歌詞
【記録1】
・薄暗い路地裏にて、一人の女性が襲われる。
・その女性は左目を抉り取られ倒れていたという。
・尚、そのショックからか当時の記憶は失っていた。
ある日少女は 自分の左目が無いと気付く
透き通るガラスと共に 記憶も失った
暗い深淵に飲まれ 不安を心に築く
徘徊るバイラスと友に 毀損は始まった
母は血まみれの我が子を抱きしめ 深い痕を負う
父は泥まみれのこの世を恨み 奴の後を追う
不意に欠けた視界で 歪に歪んだ世界を見る
首にかけた首飾り 握り締め自分に「怖くない」とそう言う
【記録2】
・ここ数日、類似の事件が数件報告される
・被害者の性別はいずれも女性で、左目と記憶を失っていた。
・警察は同一犯と見て捜査を進めている。
夜半 暗闇の中 女は奇怪に笑う
世は悲しみの中 民衆は機械に見入る
あぁ…虚く空 血色が爆ぜる 舞台に花が咲く
「あぁ…美しい…」 緋色に染まるガラスは女の傑作
さぁ…左目を探して踊ろうか?
紅い月が私を狂わせ
さぁ…目を醒まして…驚いた?
怯える目が私の幸せ
「さぁ…その左目を戴くわ…」
【記録3】
・最初の被害から約一ヶ月が過ぎた。
・事件の手口から同一犯であると断定された。
・犯人の行方は未だ掴めず、被害者数は増える一方である。
破かれた記憶の頁 繋ぎ留める術を探り求む
鎖された追憶の檻 開ける鍵を手繰り寄せる
「許さない…許せない…」怒りは悲しみを乗り越えて
「知りたいの?本当にいいの?」心に響き渡る声が 聞こえて
少女は部屋の中で佇み 箱の中の「それ」を見つめる
少女の表情は怯えを帯び 檻を開ける鍵を見つける
衝動に世界は痴る やがて記憶巡り 定々と
少女はこの解を知る 抉ったのは「自分」だと
盤に呪力は振るい 傾き始めた物秤
更に歯車は狂い 背き始めた物語
【記録4】
・この連続事件は、実の父親による報告で幕を閉じた。
・犯人は左目を失った少女であった。
・父親の報告によると、少女は暗い部屋の中で、
抉り取った眼球を眺め、恍惚の表情を浮かべていたという。
【記録5】
・少女の首飾りは忽然とその姿を消した。
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最終更新:2025年09月16日 21:48