一万二千円の恋

いちまんにせんえんのこい【登録タグ: 初音ミク 成田痳 殿堂入り

作詞:成田痳
作曲:成田痳
編曲:成田痳
唄:初音ミク

曲紹介

  • 成田痳氏のVOCALOID処女作

歌詞

成田痳氏のTwitterより転載)

一時間一万と二千円
それが私自身の価値
キラキラと輝くピンクの光
踏み潰すように歩いた

夜の電車、駅のホーム
堪らなく息苦しくなって
このままあと一歩踏み出せたらと 願った

腐りかけた夢なら生ゴミへ
腐敗臭がする前に
飛び込んだら全部楽になるかな
そんな考えが過ぎった

だけど怖くて、足が震えて
右の頬を涙が滑り落ちて
私はその場に座り込んだんだ

迷惑そうに電車に乗り込む人の群れ
好奇の目を向ける
「馬鹿にするな」と
爪をたて、過ぎ征くサラリーマンの胸ぐら掴んだ

悪いことだとわかっているけど
昔のように叱ってほしくて

明日になってしまうのが怖くて
目も閉じられなくなった

飛べよ飛べよ飛べよ飛べよ
僕が背中を押してやるよ
死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ
君の人生は報われねぇよ
飛べよ飛べよ飛べよ飛べよ
こんなに夜空が綺麗だから
明日にしようなんて言うなよ
今日で終わらせちゃえよ

戻れない青春に囚われて
愚痴る老人に狼狽
長く生きた分の価値があるならば
ベニクラゲでも祀れよ

どうせ私は
こんな日々を
繰り返して
死に往くだけだからさ
有り難いお言葉は孫にとっとけよ

下駄箱にゴミ
吐き気と暴行
笑う顔
会いたい人がいた
中学時代
思い出す
一番ましだった頃の私が言った

いつになったら救われるだろう
いつになったら報われるだろう

明日になっても明後日になっても
いつかの日など来ないんだ

逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ
心が腐ってしまう前に
死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ
君が大人に成りきる前に(成るその前)
飛べよ飛べよ飛べよ飛べよ
いつか夢を叶えるその前に
このままでいいなんて言うなよ
一人泣いてんじゃねぇよ

持たされた荷物が多すぎて
歩けなくなってしまった
だけど頼れる人などいないから
諦めて座り込んだんだ
馬鹿な奴らと
馬鹿な大人に
笑われる僕が一番馬鹿だ
そんな時、救ってくれたのが他為らぬ君だった

一時間一万と二千円
それが僕ら二人の恋
リストバンドの下にある傷跡に
気づかないフリをしたんだ

僕は一人のただの客で
君にとってはただのお金で
口を挟むことなんてできるわけなくて

だけどあの夜、駅のホーム
泣きじゃくる君 ふと僕と目が合う
「馬鹿にするな」と
爪をたて、一人、立ち竦む僕の胸ぐら掴んだ

僕じゃ君を助けられないから
君は僕を見てなどいないから

君が願うなら僕も願うから
背中を押してやるから

飛べよ飛べよ飛べよ飛べよ
僕が君に恋をする前に
死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ
君が誰かと恋をする前に
飛べよ飛べよ飛べよ飛べよ
生きたいと願う日が来る前に
自虐なんてのは口にするなよ
どっかで死んでしまえよ

僕は手を伸ばす、華奢な背に
君は落ちていく
透き通る肌とタバコの煙に
浮かぶ最期の恋と



コメント

  • 追加乙 -- 名無しさん (2017-12-29 18:55:41)
  • 本当に好きな曲。共感できるシチュエーションじゃないのに歌詞がすごく心に刺さる。評価されてほしい。 -- 名無しさん (2017-12-31 16:13:01)
  • なんで今まで知らんかったんや…好きすぎる -- さくらもち (2019-06-28 21:51:39)
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