饐える葡萄

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作詞:IDONO KAWAZU
作曲:IDONO KAWAZU
編曲:IDONO KAWAZU
唄:初音ミク

曲紹介

曲名:『饐える葡萄』(すえるぶどう
  • IDONO KAWAZU氏の15作目。

歌詞

PIAPROと動画より転載)

「 フゴウ 」 と 「 フキョウワ 」
渇いた柑橘、搾り尽くした骨惜しみ
訓戒薙いで捨てた裏道廻道(まわりみち)迷い道と
「むなしさ」は寒さか(おそ)れの所為か
届かない触れられない果実睨んでいた
また一つ、誰かが漿果(しょうか)を奪ってゆく
寂寥(せきりょう)な拙僧と言えば彼らが喫す果蜜(しろっぷ)
蜜も悦も毒になることを祈っている
ねえ如何(どう)してねえ如何して、(こた)えて
何もできない、恥も仰いだ筈なのに
(はし)って、転んで、潜って泥に(まみ)れた
僕は、また「輪転(まわ)」り続くだろうか
呈色(ていしょく)飾燈(ネオン)(つい)なす鼠似た眇眇蹉跌(びょうびょうさてつ)
瘢痕(はんこん)を隠す白粉(ファンデーション)邯鄲(かんたん)(ろう)墜ちてゆく
単純な理由も理屈も理性も(なまくら)ならば
衒学癖(げんがくへき)格言(アフォリズム)でも月夜に(あかり)でしょう
ねえ如何してねえ如何して詰まって
何も言えない覚悟していた筈なのに
苦悩も焦慮(しょうりょ)も、すべて絡繰(からく)られたる
僕はまだ「夢寐(むび)」を見るのだろうか
廉潔(れんけつ)罪障(ざいしょう)、揺るがす絶え間で僕は
(うわばみ)呑干(のみほ)し一体何処へ彷徨いゆくのか
辿り着くのか
ねえ如何してねえ如何して、霞んで
何も見えない明日は明るい筈なのに
誤謬(ごびゅう)も矛盾もすべて崩れ落ちそうな
僕を(ただ)守るためもう絶対金輪際混在
誰も(けが)せない、僕の所為だと俯いた
もういいや、もういいや、もういい
「これで良かったんだ」と認める他
術がないんだ、(なみだ)の海も、(かげ)る空も


コメント

  • 好き -- 名無しさん (2022-12-17 15:54:06)
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最終更新:2024年04月21日 16:33