アウトピスタ

あうとぴすた【登録タグ:2020年 初音ミク 柚原イチロ
作詞:柚原イチロ
作曲:柚原イチロ
編曲:柚原イチロ
唄:初音ミク

曲紹介

  • 柚原イチロ氏のボカロデビュー作。
  • イラスト・動画も柚原イチロ氏が手掛ける。

歌詞

(動画内より書き起こし)

ごめんね 僕は戻れない
受話器を置いて呟いた
悲しい程 綺麗な部屋
足跡がつくのも嫌なんだ
夜も深い高速道
オレンジに染まるその一路の
奥に伸びる テールランプ
その夢を今日もまた見るだろう

昔 喉に痞えた鱚の骨
風邪で痛んだ喉が思い出した
箸を捨てて 逃げたかった
あの日の僕の声が聴こえる
嫌だなんて言えなかった
あの日の僕の声が聴こえる

歪んだ恋の捨て方が
この歳になってもわからない
当たり前の 生き方すら
僕の身体には重たすぎた
心の弱い人間に
つけ込む神様はいるけれど
苦しい夜の越え方は
手を挙げても教えてくれない
冷たい床 震える鼻
大きくて寂しい夜が来る

やけに暖かく感じた
部屋の温度はいつもと同じ
洗面台 覗く顔の
あからさまな赤さに笑った

人が願う夢はいつも少し
満たされない形で叶うんだと
目を逸らした 鏡の奥
卑しく誰かが僕を呪う
馬鹿になって 随分経つ
蛍光灯が低く唸った

不完全に舗装された
道路の揺れに慣れすぎたから
夢の中で歩る道の
平たさが僕を狂わせてく
人に認められることも
認められないことも怖くて
自分を指す座標点が
どこにあるのかすら わからない
書いては消し 歪んでゆく
紙の黒ずみが僕なのかな

平行線上 等間隔に佇むライトの数を数えて
5728まで 数えたところで
途端 目が覚めては
頬が濡れている

歪んだ恋の正体は
幼い頃の僕が知ってる
苦しむ度 忘れすぎて
思い出せなくなってしまった

胸に咲いた言葉の花
優しさと罪とテールランプ
まとわりつく すべての色
それだけが僕を動かしてる
僕はたぶん それだけでいい
それで誰かを愛せるならば


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  • 2020年
最終更新:2023年12月12日 13:40