奇想天街

きそうてんがい【登録タグ:2019年 v flower き サツキ 曲】

作詞：サツキ
作曲：サツキ
編曲：サツキ
唄：flower

曲紹介

• サツキ氏のVOCALOID曲2作目。

歌詞

（本人投稿動画説明欄より転載）

真夜中の喧騒と相まって
最初のステップで宙に浮いて
路地裏のネオンが眩しくって
あらあら、御行儀が良くて大層ね

神様の葬列に手を振って
最後のステップで深く落ちて
トロイカと少女が花となって
まだまだ愛と呼べるには足りない

曖昧な関係 耽美なアイロニー
表現の対価 ルールなど死んだ
無法、鉄砲、享楽に攫われて

群衆はサイレンと月光に誘われて
暗い 暗い 暗い 夜を征った
警鐘が鳴った午前二時半に
鼓動の音は消えていったんだ
廃園の鉄塔 無垢な思い出
悲劇となってさ、朽ちていった
猜疑心が満ちた旧市街で
ハリボテを演じよう！

理想 想像 問答無用
君も嘘くらい吐きたいでしょう？
ほら、この暗い御部屋に篭って
一生奇跡とやらを待っていろ
愛とか恋とかもう、気怠いから
好きにしな！

徒花のように空っぽ、君の中
笑う街灯 滲む蜃気楼
昏睡の彼を見守るあなたは
さあ、病室で何を思うか？

再会の条件 賛美とオーバードーズ
人類の退化 文明は凋落
無能、劣等、隻眼のパラノイア

他愛ない未来を抱きしめて
空を飛んでいる気球が落ちた
夢が醒めた、限界だった
中心街を眺める
さらば！差異、嫌い、終わり、引け目
欲の成れの果て 願い届かず
君のせいだ いっつもそうだ
奇妙な街は今日も生きている

そうやって、再演を待って一人佇む
日雇いスーパースター 酷く滑稽
心臓を賭した綺麗なあなたは
「何でもないよ」と笑っていたっけ
惨憺たる恋路の結末は
気持ち、浮つかれ 置いてかれた
無い物ねだりがお上手なのね...
そのまま飢えて死に絶えな。

思想 偶像 盲信模様
空が目に写って痛いでしょう
この寂寞が僕を穿つから
心の内側から腐っていく

泣こう 歌おう 転調しよう！
奇っ怪なこの街へさようなら
あの太陽が僕を照らせども
もう人間とやらには為れないな
そろそろ別れの時間だろう
じゃあ、またいつか！

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