曲紹介
_____________これは、時代に置いて行かれた遊女の話。
曲名:『夜顔に縋る。』(よるがおにすがる)
歌詞
(概要欄より転載+動画より書き起こし)
逢えずとも触れずとも
夜顔は咲くばかり
今宵はきっと…
蓄えかけの髭ちくり
永遠を信じた夜会草
ざん切り頭の音せずに
門が閉じる
月は幾度も欠けて
錆びた鏡を照らした
刺しゅう針がちと光る
濡れた糸先に酔って
恋焦がれても逢えずとも
夜顔が咲くばかり
夢で逢えどあんた
泡沫に消えてしまう
待ち望んでも涙枯れど
きぬ糸を刺すばかり
朝が顔を出すまでは
此処は吉原・仲之町
彼の人が闊歩してゐた江戸は「とうきょう」と名を変えたらしい
時代に取り残されたこの廊で刺しゅうを施し気を紛らわす。
行燈の油臭さも少し乱れた鬢もあの日の夜顔に閉じ込めておくために。
あと何針を縫えば
あんた此処に熱を重ねてくれるの
きっと時代を携えて来るのね
濡らした袖、凝らした花、全部抱きしめて
逢えずとも触れずとも
夜顔が咲くばかり
夢を見せたあんた
泡沫に消えてしまう
待ち望んでも涙果てど
来ぬ人を好くばかり
朝が顔を出すならば
夜顔は散るばかり
明治五年 十月 吉原
遊女は今日も季節に縋る。
これは、花を縫う、ただそれだけの話。
コメント
- 雰囲気とか歌詞とかからしてもうお気に入りです!大好きです!絵も -- ☆ (2024-07-23 20:05:34)
最終更新:2026年01月13日 19:14