曲紹介
働き損の草臥れ儲け。
- 曲名:『蘇芳の明察』(すおうのめいさつ)
- IDONO KAWAZU氏のVOCALOIDオリジナル曲24作目。
歌詞
終えぬ勤めを今日も片づけて、
小雨染み入る夜三つの刻
身銭絞りて、悪酒を引っ掻ける
「ごくり…ごくり…」と
割に合わないこんな巷間じゃ
独り生き抜くのにも一苦労
今の暮しは嫌いじゃないけれど
何となく未来が見えない
彼方此方僥倖ありゃせんか、
麻酔じゃもう間に合わない
杞憂だと笑えども
明日は我が身か
さあ今直ぐ楽にして
何もかも悪天候
働けども働けども
豊かになる気が微塵も
ないなあ 抗えども抗えども
出口が見えない天手古舞舞
昨日の悔みと明日の憂いを
肴に闃と浅酌低唱今は成る丈
全てを忘れたい
こくりこくり、
この性根は治癒しまいて
せめて身体が云うことを聞くまでは、
揶揄を喰らいたい
「 されど生きるは修羅の道 」
さあ今直ぐ灰にして
何もかも悪戦苦闘
さあ今更知らん振り
齧るには未々早い
やっこらせやっこらせ あっちの水は甘いぞ
よっとらせよっとらせ あっちの水は辛いぞ
やっこらせやっこらせあっちの水は苦けれど
よっとらせよっとらせどうせ味など解るまい
さあ今直ぐ楽にして
何もかも悪循環
それでもさあ今更
愛される価値等ない
解ってんじゃない
戦えども戦えども
彼奴との溝が埋まらぬみたいだ
生きれども生きれども
御釣がないならお先に帰るわ
「 それでは左様なら 」
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最終更新:2023年12月12日 19:29