蹌踉めく柘榴

よろめくざくろ【登録タグ:2020年 IDONO KAWAZU VOCALOID v flower
作詞:IDONO KAWAZU
作曲:IDONO KAWAZU
編曲:IDONO KAWAZU
唄:flower

曲紹介

  • IDONO KAWAZU氏の13作目。

歌詞

PIAPROより転載)

熱はいらない冷えたままでいい精神(こころ)も身体も
都塵の渦に、呑まれ揉まれ消えてゆく訳なく
積もりゆく草案を 火鉢の余燼に投げつけた
後悔や未練なんかが殊更に臭った煩く纏った
「  実ヲ吸ウママ、虚ヲ吐クママニ  」
何でもない夜に佇んでは霞む姿見焦付く蒙昧
淡い願いは蜃気楼でも、泡と弾けて散るだけ
未だ、拙な修辞技法(レトリック)もどきに身を窶してまで
ただ、形骸化した解釈を曖昧に描写(うつ)している
懐かしい喧噪が、あっちの方から聞こえたら
(ひっそり)と、路地に逃げればいいでしょう、そして
傷つけられずつける事もないの、無聊の方に
何でもない聲に導かれて幼い妄念青息吐息も
浅い期待は皮算用でも、二束三文あればいい
息はいらない止んだままでいい鼓動も脈拍も
無数の翳が、たかり喰いつき色彩を濁らせる
手前を切り売っても所詮は見世物に過ぎない
脆く小さく醜く生き恥を晒してゆくのだろう
わかってんだよ
何でもない夜に佇んでは、嗤う妖、邪な正体
淡い痛みは蜃気楼でも消えてくれないみたい
何でもいい夜に灯を燈して猛る呪いを諫めて
一途(いっと)、跳ねない「此の身」を如何しようかと
昏迷の末死ねないのなら何処へ向かえばいい

コメント

  • これすき -- 名無しさん (2021-04-02 11:31:37)
  • どちゃすき -- 名無しさん (2021-04-12 04:51:07)
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最終更新:2023年12月12日 15:34