曲紹介
「雨が降っている。叶わぬものと知っていても君と……」
曲名:『窓を叩いた一粒の』(まどをたたいたひとつぶの)
歌詞
彼は 空が飛べると言った
同室 雨
黒い小鳥の鳴き声
交わす言葉のない部屋
初めて見る顔は
泣いているみたいで
走る背中追うように
ゆっくりと歩いて
項垂(うなだ)れる君の元
床に膝をついた
ひとつのベッドの上
何度も唇を重ねた
欺瞞(ぎまん) 偽善 執着 無味
そんな味
これは何というものだっただろう
テキストを捲った
これは恋じゃないと知って
窓はしっかりと閉じた
音を立てて軋む床
あの日から見る顔は
怒っているみたいで
本を読む君の背中
見ないように歩いて
つむじから見下ろすと
床に膝をついた
ひとつのベッドの上
何度も唇を重ねた
詐称 光 同質 意味
そんな味
これは何というものだっただろう
テキストは閉じた
これは恋じゃないと知って
ふいの 目覚ましの音
何気なく立ち上がり
そして
もうどちらも振り向くことはない
ひとつのベッドの上
何度も唇を重ねた
記憶 沈下 反響 空
もう忘れて
これは何というものだっただろう
テキストを捲った
これは恋じゃないと知って
そして 変わらない日常
同室 雨
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最終更新:2023年12月12日 17:24