かざりもの

【登録タグ:2013年 bibuko 初音ミク

作詞:bibuko
作曲:bibuko
編曲:bibuko
唄:初音ミク

曲紹介

  • いわくつきの人形を供養する神社なんてのがありますけどね。
    供養されるほうも結構大変なんじゃないかと思うわけで。(作者コメ転載)

歌詞

埃だらけの畳を 這いずり回った
梳かしたざんばら髪に 惑い
土気色した頬に 涙が伝った
淀んだ社の鳥居に 迷い

わたしは こわれた かざりもの
このまま 檻の中で 朽ちてゆくの
この蝋燭の灯が消えるまで
子守り歌でも 聴かせて頂戴

厭きられて 疎まれて 打ち捨てられて
軋む首もたげ けたけた笑う
赤と黒と灰色の 座敷の奥で
戻らぬあなたをずっと 待っている

温い風吹きぬく 夜更けに からすが鳴いた
くすんだ格子の袖に 憂い
この世に 遺した わすれもの
あなたの 枕もとに 憑いてゆくの

ひび割れた柱の隙間から
人形は 望郷の 夢を見る

閉ざされて 縛られて 擦り切れ果てて
乱れ髪揺らして 呪い歌う
恨みつらみ 悲しみも 幾多の機微も
所詮はヒトの真似事と 哂えばいい

宵の口 枯れ紅葉 掃き溜まり 十六夜
籠の鳥 おぼろ月 艶姿 通り雨
わらべ歌 女郎花 風車 小忌衣
神宿り 黄泉風 死化粧

願っても 愛しても 想い焦がしても
届かない世界を 羨み 墜ちる
微笑んで 涙して 歌を奏でた
紛いものの命と気付かぬまま

厭きられて 疎まれて 打ち捨てられて
折れた首もたげ けたけた笑う
赤と黒と灰色の 座敷の奥で
戻らぬあなたをずっと 待っている



コメント

  • もっと評価されるべき -- 名無しさん (2016-07-19 20:28:57)
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最終更新:2023年12月12日 10:11