妄言に足る所以

【検索用:もうけんにたるゆえん  登録タグ:2019年 IDONO KAWAZU VOCALOID 初音ミク 曲ま
+ 目次
目次
作詞:IDONO KAWAZU
作曲:IDONO KAWAZU
編曲:IDONO KAWAZU
唄:初音ミク

曲紹介

曲名:『妄言に足る所以』(もうげんにたるゆえん
  • IDONO KAWAZU氏のVOCALOID処女作。

歌詞

曇天が故、(かいつぶり) 色彩狂い舞う濡れ鼠
異臭も大気翻し 理解()からないことなら人間頼み
溢れかえったこの世の常 数えきれない承認の群れ

両手に抱えたる命の束 誰にも言えない罪な仕事(こと)
期待や希望をつめた(はこ)は 密度と湿度が嫌に高い
どの道この内半分以上が 使い尽くされ捨てられちまう

知らぬが仏、草臥れ儲け
揺れるつり革、悪戯道化
掻き消すように汽笛が鳴る

泣いたって喚いたって草臥れた夏は
こんな僕に色を咲かすのだろうか
背負いきれない薄弱な言葉
踏み付けられて気づくんだろうな
「学ばないな」

吐いたって縋ったって満たされぬ夏は
どんな時を無情に照らすのだろうか
別に開き直った訳じゃないさ
大人になっただけさ

ガタンゴトンと運ばれてゆく 窓縫う小雨と踏切の音
二尺三寸五部の影縫(かげぬい) 風向きが変わることををただ願う

右に(なら)えが生き残る術 別に打たれるほど能力(ちから)は無ぇ
掌の上、転がっていたルードウィヒの桃源郷(ユートピア)

螺子巻きの街、錆び付いた価値
出鱈目な役割合ってないな
邪魔者は誰? 邪魔者は誰?
人工(にんく)(ひかり)が 眼に刺さった

旧式の汽缶(ボイラー)が臭い慣らされた鼻はもっと酷い
白黒(ものくろ)の都市に夢見る愚民

終点大帝都「東京」也

泣いたって喚いたって 腐りきった夏は
どんな毒を身体に宿すのだろうか

伝えきれない脆弱な言葉
失ってから気づくんだろうな
莫迦(ばか)らしいな」

吐いたって縋ったって繰り返す夏は
今後は僕から何を奪うのだろうか

別に感傷に浸っていた訳じゃ無いさ
大人になっただけさ

間違って間違って
ぐるぐるぐるぐる何度目だろうな
何時だって何時だって
だれかの迎えを待っていたんだよな
待っていたんだよな

間違って間違って
とうとう此処まで来てしまったんだ
何時だって何時だって
貴方の言葉を待っていたんだよな

ずっと待っていたんだ

今度はうまくやるさ…


コメント

名前:
コメント:
+ タグ編集
  • タグ:
  • IDONO KAWAZU
  • 初音ミク
  • VOCALOID
  • 2019年
  • 曲ま
最終更新:2023年12月12日 20:49