曲紹介
- ●テラピコス氏 の23作目。
- 歌詞は 杏仁無双氏 と初めての共作。
- イラストは 杏仁無双氏 の描き下ろし。
歌詞
戸棚の中 赤い缶が一つ
懐かしい色のふたを開けば
さらさらと揺れる記憶の粒
部屋の中を淡い陽射しが包む
時を忘れさせるかのような
珈琲の薫りが ひらり
お砂糖二個入れなきゃ
飲めなかった 昔のわたし
甘い夢に溺れた少女には
苦すぎた珈琲
今も浮かぶ 滲む情景
太陽を背に燥(はしゃ)いだ少女
青い空の下に咲いた笑顔
少女の横 微笑むあなたの
微かに薫る珈琲の香り
わたしの心の栞
淡い色に染めた
ふたりの空は あの日のままで
弾けたなら 溶けて消えた言葉
いつも胸に染みて
季節の中 幾つも
芽吹いて 咲いて 枯れて行く花
いつでも胸の内には
あなたの笑顔が揺れた
ちょっと遠くへ出掛けると
少女の頭を撫で 旅立つあなたを
待ち続けた少女 帰らない彼
やがて少女も大人に
心の枯れない花は 揺らめいてた
吹き荒(すさ)ぶ風に煽(あお)られて
叩き付けられる雨に打たれて
それでも折れずにいた その花を
震えるその手で手折(たお)るのは
この――
悠(とお)い夢に溺れ
あなたの薫り あの日のままで
この珈琲(ゆめ)が冷めてしまうまでは
あなたがそばにいる
あのとき もっとずっと
わたし大人になれたのなら
今もあなたの傍 寄り添うように
笑いあえたかな
お砂糖二個入れなきゃ
飲めなかった 昔のわたし
あなたは それを見て笑う
わたしも つられて笑う
冷たくなるカップを見つめてる
思い出は また 胸の中 しまい込む
戸棚の中に そっと
カップの底に揺れた 甘い珈琲を
飲み干したなら わたしは夢から醒めてしまう
コメント
- ピコスさん久しぶりの新曲! -- 名無しさん (2011-03-05 23:00:46)
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最終更新:2025年09月12日 23:16