話す。
「えっと……鉄平さんという人が沙都子ちゃんの叔父なのね」
「はいですの……」
勿論―――優勝するために自分から罠を仕掛けて待ち構えていたことは伏せている。
「はいですの……」
勿論―――優勝するために自分から罠を仕掛けて待ち構えていたことは伏せている。
「それで、その後、善という少年が助けに向かっていったというわけか……」
「ええ……私の言葉を聞くなり、助けに直行していきましたわ」
そういうと、沙都子はその方角を指さした。
「ええ……私の言葉を聞くなり、助けに直行していきましたわ」
そういうと、沙都子はその方角を指さした。
「その男の人の援護に参りましょう!零児さん!!」
「……そうだな。話を聞く限り、エスデスという女は危険だ。早めに対処しなければ被害が増えるだろう」
美炎の提案に零児も同意する。
「……そうだな。話を聞く限り、エスデスという女は危険だ。早めに対処しなければ被害が増えるだろう」
美炎の提案に零児も同意する。
「ッ!……い」
すると―――
すると―――
「いや……いやですの!いやぁぁああ!!!」
沙都子は突然叫びだした。
沙都子は突然叫びだした。
「さ……沙都子ちゃん!どうしたの!?だ……大丈夫だよ!!落ち着いて!!!」
美炎は取り乱す沙都子のギュッと握りしめて力強く答える。
美炎は取り乱す沙都子のギュッと握りしめて力強く答える。
「ごめんなさい!ごめんなさい!にーにー!助けてぇぇぇぇぇえええええ!!!にーにー!!!」
それでも沙都子は絶叫し続ける―――
それでも沙都子は絶叫し続ける―――
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……お二人とも、見苦しいのをお見せしてしまい申し訳ありません」
あれから、落ち着きを取り戻した沙都子は2人に頭を下げる。
あれから、落ち着きを取り戻した沙都子は2人に頭を下げる。
「う、ううん。こちらこそ、沙都子ちゃんのことを考えずに性急に決めちゃってごめんね」
美炎も沙都子に頭を下げる。
美炎も沙都子に頭を下げる。
「……」
零児は無言で沙都子を見つめる……
零児は無言で沙都子を見つめる……
(この北条沙都子という少女……俺達が”B3”に向かおうと方針を決めた瞬間、表情が変わり、”ああ”なった……)
そう―――それは一瞬の出来事だった。
そう―――それは一瞬の出来事だった。
(何故だ?もしかして俺達がそこへ向かうことに不都合なことがあるのか?)
しかし、その一瞬を見過ごさないのが特務機関森羅のエージェント。
零児は、ほんの僅かながら沙都子への疑念が生じた。
しかし、その一瞬を見過ごさないのが特務機関森羅のエージェント。
零児は、ほんの僅かながら沙都子への疑念が生じた。
(普通に考えれば、エスデスと名乗る女が心的外傷となっていると考えれば、そうおかしくはないが……)
沙都子の話を聞く限り、エスデスなる女は拷問を喜々として行うらしいから危険人物なのは明らか。その人物にいたぶられたのであるならば、先ほどの取り乱した様子はおかしくはない。
沙都子の話を聞く限り、エスデスなる女は拷問を喜々として行うらしいから危険人物なのは明らか。その人物にいたぶられたのであるならば、先ほどの取り乱した様子はおかしくはない。
(生憎、この特殊な状況での殺し合いだ。小学生だからといって無条件で信用するのは危険だ)
疑心暗鬼や慎重すぎるのは、論外だが一つの判断ミスが命取りとなる。
疑心暗鬼や慎重すぎるのは、論外だが一つの判断ミスが命取りとなる。
(今はまだ、様子見だな……)
この段階で沙都子を疑うような余計なことを口にしたらおそらく、美炎は納得できず最悪、俺に対する不信感が生まれる恐れがある。
この段階で沙都子を疑うような余計なことを口にしたらおそらく、美炎は納得できず最悪、俺に対する不信感が生まれる恐れがある。
(しかし、もしもの場合は……)
零児は改めて穢れ役を引き受ける覚悟を強める。
零児は改めて穢れ役を引き受ける覚悟を強める。
「……どうしますか。零児さん」
美炎がどうしたらいいか悩む瞳で零児を見つめる。
美炎がどうしたらいいか悩む瞳で零児を見つめる。
「そうだな……」
零児の脳裏にはいくつかの選択肢が浮かぶ……
①零児(オレ)がB3へ向かい、後に美炎・沙都子と合流
②沙都子をどこか安全な場所へ待機させた後、零児と美炎でB3へ向かい、後に沙都子と合流
③他の参加者に沙都子を託してから零児と美炎でB3へ向かい、後に沙都子達と合流
④B3で沙都子を別の場所へ待機させて、後に沙都子と合流
⑤B3へは向かわず、別の施設を巡る
⑥零児は閃いた―――それは……
②沙都子をどこか安全な場所へ待機させた後、零児と美炎でB3へ向かい、後に沙都子と合流
③他の参加者に沙都子を託してから零児と美炎でB3へ向かい、後に沙都子達と合流
④B3で沙都子を別の場所へ待機させて、後に沙都子と合流
⑤B3へは向かわず、別の施設を巡る
⑥零児は閃いた―――それは……
―――ここでの判断。
ミスするわけにはいかないな―――
ミスするわけにはいかないな―――
カナカナカナ… ヒグラシの鳴いている声がふと零児の耳に聴こえた―――
【B-4 /一日目/深夜】
【有栖零児@PROJECT X ZONE2 BRAVE NEW WORLD】
[状態]:健康
[装備]:雪走@ONE PIECE
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]
基本:殺し合いの裏に潜む陰謀を阻止し、元凶を討ち滅ぼす
1:ここの判断は重要だな……どうする※美炎一人で向かわせはしない
2:美炎・沙都子と共に施設を周り、目的に賛同してくれる参加者を探す。
3:沙都子の一瞬見せた表情に疑念。念のため注視することを怠らない。
4:沙夜……これも宿命か。
5:出来れば銃も欲しいが
[備考]
※参戦時期は不明
※刀使や荒魂に関する情報を知りました
※美炎の知り合いを把握しました。
※十条姫和がタギツヒメに取り込まれていることは知りません。
※沙都子に若干の疑念を抱いています。
※小夜と共闘するかはまだ保留中です。
※美炎と沙都子に首輪に関する話は筆談で行うよう伝えました。
[状態]:健康
[装備]:雪走@ONE PIECE
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]
基本:殺し合いの裏に潜む陰謀を阻止し、元凶を討ち滅ぼす
1:ここの判断は重要だな……どうする※美炎一人で向かわせはしない
2:美炎・沙都子と共に施設を周り、目的に賛同してくれる参加者を探す。
3:沙都子の一瞬見せた表情に疑念。念のため注視することを怠らない。
4:沙夜……これも宿命か。
5:出来れば銃も欲しいが
[備考]
※参戦時期は不明
※刀使や荒魂に関する情報を知りました
※美炎の知り合いを把握しました。
※十条姫和がタギツヒメに取り込まれていることは知りません。
※沙都子に若干の疑念を抱いています。
※小夜と共闘するかはまだ保留中です。
※美炎と沙都子に首輪に関する話は筆談で行うよう伝えました。
【雪走@ONE PIECE】
有栖零児に支給。麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロが所有する愛刀の一本
一般的な刀と比較すると軽くて扱いやすいのが特徴。
それでいて切れ味も鋭く、酒樽くらいなら簡単に輪切りにできる
有栖零児に支給。麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロが所有する愛刀の一本
一般的な刀と比較すると軽くて扱いやすいのが特徴。
それでいて切れ味も鋭く、酒樽くらいなら簡単に輪切りにできる
☆彡 ☆彡 ☆彡
―――ふふ。
まずは、成功しましたわ。
まずは、成功しましたわ。
北条沙都子は、胸の内で笑う―――
(零児さんと美炎さん……私の目から見てもお二人の実力は、そう低くありませんわ)
沙都子にとってこの出会いは重畳。
沙都子にとってこの出会いは重畳。
(さて……”ここまで”すれば、おそらくB3へ直ぐに向かいはしないと思いますが、どうしてもの場合は仕方がありませんわね)
沙都子としては、エスデスから離れたいため、わざと”ああ”なった。
零児の判断もあるだろうから多少は時間は稼げるが、それでもB3へ向かうとなったら、諦めることとしよう。
零児の判断もあるだろうから多少は時間は稼げるが、それでもB3へ向かうとなったら、諦めることとしよう。
一番の理想は既にエスデス(あの女)が叔父と善という少年によって仕留められていること。
(それにしても零児さんは勘が鋭い御方のようですわ……私の”あれ”を若干怪しんでおられる素振りを見せますわね)
失敗したかと沙都子は後悔したが、気持ちを切り替える。
失敗したかと沙都子は後悔したが、気持ちを切り替える。
(ですが、美炎さんは私を信じ切っている。これなら多少怪しまれても問題ありませんことよ)
そう、殺し合うというこの異常な状況。
今まで、赤の他人通しだった者が徒党を組んだ場合、ほんの少しの疑念がその集団を崩壊させるなんてことは、そう珍しくもないし、引き起こすことは可能だ。
今の段階なら、有栖零児は、たとえ自分に対して疑惑を生じていたとしても口に出すことはしないだろう。
今まで、赤の他人通しだった者が徒党を組んだ場合、ほんの少しの疑念がその集団を崩壊させるなんてことは、そう珍しくもないし、引き起こすことは可能だ。
今の段階なら、有栖零児は、たとえ自分に対して疑惑を生じていたとしても口に出すことはしないだろう。
―――もっとも、今後の行動には細心の注意を払わなければならないが。
(梨花……願わくば、この異常な体験で考えを改めることを願っておりますわよ……)
”繰り返す者”は悲願達成を諦めない―――
【B-4/一日目/深夜】
北条沙都子@ひぐらしのなく頃に 業】
[状態]:疲労(中)、精神的疲労(中)、身体にダメージ(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:覚悟を示して願いを叶える。手段は択ばない。
0:とりあえず零児の判断を待つ。エスデスが斃れていることを願う
1:暗躍し、零児と美炎を利用しつくす。
2:梨花……私は掴み取りますわよ。私の望む未来を。
[備考]
※参戦時期はシャンデリアで心中後〜23話の鉄平を知る前。
※名簿に梨花がいることを確認しました。
※零児には注意しながら上手く利用する。
※首輪に関する話は筆談で行います。
[状態]:疲労(中)、精神的疲労(中)、身体にダメージ(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:覚悟を示して願いを叶える。手段は択ばない。
0:とりあえず零児の判断を待つ。エスデスが斃れていることを願う
1:暗躍し、零児と美炎を利用しつくす。
2:梨花……私は掴み取りますわよ。私の望む未来を。
[備考]
※参戦時期はシャンデリアで心中後〜23話の鉄平を知る前。
※名簿に梨花がいることを確認しました。
※零児には注意しながら上手く利用する。
※首輪に関する話は筆談で行います。
☆彡 ☆彡 ☆彡
―――愛宕……貴方は優しすぎる。
そう呟くのは、美炎の中に封じられている大荒魂カナヤマヒメ。
―――だから、魔女の皮を被る幼子の並ならぬケツイに気づけていない。
―――おそらく、このままでは、愛宕は死んでしまうかもしれない。
カナヤマヒメの表情は曇る。
―――今は愛宕の意志を尊重します。
―――ですが、たとえ”優勝”してでも私は貴方を死なせたくない。
―――その選択がカグツチの力で美炎を飲みこむ結果となろうとも
―――愛宕とともにある。それが彼女との約束。
【B-4 /一日目/深夜】
【安桜美炎@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火】
[状態]:健康
[装備]:千鳥@刀使ノ巫女
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]
基本:殺し合いを止める
1:零児の判断を待つが、エスデスと闘っているであろう鉄平と善という少年を援護しに向かいたい。
2:沙都子ちゃんを守る
3:今は使うしか無いけど、可奈美に出会えたら千鳥を返さないと
4:みんなの事が心配
5:十条さん……私が救う!
6:清光、どこかなぁ……
[状態]:健康
[装備]:千鳥@刀使ノ巫女
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]
基本:殺し合いを止める
1:零児の判断を待つが、エスデスと闘っているであろう鉄平と善という少年を援護しに向かいたい。
2:沙都子ちゃんを守る
3:今は使うしか無いけど、可奈美に出会えたら千鳥を返さないと
4:みんなの事が心配
5:十条さん……私が救う!
6:清光、どこかなぁ……
[備考]
※参戦時期は第四部第二章終了後〜第四部第三章開始前
※ゆらぎや特務機関森羅、逢魔に関する情報を知りました
※本来は刀使でもその御刀に選ばれないと写シ等はできませんが、この場では御刀を持てば種類を問わずに使用可能です
※大荒魂カナヤマヒメの力は美炎が”力を求めたとき”発動します。
※カナヤマヒメは美炎の生存を第一に考えています。(優勝してでも)
※カナヤマヒメは沙都子の本性に気づいています。
※何度もカナヤマヒメの力が発動または、美炎の身に死の危険が訪れるとカグツチに意識を完全に乗っ取られる可能性があるかも知れません。
※参戦時期の関係から美炎は自分の体内にカナヤマヒメが封じられていることは知りません。また、カナヤマヒメとカグツチとの関係も然りです。
※名簿から巻き込まれている知り合いを確認しました。
※十条姫和はタギツヒメに取り込まれている状態だと思っています。
※零児には、姫和の状況についてはまだ知らせていません。
※首輪に関する話は筆談で行います。
※沙都子からエスデスの危険性を聞きました。
※参戦時期は第四部第二章終了後〜第四部第三章開始前
※ゆらぎや特務機関森羅、逢魔に関する情報を知りました
※本来は刀使でもその御刀に選ばれないと写シ等はできませんが、この場では御刀を持てば種類を問わずに使用可能です
※大荒魂カナヤマヒメの力は美炎が”力を求めたとき”発動します。
※カナヤマヒメは美炎の生存を第一に考えています。(優勝してでも)
※カナヤマヒメは沙都子の本性に気づいています。
※何度もカナヤマヒメの力が発動または、美炎の身に死の危険が訪れるとカグツチに意識を完全に乗っ取られる可能性があるかも知れません。
※参戦時期の関係から美炎は自分の体内にカナヤマヒメが封じられていることは知りません。また、カナヤマヒメとカグツチとの関係も然りです。
※名簿から巻き込まれている知り合いを確認しました。
※十条姫和はタギツヒメに取り込まれている状態だと思っています。
※零児には、姫和の状況についてはまだ知らせていません。
※首輪に関する話は筆談で行います。
※沙都子からエスデスの危険性を聞きました。
【千鳥@刀使ノ巫女】
安桜美炎に支給。珠鋼という特殊な金属で出来た日本刀
基本的には錆びず刃こぼれもすることはない
御刀に選ばれた者は刀使として写シなどの能力が使用できる
元は衛藤美奈都の御刀だが、娘の衛藤可奈美が受け継いだ
作中通りアニメ本編でも雷を斬ったこともあるにはあるが、
雷に完全な耐性、メタ性能を持っているわけではない
刀使以外には折れない錆びない剣と、それはそれで強い武器
安桜美炎に支給。珠鋼という特殊な金属で出来た日本刀
基本的には錆びず刃こぼれもすることはない
御刀に選ばれた者は刀使として写シなどの能力が使用できる
元は衛藤美奈都の御刀だが、娘の衛藤可奈美が受け継いだ
作中通りアニメ本編でも雷を斬ったこともあるにはあるが、
雷に完全な耐性、メタ性能を持っているわけではない
刀使以外には折れない錆びない剣と、それはそれで強い武器
☆彡 ☆彡 ☆彡
―――一そして、冒頭最後へ場面は戻る。
「はぁ……はぁ……くそッ!!」
鉄平は両手を膝にかけ、深呼吸する―――
鉄平は両手を膝にかけ、深呼吸する―――
「はは……ほんま因果応報ちゅうのかのぉ……」
そう呟くと、鉄平は膝から崩れ落ちる―――
そう呟くと、鉄平は膝から崩れ落ちる―――
あれから、探し回ったが鉄平はいまだ沙都子を探すことができていない。
これも、今まで自分が行ってきた非合法な行いのツケなのだろうか―――
これも、今まで自分が行ってきた非合法な行いのツケなのだろうか―――
「沙都子……ッ!」
鉄平の目から涙が零れ落ちる。
鉄平の目から涙が零れ落ちる。
「ねぇ……おじさん、どうかしたの?」
「あの……どうなさいましたか?」
「あの……どうなさいましたか?」
頭上から声をかけられ、見上げると―――
鉄平の目に映ったのは、女神とJKだった―――
☆彡 ☆彡 ☆彡
「それで、おじさん……鉄平さんの知り合いは姪の沙都子ちゃんだけなのね」
「ああ……そのようやのぉ」
あれから、鉄平は女神並びにJKと自己紹介を簡単に交わした。
(園崎家の連中が一枚かんどっちゃると思ったんが……おらんようや)
てっきり、今回の騒動には、自分達を村八分として扱う園崎家が関わっているのではないかと鉄平は疑っていたが、あゆりが見せてくれた名簿を確認する限り参加者にはいないことから、とりあえずこの考えは隅に置く。
てっきり、今回の騒動には、自分達を村八分として扱う園崎家が関わっているのではないかと鉄平は疑っていたが、あゆりが見せてくれた名簿を確認する限り参加者にはいないことから、とりあえずこの考えは隅に置く。
「この広い場所を1人で探すのは困難です。私達も協力します」
「そうね。3人寄れば、何とかの知恵っていうしね!」
快く協力を申し出るリリア―ナとあゆり。
「そうね。3人寄れば、何とかの知恵っていうしね!」
快く協力を申し出るリリア―ナとあゆり。
「お嬢ちゃん達……すまんのぉ……」
鉄平はリリア―ナとあゆりに頭を下げる。
鉄平はリリア―ナとあゆりに頭を下げる。
「いいって、鉄平さん。沙都子ちゃんなら絶対無事だって!」
「そうです、きっと沙都子ちゃんと会えます」
鉄平を励ます2人―――
「そうです、きっと沙都子ちゃんと会えます」
鉄平を励ます2人―――
「あ、ああ……そうやな」
―――なんて、ええ子達や……
ワシのような男に、こんなに親身になってくれるなんて……
ワシのような男に、こんなに親身になってくれるなんて……
鉄平は心の底から彼女達に感謝する。
「そういえば、私の支給品に……あった!」
あゆりはデイバッグから一本の杖を取り出す。
あゆりはデイバッグから一本の杖を取り出す。
「あゆりちゃん、それは……?」
リリア―ナは首を傾げながらあゆりに尋ねる。
リリア―ナは首を傾げながらあゆりに尋ねる。
「えっと、【たずね人ステッキ 】っていう杖で探す人を教えてくれるだって!」
そういうと、あゆりはステッキを地面に当てて手を離す。
そういうと、あゆりはステッキを地面に当てて手を離す。
―――杖は倒れた。
「よし!そっちの方面ね……鉄平さん!!とりあえず行ってみましょう!」
「ほんま……ありがとうなぁ」
あゆりに呼びかけられた鉄平は後をついていく。
あゆりに呼びかけられた鉄平は後をついていく。
それに、この子らがおれば、沙都子も怖がらなくて済むかもしれんなぁ……
さっき、あの場から逃がすとはいえ手を上げてしまった。
おそらく、自分の姿を見たら、恐怖に陥り、護ることもできなくなる恐れがおきるやもしれん。
おそらく、自分の姿を見たら、恐怖に陥り、護ることもできなくなる恐れがおきるやもしれん。
故に鉄平はリリア―ナ並びにあゆりと行動を共にすることを決めた。
―――まっとれよぉ沙都子。必ずワシがお前のこと守っちゃるね……
だから、頼む沙都子―――
―――ワシを信じて。
【B-4/一日目/深夜】
【北条鉄平@ひぐらしのなく頃に 業】
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(中)、身体にダメージ(中、ヘルズクーポンで治癒中)
[装備]:ヘルズクーポン(半数以上使用及び廃棄)@忍者と極道
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本方針:沙都子を助ける。
0:沙都子と合流する。
1:リリア―ナ・あゆりと協力して沙都子を探す
2:沙都子……ワシを信じて
[備考]
※参戦時期は本編23話より。
※リリア―ナ・あゆりと簡単な自己紹介だけしました。(名前のみ)
※あゆりとの年代の違いはまだ知りません。
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(中)、身体にダメージ(中、ヘルズクーポンで治癒中)
[装備]:ヘルズクーポン(半数以上使用及び廃棄)@忍者と極道
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本方針:沙都子を助ける。
0:沙都子と合流する。
1:リリア―ナ・あゆりと協力して沙都子を探す
2:沙都子……ワシを信じて
[備考]
※参戦時期は本編23話より。
※リリア―ナ・あゆりと簡単な自己紹介だけしました。(名前のみ)
※あゆりとの年代の違いはまだ知りません。
【リリア―ナ・セルフィン@よるのないくに2 】
[状態]:疲労(小)
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:元の世界へ戻り、刻の花嫁として生贄となる……
1:あゆり、鉄平と行動を共にする
2:とりあえず、たずね人ステッキに従って沙都子を探す
3:アル……あなたに会いたい……
4:あゆりの住んでいるトーキョー……少し興味あるな
[備考]
※参戦時期は序章、刻の花嫁に選ばれ、馬車での移動中
※刻を遅らせる能力は連続で使用することができません。また、疲労が蓄積します。
※あゆりの世界について多少、知識を得ました。
※自身が刻の花嫁として選ばれ、月の女王への生贄となることは伝えていません。
※名簿にアルーシェ(アル)がいることを確認しました。
※北条鉄平と簡単な自己紹介を交わしました。
[状態]:疲労(小)
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:元の世界へ戻り、刻の花嫁として生贄となる……
1:あゆり、鉄平と行動を共にする
2:とりあえず、たずね人ステッキに従って沙都子を探す
3:アル……あなたに会いたい……
4:あゆりの住んでいるトーキョー……少し興味あるな
[備考]
※参戦時期は序章、刻の花嫁に選ばれ、馬車での移動中
※刻を遅らせる能力は連続で使用することができません。また、疲労が蓄積します。
※あゆりの世界について多少、知識を得ました。
※自身が刻の花嫁として選ばれ、月の女王への生贄となることは伝えていません。
※名簿にアルーシェ(アル)がいることを確認しました。
※北条鉄平と簡単な自己紹介を交わしました。
【広瀬あゆり@東京城址女子高生 】
[状態]:健康
[装備]:たずね人ステッキ@ドラえもん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本方針:元の世界へ帰り、打ち上げの続きをする
1:リリア―ナ、鉄平と行動を共にする
2:とりあえず、たずね人ステッキに従って沙都子を探す
3:アル……どんな人かな?
4:私のスマホがない……最悪
[備考]
※参戦時期は原作3巻 文化祭終了後
※よるのないくに2の世界について多少、知識を得ました。
※リリア―ナの刻を止める能力を知りました。
※リリア―ナが刻の花嫁となり、月の女王への生贄となることは知りません。
※北条鉄平と簡単な自己紹介を交わしました。
※鉄平(昭和58年)との年代の違いにはまだ気づいていません。
[状態]:健康
[装備]:たずね人ステッキ@ドラえもん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本方針:元の世界へ帰り、打ち上げの続きをする
1:リリア―ナ、鉄平と行動を共にする
2:とりあえず、たずね人ステッキに従って沙都子を探す
3:アル……どんな人かな?
4:私のスマホがない……最悪
[備考]
※参戦時期は原作3巻 文化祭終了後
※よるのないくに2の世界について多少、知識を得ました。
※リリア―ナの刻を止める能力を知りました。
※リリア―ナが刻の花嫁となり、月の女王への生贄となることは知りません。
※北条鉄平と簡単な自己紹介を交わしました。
※鉄平(昭和58年)との年代の違いにはまだ気づいていません。
【たずね人ステッキ@ドラえもん】
広瀬あゆりに支給されたステッキ。
このステッキを床や地面に立てて手を離すと、そのときに捜している人のいる方向へ倒れます。 ”ただし”その的中率は70%
広瀬あゆりに支給されたステッキ。
このステッキを床や地面に立てて手を離すと、そのときに捜している人のいる方向へ倒れます。 ”ただし”その的中率は70%
023:歪んだ愛 | 投下順 | 025:大好きを叫ぶ |
平安の都のアリス 燈桜絶炎の章 | 有栖零児 | 048:胎動編『開戦 ウドガルド城』 |
安桜美炎 | ||
奈落の花 | 北条沙都子 | |
北条鉄平 | ||
刻の巫女とJK、そして夢の世界の支配者 | リリアーナ・セルフィン | |
広瀬あゆり |