慇懃さ蟇道中

いんぎんさがまどうちゅう【登録タグ:2020年 IDONO KAWAZU VOCALOID v flower い 初音ミク 曲】

作詞：IDONO KAWAZU
作曲：IDONO KAWAZU
編曲：IDONO KAWAZU
唄：初音ミク・flower

曲紹介

• IDONO KAWAZU氏の6作目。

歌詞

天つ水　仰ぎて待つに　現し身で
ながき世にきく　蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)

霧雨・桜嶽(さくらだけ)・宵の淵　主盗郭公(ぬしとりかっこう)の物語
筆効濃淡(ふでききのうたん)に止払黎明即起(とめはらいれいめいそっき)すら拒めない

慇懃(いんぎん)きらい好い気なもんだ不成者(ならずもの)でも　
須臾(しゅゆ)の存在　所詮流行りの道化者だと　
群がる無粋(ぶすい)と無節操(むせっそう)共よ　黙れ黙れと
・・・・・・・・・・只(ただ)一筋道を行く

傷つく事を厭わなけば、こんな虚像を
担がないのに、実力のみが正義ですと
この後に及んで何を今更、御座(おざ)なりに
転がり辛酸を舐め、滲(にじ)む眼を血走らせ
目前に転がる蜥蜴(とかげ)の尻尾に泣くなんて

空虚の期待に応えられない僕は悪い子
理想の為なら嘘も辞さない僕は悪い子

降るは花弁か石礫(いしつぶて)か何方(どちら)にしても凄惨(せいさん)

最終列車も無くなって街灯だけが拠所(よりどころ)
親骨撓(しな)う傘を捨てそっと凭(もた)れた混凝土(コンクリート)
爪先に滲みて体温奪うアマデウスたる
悪夢の患い、こんな憫然(びんぜん)覚えるのなら
春よ来るな、僕を起こすな、それでも　

慇懃尾籠(いんぎんびろう)さ、隠微(いんび)な文句へ逃避行でも
何処も彼処も、泡沫(あぶく)の塵労(じんろう)、有象無象

ただ味も素っ気もない生涯嗤え嗤えと
己が身丈を呪え・・・・・・・・！！

慇懃無礼(いんぎんぶれい)さ、矜持(プライド)なんて襤褸切(ぼろきれ)同然よ
来者不拒(くるものこばまず)憑いてきたけりゃ憑いてこい
この虚構重なり様変るなら天晴天晴(あわれあわれ)と
もう貴方が来なくとも只独(ただひとり)の道を行く

コメント

• 語彙力本当に高い -- パンケーキ (2022-04-13 17:07:54)