曲紹介
- 同氏13作目の楽曲。
- 同時投稿としてranchu氏が歌唱したバージョンも投稿されている。
- 歌詞中の冥兵という言葉は存在せず、冥界の番兵のようなイメージの造語であるとのこと。(作者Twitterより)
歌詞
(動画より書き起こし)
寒桜 静寂(しじま)に揺れる花弁(はなびら)
薄氷(うすらい)に映ってぼやけている
僕だけに遺した君の言葉が
薄紅のとばりを凍えさせる
目眩(めまい)の中、闇だけは優しくて
ホラ地鳴り響かせ夜の冥兵が
肋(あばら)カタカタカタカタカタ軋んで迫る
僕は百鬼に呑まれ非道(ひど)く酩酊さ
君のいない浮世にはもう未練など、無い
おぼろ雲 霞んだ灰空からは
血涙(けつるい)をすすいだ最期の雪
角かくし 柳に紛れた君が
彼岸までおいでと誘き寄せる
冥府へ行こう 二人救われるため
ホラ後光が差して君の残像が
社ガラガラガラガラガラ崩れ顕(あらわ)る
君は霊鬼になった影の住人さ
僕が黄泉蹴散らして君を連れ帰るから
僕のこの命を分け与えられるとして
それでも君は戻れないんだろう
このまま過去の轍(わだち)なぞるだけじゃ
無間地獄の化かし合い
だから涅槃へ行こう 痛み終わらせるため
ホラ消え入りそうな帰路探るように
娑婆にシャラシャラシャラシャラシャラ髪留め響く
美しく淀んだ君の憔悴を
乱れ咲く紫陽花達で飾り立てよう
君の瞳に滾(たぎ)る青い血も
その冷たい爪も肌も全てが愛
二人悪鬼の呪詛でいずれ昇天さ
現虚(うつつうつろ)移ろう季節に置き去りの
魂
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最終更新:2023年12月12日 15:49