曲紹介
大人になった僕は、もう飛べはしないけれど――
歌詞
青空に飛行機雲
白い線がキャンバスを割った
何も知らないあの日の僕は
手を振っていた
時が経って 大人に近づいた僕
飛行機雲を描く 空の上
点描のような家たち
塵のような車たち
手を振るあの日の僕なんて
見えやしない
あの点々のひとつひとつに
幸せや悩みや 夕食のレシピがあって
世界でひとつだと思った 僕の日常は
あの点描画を たった1ミリ埋めただけ
あの日僕の振った手は
他の誰かの幸せの中に
かき消された
“おとなになること”(「自由に飛べること」)夢見て
見上げた僕は どんな顔だった?
誰もいない丘 僕だけの世界
ふと見下ろす夜景には
たくさんの家庭(ホシ)の灯(ヒカリ)
すれ違う車のそれぞれが
目的地に向かって走っている
世界のすみっこで うずくまる僕は
いったいどこへ行こうと していたっけ?
夢の中 見下ろした地上絵に
あの日の僕がはっきりと見えた
あの日僕の振った手は
今の僕の幸せの中に
かき消えたけど
“おとなになること”(「飛べなくなること」)
理解して(わかって)いた
それでも僕は笑っていた
今も僕は僕に向けて手を振るよ
いつか消えるこの手を高く
大人になったと伝えるために
見上げた顔は笑っていよう
コメント
- 好きな歌 -- 逢坂恵利子 (2012-05-23 12:06:56)
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最終更新:2025年10月14日 20:45