ヒース

ひーす【登録タグ:2020年 TentaQle 鏡音リン
作詞:TentaQle
作曲:TentaQle
編曲:TentaQle
唄:鏡音リン

曲紹介

自分の影が、どこにもないんだ。

歌詞

暗がりで息を切らして
接地感がないことに怖がって
聖者の影を遠くで見た
また僕は浮き続け

わからない言葉を聞きながら
何も無い場所を見つめてゆく
足掻いて痛みを飲み干して
その先で声を出せるかな

深い水槽の水の中に
顔が映ることはなく
大げさにかき混ぜて
気付かないふりをした

足音と共に
陽が僕を踏み潰し
重力に見放され
どこにも行けない

全てを失う速度で
誰の影も見えない場所へと
井戸の底から抜け出して
浮力を頼りに動いて

悲しいことに気づかなくなって
火を呑んで
身を焦がし
祈った
まだ消えないように

擦り切れた鼓動を握りしめても
もう何も聞こえないけれど

僕の影はずっと見つからないままで
誰も知らないけれど
僕はまだ
いるよ

痛みを抱きしめる速度で
見たことも無い遠い場所へと
誰かの想いから抜け出して
浮力を辿ってみて

悲しいことに気づかないように
火を焚べて
祈った
辿り着けるように




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最終更新:2023年12月12日 14:12