臆病な黒鳥の唄

【検索用:おくひょうなこくちょうのうた  登録タグ:2021年 VOCALOID 初音ミク 壱加 悪ノP 曲あ
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作詞:悪ノP
作曲:悪ノP
編曲:悪ノP
イラスト:壱加
唄:初音ミク

曲紹介

僕は何も見ようとしなかった。
曲名:『臆病な黒鳥の唄』(おくびょうなこくちょうのうた
+ あらすじ
裏タイトル「BLACK BIRD
セカンドピリオドにて、人造生命学の権威として大型宇宙船「クライムワン」に搭乗したリッチ・アークロウ。その正体は未知なるものを躊躇し、「悪意」の種に全てを委ねた臆病者だった。*1
優柔不断ゆえに、サードピリオドでは神や悪魔に属することができず、精霊(はぐれ精霊、死神、闇執事)*2として各地で暗躍したリッチの背中を押したものとは・・・
  • 本楽曲では、創生と次元転移を乗り越え、黒い翼を得てもなお変わらない彼の臆病さに迫る。
  • 本記事では省略するが、作者自身が書き下ろした小説が後半の間奏にて表示される。
  • EP『E.A.T PROLOGUE』への書き下ろし楽曲(Off Vocal Versionとともに収録)。
  • CD『食材の多い料理店』にも収録される。

歌詞



リッチ・アークロウ
バニカ・コンチータ
アルテ・グレーテル
ポロ・ヘンゼル
イーター・サーベア
バーム・クーレン
ミスタードッグ
セト・トワイライト

思い返せば後悔の日々だった
飛ぶための手段は
知ってたはずなのに

踏み出す事をいつも躊躇していた
優柔不断だと君は笑うだろう

この翼で夜空を飛ぶ
勇気を与えてくれ

背後から忍び寄るのは
不安
あるいは僕自身か
誰からも恐れられ
そして誰よりも恐れた

黒い鳥よ
お前の翼は飾りなのか?
それを使わぬ理由などない

隠れるためじゃなく進むために
今こそ空へと飛び立つのだ

欲望のまま動く君たちの事
あざけりながらもどこか憧れてた

漆黒の身でいつも闇に紛れた
その果ての僕は何者でもなかった

飛び立つための勇気を
与えてくれた

理由が必要だった
たとえ
言い訳に過ぎなくても
この愚かさが
今の僕にとって大事なんだ

黒い鳥よ
お前の翼は飾りなのか?
それを使わぬ理由などない

光に身をさらすのを恐れるな
今こそ(そら)へと飛び立つのだ

Tsumi No Hakobune
PERIOD:2.5
CLIMB Ⅰ

リッチ・アークロウ
レヴィア・バリーゾール
ウラド・ツペルシ
ビヒモ・バリーゾール
マリー・アネット
イーター・サーベア
エルド・ユグドラ
セイラム・ダンバー
セト・トワイライト
ルナ・ハヅキ
ジル・ドリエ
ラハブ・バリーゾール
マイケル・アークロウ
グーミリア・マツモト
カトリーヌ・ドリエ

クライムワン搭乗員■名 〜大型宇宙船「クライムワン」にて〜

この翼で夜空を飛ぶ
勇気を与えてくれ

誰も来ない喫茶店で
一人飲んだ薄いコーヒー
あの宿り木から僕は
果たして飛び立てたのだろうか…

黒い鳥よ
お前の翼は飾りなのか?
それを使わぬ理由などない

隠れるためじゃなく進むために
今こそ空へと飛び立つのだ

黒い鳥よ
お前の翼は飾りなのか?
それを使わぬ理由などない

光に身をさらすのを恐れるな
今こそ(そら)へと飛び立つのだ

コメント

  • ネタバレ防止の為、一部の間奏中に表示される文章は省略しています。何卒ご了承ください。 -- msak (2021-03-29 23:24:14)
  • これいいんですよね〜 -- 悪ノP様のファン (2023-03-16 04:08:32)
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  • 2021年
最終更新:2024年09月01日 21:53

*1 元凶は、母親殺しの仮面族(仮面の形をした人造生命体の一種)だったセト・トワイライト。彼は「her(遺伝性悪意栽培者, 詳しくは楽曲『チミドロスイッチ』『どこかで聞いた唄』を参照)」である自分に搭乗を禁じたクライムワンに忍び込むために自殺と見せかけ、クライムワン搭乗員の一人であるレヴィア・バリーゾールの失脚を策謀。突然現れたレヴィアの双子の弟・ビヒモによって予想外の事態が発生したため、惜しくも失敗した。最終手段を考慮したセトは、自らを研究したリッチの後頭部に仮面族の特殊能力を以て潜伏し、搭乗を見計らって「悪意(本楽曲における『宿り木』)」の種をリッチの精神に移植。この瞬間にセトの「悪意」とリッチの臆病さが重なり合ったことが、七十二人のうち六十二人ものクライムワン搭乗員が命を落とした真相である。殺戮を経て実弟マイケル(あだ名は「ミカエラ」, 以前から概ね微妙な関係だった)との仲が完全に決裂したリッチは、「her」から二度目(一度目は実家にて両親を爆殺された)の被害に遭いながらサードピリオドにおける「her」の増殖に加担してしまっていたのだった。

*2 小説『悪ノ大罪 悪徳のジャッジメント』、小説『悪ノ娘 緑のヴィーゲンリート』の電子限定書き下ろし短編『黒鳥ノ唄』より。楽曲『彼の王は泥より生まれた』の一件で「はぐれ精霊」となったリッチは、『悪ノ娘』シリーズ後半にて連れのイーター・サーベアとともに動物の姿をとったままカラムの森に移動。イーターに前世を思い出させるために紆余曲折を経て悪食の器「グラス・オブ・コンチータ」に侵入し、悪食の悪魔且つイーターの従兄弟であるウラド・ツペルシとの再会を図った。しかし、現・悪食の悪魔と化していたバニカ・コンチータからウラドの不在という驚愕の事実を知り、試みは失敗に終わった。引き返そうにも帰る場所のないリッチとイーターは程なくしてバニカに服従することを決意し、「死神」または「闇執事」へと変貌。数百年後にPN(「中立なる警察」, 後に楽曲『眠らせ姫からの贈り物』『五番目のピエロ』の時代における犯罪組織「ペールノエル」の二の舞として再結成する)のメンバーとしてガレリアン・マーロンの汚職に加担するようになる。