月と獣

つきとけもの【登録タグ:2019年 VOCALOID あるせれ 鏡音レン
作詞:あるせれ
作曲:あるせれ
編曲:あるせれ
唄:鏡音レン

曲紹介

  • イラスト:なん&あるせれ

歌詞

(YouTube概要欄より転載)

逸れる魂 天へ還らず
地より這い出る物の怪へと変わる
死の恐怖を与え継ぐために
それらはいまも闇夜に紛れさまよう

どんなに足掻いても
永遠なんて そんなものは手に入らない
だから人は怯え群がる
祈る月すらその血で染めながら踊り狂え
死ぬまで

断ち切れ運命を 引き抜け楔を
怯え生きる明日に価値など無いと知れ
望めよ不滅を 願えよ輪廻を
その生に飢え続け喰らえよ魂を

静かに浮かぶ月は語る
忘れられた名に生まれた
さまよう獣はもう天へは還れないと


嘗て共に生きよと誓った
死にゆる時も共にあると
それは人が愛と呼ぶもの
互いの名を呼び合うだけで
その心癒えるような時が
止まるように流れゆく時が
一握りの私利欲のために
幻のように消え去った

堕ちてゆく まるで魅入られたように
冷たい頬撫でるその手は紅く染まり
湧き上がる胸の震えに笑む
暗く重い霧が包み込む 全ての光
闇へと

捧げよその血を 呪えよその名を
己を怨み続けよ満たされるまで
唱えよ禁忌を 祟れよ何もかも
もう誰の声も其れには届かない

水面に浮かぶ月は紅く染まり続け
映る獣は嘆くように天に吼えて

〜愛する者の名さえも忘れたあの人に
この名を伝えたい
愛する者を奪われ闇へと堕ちたあの人に
私はここにいますと伝えたい
たとえこの身が獣と成り果てようとも
たとえ幾千もの時がかかろうとも
たとえ共に天へ還れないとしても〜


月は静かに佇む
何も語らずただ闇夜を照らし続ける
消せない愛を探しさまよう
一尾の獣の行く末を見届けるように
佇む

叫べやその名を 刻めやその名を
忘るなかれ 共に生きた彼の愛を
水面に浮かぶは 淡く蒼い月
どうかこの声を届けておくれ

断ち切れ運命を 引き抜け楔を
たとえ暗い地の底に縛られても
望めよ光を 願えよ月に
いま一度その心に失くした愛を

遠く響く彼を呼ぶ声
いつしか風に消えてく
幾千もの時を巡り
月は語る

その名を

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最終更新:2023年12月12日 17:17