曲紹介
- ゆめにっきの「雪の世界」、かなりイメージしております。どうでしょうか?(作者コメ転載)
歌詞
錯る空にざわめく、無限の白い空間。
永遠に続く銀景色、雪をかぶった新緑。
滾々と降り積もる雪と、囁く小さな耳鳴り。
道のない、方向感覚さえない、宛てのない徘徊。
幻聴と錯視しかない世界じゃ、幻覚じゃない雪の冷たさだけが真実。
慣性と怠惰しかない自分は、まだ細れ雪の心地よさから抜け出せない。
ふゆぞらの、鼠色の雲が千切れてる、淡い場所に佇む、一つの定義が私。
思考の深部が射影され、視界に幻影が映る。
深々と降り積もるスクリーンには、虚無が映ってる。
意味のない、現実味のない、霞のような色を払う。
単調な輪廻しかない世界じゃ、幻聴じゃない雪の軋む音だけが変化。
感情も訝りもない自分は、もう夢現を区別する術を忘れた。
冷えた手、冷たい頬、擦る眼、繋いだ手と手。
ひたすら、ただひたすら、降る雪、目が合う刹那。
悴む、投げ出す脚、呟き、短い返答。
わかるよ、私はわかるよ。
あなたは、私がわかりますか。
錯る空にざわめく、無限の白い空間。
平面に二つの点、結んだ線が二人。
ふゆぞら、幻聴、方程式。
あなたと、私が、方程式。
ふゆぞら、幻聴、方程式。
あなたと、私が、方程式。
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最終更新:2023年12月12日 13:29