曲紹介
蒙昧の犠牲
歌詞
今は昔 あたしの話 この見目を讃える日もあったらしい
薄命なのは美人であって あたしはただの人になった
日向臭い あの日の話 無知にすら気付かないでいたあたし
伸べられる手は須らく 正義であると信じきってた
盛りも美も 衰えゆく世の常
取り柄が仇となること 存ぜぬと言うのか
さぁ、ご覧 このザマはどう?
今 あたしに残ったのは在りし日の記憶だけ
がらんどうの値で売り捌いた 蒙昧の犠牲
少女は今も誰かの胸に眠る
今は昔 あたしの話 まだ比喩の続きだと解ってほしい
あなたに向けた言葉たちは 成仏もままならぬまま
奪われてしまわぬように 身体に棘を巻き付け
同時にこの身も傷付くこと 相討ちと心得た
どれだけ狂ったリズムでも 時は変わらずに刻まれ
未来など今と変わらぬと 望みを絶やすだけだ
今は昔 あなたの話 露見を恐れ鍵をかけたらしい
その言葉は遠吠えばかり あたしには届きもしないが
今は昔 あたしの話 この見目も衰えし春の終わり
あなたの盛りがいつしか失せる日を 心待に
さぁ、ご覧 このザマはどう?
今 あたしに残ったのは在りし日の記憶だけ
がらんどうの値で売り捌いた 蒙昧の犠牲
少女は今も誰かの胸に眠る
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最終更新:2023年12月12日 13:45