深夜二時の吐露

【検索用:しんやにしのとろ  登録タグ:2021年 VOICEROID センターポンチ 水奈瀬コウ
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曲紹介

曲名:『深夜二時の吐露』(しんやにじのとろ)
  • 作者であるセンターポンチ氏本人の実話が元となっているpoemloid作品。


歌詞

(動画より書き起こし)

草木も眠る丑三つ時。
何かを恐れ泣き出してしまったのは
何年前の事だったろうか。

その時の僕はメランコリーが激しく、
腹の虫を宥め透かす漢方を処方されていた。

目を腫らし袖を涙で濡らした
僕を見た母は慌てふためき、
その後、こんな提案をしてくれた。

「少しドライブに行こう」

元走り屋の母ならではの提案だった。
助手席で見慣れたはずの景色を何の気なしに眺めて、
爛々と輝く街灯の数を数えていく内に、
僕はすっかり、
それまで抱えていた感情がどうでもよくなっていた。

あの時に僕は悟ったのだろう。
無関心こそが、
世界を包み込むヴェールだと。

それは時に優しく、
時に無情だということを。


深夜二時、
今日もまた、僕は意識を手放し切れないでいる。


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最終更新:2023年12月12日 19:49