絶望接種

+ 目次
目次
作詞:コウ
作曲:コウ
編曲:コウ
絵:うに
唄:初音ミクflowerIAGUMI鏡音レン

曲紹介

絶望接種の最後の曲を公開しました。
3年間、本当にありがとうございました。
この曲たちと出会えた人々が、俺の希望でした。
絶望接種 最終章 『絶望接種』
曲名:『絶望接種』(ぜつぼうせっしゅ
+ 関連曲

「鳴る小説」第二幕『絶望接種』
※『絶望接種』シリーズは本楽曲で完結となるが、「鳴る小説」シリーズは次作『血痕指輪』に続く。
第五章 最終章 第三幕『血痕指輪』
第一章
愛してはいけない 絶望接種 エンドナイト・リング

歌詞

+ 小説パート
「ミル、あなたはどうして話せるの?」
「僕は人間以外の何かになりたかったんだ」
「じゃああなたミルキーじゃないのね」
「それが、何も思い出せないんだ」


漠然とした、深い、深い絶望。


「幻遊世界で僕はあの男に出逢った」
「人の悪い気持ちを利用するなんて」
「あの男にも目的があるんだと思う」
「私はお姉ちゃんのフリをやめた」
「けれどまだ悪い夢を見続けているの」
「それは絶望していたのが、」

「君のお姉さんだからだよ」


「君、現実世界では死んだことになっているんだろう?」
「うん、もういないよ」
「君は大きな絶望を見落としているよ」
「何を?」

「お姉さんは、君と一緒にいたいんじゃないかな」


描いてる 足りないことを
描いてる 変わらないものを
他人より 自分で開けた
穴だらけの僕の物語(ストーリー)

抱えてる 大きな問題を
抱えてる 小さな命を
同じ荷物を結ってる心 大人になる

揃いの鉛筆 揃いのキーホルダーで
大切だって 理解(わか)ってるんだと
言い聞かせてる

揃いの首輪で 呼吸が止まった
「死ぬまでずっと離れないさ」
嘘だと分かっているんだよ

大事じゃないもの順番に 壊して誓い合って
幻と遊ぶよう 君が君が そこに立っていた
大事なものから順番に 守れば怖くないよ
灯篭の火のよう 君が君が 最初に消えた


「昔、レインによく似た子がここにいたんだ」
「そうなんですね。友達になりたかったな」
「その子はどこへ行ったのですか?」
「彼女は、遠い所へ出かけたよ」


「姫様は四肢を失った民にも優しかったんだ」
「何言ってんだ気持ち悪い」
「それより、本当に走れるようになるのか?」
「ああ、約束だ」

「空高く飛べるほど、走れ」


願ってる 悪意を掬って
願ってる 善意をかければ
他人こそ 効き目が出るような
優しい薬になって

走ってる 君が呼ぶほうへ
触って踠いても 空を掴むだけ
「裸足の方が速いからね」
傷だらけのまま言うんだよ

愛せないものを順番に 騙して奪い合って
淀んだ雨の中 君を君を ずっと描いていた
愛したものから順番に 守れば痛くないよ
空を駆け抜けてく 君を君を 忘れたくなくて

誰と息をして 誰と笑っている
与えられたものだけでいい

だけど欲が出てしまった
花の咲かない種なんて
「死ぬのはどうして怖いんだ」
それが聞こえなくなるんだよ

愛されていると信じない 籠の中の君なら
愛しちゃいけないの 僕は僕は ここで待っている
生きてることすら病気なら 治してあげるからさ
死んではいけないよ 僕の道も 君と同じなんだ

悲しいことから順番に 抱きしめた僕たちは
ゴミ屑の光も 先へ先へ 歩いていけるよ
忘れたものから順番に 意味があったと気付いた
絶望と呼ぶもの それはそれは 希望の影だ


人は、絶望の中で生きている。そして絶望は、人の中で育つ。
それは黒い種か、白い種か。その色を変えるのは、自分だ。


ナツオリは、幻遊世界から消えた。
ネアはその隣に、着物姿の綺麗な女性を見た気がした。


「その壊れた注射器、僕に使ってくれないか?」
「ミルに?」
「まだ希望を思い出せないんだ、それが僕の絶望」

「ミルキー、大丈夫?」 小犬は元気に吠えた。

ありがとう、ネア。昔のこと、少し思い出したよ。
僕には、ネアによく似た妹がいたんだ。


自分を失った時でも 覚えていたんだね
振り向いた先には 君が君が それが “絶忘却”


「待ってたよ、お兄ちゃん」

(MVより書き起こし)

描いてる 足りないことを
描いてる 変わらないものを
他人より 自分で開けた
穴だらけの僕の物語

抱えてる 大きな問題を
抱えてる 小さな命を
同じ荷物を結ってる心 大人になる

揃いの鉛筆 揃いのキーホルダーで
大切だって 理解ってるんだと
言い聞かせてる

揃いの首輪で 呼吸が止まった
「死ぬまでずっと離れないさ」
嘘だと分かっているんだよ

大事じゃないもの順番に 壊して誓い合って
幻と遊ぶよう 君が君が そこに立っていた
大事なものから順番に 守れば怖くないよ
灯篭の火のよう 君が君が 最初に消えた

願ってる 悪意を掬って
願ってる 善意をかければ
他人こそ 効き目が出るような
優しい薬になって

走ってる 君が呼ぶほうへ
触って踠いても 空を掴むだけ
「裸足の方が速いからね」
傷だらけのまま言うんだよ

愛せないものを順番に 騙して奪い合って
淀んだ雨の中 君を君を ずっと描いていた
愛したものから順番に 守れば痛くないよ
空を駆け抜けてく 君を君を 忘れたくなくて

誰と息をして 誰と笑っている
与えられたものだけでいい

だけど欲が出てしまった
花の咲かない種なんて
「死ぬのはどうして怖いんだ」
それが聞こえなくなるんだよ

愛されていると信じない 籠の中の君なら
愛しちゃいけないの 僕は僕は ここで待っている
生きてることすら病気なら 治してあげるからさ
死んではいけないよ 僕の道も 君と同じなんだ

悲しいことから順番に 抱きしめた僕たちは
ゴミ屑の光も 先へ先へ 歩いていけるよ
忘れたものから順番に 意味があったと気付いた
絶望と呼ぶもの それはそれは 希望の影だ

自分を失った時でも 覚えていたんだね
振り向いた先には 君が君が それが “絶忘却”

コメント

  • おおお新曲♪───O(≧∇≦)O────♪ -- 名無しさん (2019-11-10 20:03:59)
  • ここで忘却日記に戻るの泣いたわ😭 -- 名無し (2019-11-12 09:54:00)
  • ネアとメアが繋がる最後が鳥肌ヤバイ -- 名無しさん (2019-11-12 10:19:51)
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最終更新:2025年01月11日 15:35