曲紹介
曲名:『深夜二時の吐露』(しんやにじのとろ)
- 作者であるセンターポンチ氏本人の実話が元となっているpoemloid作品。
歌詞
(動画より書き起こし)
草木も眠る丑三つ時。
何かを恐れ泣き出してしまったのは
何年前の事だったろうか。
その時の僕はメランコリーが激しく、
腹の虫を宥め透かす漢方を処方されていた。
目を腫らし袖を涙で濡らした
僕を見た母は慌てふためき、
その後、こんな提案をしてくれた。
「少しドライブに行こう」
元走り屋の母ならではの提案だった。
助手席で見慣れたはずの景色を何の気なしに眺めて、
爛々と輝く街灯の数を数えていく内に、
僕はすっかり、
それまで抱えていた感情がどうでもよくなっていた。
あの時に僕は悟ったのだろう。
無関心こそが、
世界を包み込むヴェールだと。
それは時に優しく、
時に無情だということを。
深夜二時、
今日もまた、僕は意識を手放し切れないでいる。
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最終更新:2023年12月12日 19:49