モラトリアムの悪態

もらとりあむのあくたい【登録タグ:2020年 VOCALOID 初音ミク 香椎モイミ
作詞:香椎モイミ
作曲:香椎モイミ
編曲:香椎モイミ
唄:初音ミク

曲紹介

免罪符を歌う
  • Illustration:Ney

歌詞

憂愁の夏 落とした視線
憐憫の情も湧かなくなった
無為を重ねる 思考は巡る
溜まっていくだけのタスク
暗澹とした表情の日々
まるで死んでいるみたいなんだ
荒涼とした心隠して
また充足を偽っている

そもそも理想を描けない
だから辿るべき道も見失い
疾うにドロップアウトエリートコース
破顔してる生来の性
良心の呵責に苦しもうが
賽は投げられてもう手遅れだ
時流に逆らい奇矯に振舞い
どうしようもないモラトリアムを

生きているようだ 疎めばいいさ
(酩酊の興は一時だ 慰めにもなってはくれないさ)
禁忌さえ是となり片が付く世界だ
(楽園のようで生き地獄 低劣な酸素を吸う)
免罪符を歌う

幾許かの逡巡の後で
逸脱 そうだ人生の門出
「もう嫌い期待しない!」
視界狭い?余計なお世話
「黙って。」
窮境に立たされてるが
全部全部自分の所為で
蟻地獄 価値一つ守れないな
もう、終わらせたい

そろそろ希望を抱きたい
しかし悪魔の歯牙はまだ鋭い
かなりヤバい暗い 辛いな人生
破綻してる生活のまま
雨垂れ石を穿つと言えども
蓋然性の乏しい理論だ
変わらない日々 愛惜抱き
どうしようもないモラトリアムだ 嗚呼

身から出た錆 頑迷が祟っている
誰の言葉も響かないモラトリアムを 嗚呼

生きていくようだ 笑えばいいさ
(綺麗な過去を清算して 空論を携えて振りかざす)
禁忌さえ是となり片が付く世界だ
(楽園のようで生き地獄 低劣な酸素を吸う)
免罪符を歌う


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最終更新:2023年12月12日 18:30