曲紹介
歌詞
Take:1
未だ僕は名を知らぬ映画の前 独り佇んでいる
モノクロの心像に 灰色の花束と哀が一つ
並行を歩くだけ 水槽を模した日々をなぞる
眠る理由が無いだけの僕を 虚像は何時も嗤って
Flash back!
廻る針を見ている 指先から鉛に朽ちて行く
降り止まぬ雨の中 水面の厭世に僕が見える
再演を繰り返す投影機 飽き空きだって歌って
掠れた照明 警報灯の点灯 今僕は何を願っているんだ?
笑ってみたって 泣いてみたって
もう一切は夜の果て 糧も枷も此処には無いんだって
映って仕舞った 君の横顔に落ちる影は目眩の先で
独り 泣いている?
僕は今 何も変わらない侭 厭々
雨音に揺れる後悔と哀に染まって行く
賽を振って もう一度この譜に意味を為せ
春が文色に錆びる前に
2番線ホームの上
有刺鉄線が僕を見下していた
Take:2
之は僕が目を開き 眠る迄を繰り返すストーリー
モノクロの心臓に シナリオに無い筈の拍が一つ
喜劇的なんて無いと泣いてないで 曖昧な声の形よ
雨も 青も 君のその哀も嘘にしないでくれ!
僕は今 何も伝わない侭 否々
空っぽの日々も暮れる様な青に染まって行く
賽を振って もう一度この譜に意味を乗せ
降れる隘路を駆ける夜に
2番線ホームの上
僕じゃない虚像が僕を見つめていた
この声は聴こえてますか 落ちて行くのを止められなくて
未だ 未だ 未だ
それでも繰り返して仕舞うわ!
雨が嘘にする前に手を繋いでくれ
僕は今 何も判らない侭 在 今
誤ちも響も後悔も一つに染まって行く
賽を振って もう一度この譜に意味を為せ
春は傘下に水に為って
繋いだストーリーの上 有刺鉄線越えて再演に終幕を
2番線ホームの上
青い弧を描いて 僕らは笑い合った
コメント
- 今回もマジでいいわあ -- みどりあめ (2020-10-03 22:16:59)
- 音量と幸福ゲージは比例する -- ぐみつ (2020-10-03 22:25:08)
最終更新:2023年12月12日 14:08