曲紹介
とある青年の話。
- 竜胆氏のVOCALOID曲3作目。
- 詞曲のほか、イラスト・動画も全て竜胆氏が手掛けている。
歌詞
斜めに落ちる太陽の下
インクが垂れて 蜩が鳴く
揺れる野菊の 景色を移し
今日も僕は また綴ってく
せせら笑う 周りのヒトは
僕の足場を崩していくんだ
それでも僕は 手を伸ばしてさ
一本の蜘蛛の糸を掴んだ
大層な事も言えない
飾る言葉すら持っていない
紙とペンでは何も出来ない
そんな事無いよと君が言った
夕立に濡れたアスファルトを
影を踏みながら走っていた
僕の手から生まれた言葉を
蝶に変えて羽ばたかせてく
うすら笑う 周りのヒトが
毒虫に見えてしまっていた
紙とペンでは、何が出来るの
ただ物語を綴ることだけ
悲しい言葉が聞こえてさ
悲しい君の顔が見えたんだ
舞姫の様に美しかった
君の笑顔を取り戻したい
星空の中、鉄道の窓
空想の街を見下ろしてたよ
こころの匣に閉じ込めていた
僕の気持ちを今、ばら撒いて
檸檬の様な恋をしました
君はここにはもういないけど
草は芽生えて光を慕う
君の事がずっと好きでした
届け、僕のありふれた詩
よだかが星へ飛んで行くように
君の歯車は回せないな
ごめん、僕はまだここにいるよ
綴る、君への最後の文を
罪と罰は全部忘れてさ
夢のある部屋で話をしよう
僕が今まで生きた話を
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最終更新:2023年12月12日 16:04