歌詞
廃れた海岸のそばに
真新しい白い建物
閉じられたドアの隙間から
部屋の中を覗き込んだ
彼は全て壊していくよ
家具を花瓶を萎んだ花を
生きたそれも貪り食べるよ
床には茶けた飛沫が立った
どこからともなく落ちてきたのを
迷わず口に運んで崩すよ
巨大なものもするりと抜けて
ばらばらにして粉々にした
ああ この目で見てるものは
どこの誰だか分からないが 焼け溶けるほど脳が茹だる
ああ 感情はないよ きっと自分の壊し方を
探している その日まで 繰り返していくよ 限りある生を
突然衝動に駆られて 目の前のドアを強く揺さぶった
離ればなれの傷も含めて今 僕の一部だった
ああ この目で見てるだけじゃ
どこの誰かも分からないまま
癒えぬ日々が腐ってゆくだけ
飲み込まれていく 大きな闇の向こう側へ
鬼胎と黒あざを脱ぎ捨て
会いに来たよ 再び戻ろう
涙と血の狭間で結んだ
二人で彩ろう この青い星を
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最終更新:2025年06月14日 18:06