クリスマスイヴの恋人たち

【検索用:くりすますいうのこいひとたち  登録タグ:2016年 Qui_91 VOCALOID 初音ミク
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作詞:Qui_91
作曲:Qui_91
編曲:Qui_91
唄:初音ミク

曲紹介

曲名:『クリスマスイヴの恋人たち』(くりすますいゔのこいびとたち)
ボーカロイドを愛する人たちへ

歌詞

年末 人々は慌ただしく くすんだ交差点を行き交ってる
鼓動を打つようにいそいそと歩いては立ち止まる

僕は久々にこの景色を 何にも追われないで見つめている
だからせめてこの穏やかな気持ちは残しておきたい
メリークリスマス

僕は割とその日が好きだ 子供たちや家族や恋人たちが
宗教やコンビニや広告代理店が入り混じり

この国の人々の精神をぐちゃぐちゃに塗りたくってるみたいに
ありとあらゆる思惑を映し出す そんな日が

決して分かり合えないのだとしてもそれぞれの内に秘めた想いを
ぐだぐだにやりあって引き摺っていくことは愛すべきことだ

信頼できる知人がいない僕にだって そんな勘違いができる気がする
そして「Give Me A Piece Of Love」という希望の歌を書いた

実際人々はそんなに悠長じゃない それぞれの感性には絶望的な断絶がある
やがて訪れるその日 更けていく長い長い夜の中

自分の感性が多数派だからって踊り始めるのは腐ったも同然だ
だから僕は理想を追いかけるために踊らないでいたい

段々景色は命を灯して
段々世界は彩られていく
深く深く飲み込まれていく
この街に織り重なる一片の雪

この先僕は信じられる人に出会うのか
割り切ることはこの夜に潜む自分への裏切りで
だからこそ この曲を聴く君はかけがえのない存在だと心から思う
感謝します ありがとう

相も変わらず人々は くすんだ交差点を行き交う
ありとあらゆる思惑を迸らせて

誰かはボーカロイドで新しい音楽を追求しているし
誰かはボーカロイドで一発当てようとしている
そして誰かはボーカロイドに性的な欲望を投影して
その中で僕はボーカロイドの歌に言葉を乗せる
僕はそんな取り留めなく肥大していくミームが好きで
きっと誰かがまだ同じ想いを持っていると信じている

そしてこの景色を見つめている僕は新しい歌を作る
誰かから託されたはずの想いを 誰かに託していくために

クリスマスはそろそろ終わりへ向かい 少しずつ夢は覚めていくだろう
イルミネーションが精子のように最後の時を揺らめいている

僕は馬鹿じゃないから踊らない
僕は馬鹿じゃないから踊らない
誰かの想いを忘れないから
誰かの擦り切れそうな想いを
決して無駄にしたくないから
僕は踊らない
踊らない

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最終更新:2023年12月12日 19:10