曲紹介
要りもしないのに必死になって!
曲名:『フォイルバック』
- ふなばら氏の9作目。
- ふなばら氏による解説はこちら。
歌詞
もう居ない子に影を踏まれてる
箱の底でひとり声を聴いてる
痛む進化を止めたくて
夢中で望んだ諦めに
少しずつ包まって
絡まった鎖を抜け出せずにいたの
伸べる手はどうして
ごめんね
あしらった今日にあの哀がさ
まだ息づいているんだなんて
茫然と仕組まれたような現実を
塗り替えてく
残される幸を
あぶれたと酷く嘆くその前に
付けた傷忘れてくれますか
虚飾も許してくれますか
軋んで二度と開けなくなった
嘘だけはひとつもついてないのに
心をくれた声に俯く
鏡面歪める涙を拭いたくて
宙撫でた指も
約束に見せ掛けられるほど
狡くなれてたら
色褪せて散らばって遠ざかる
ずっと拾われないでいたの
解っても噤んでね
どうしても?
どうしても
剥がされてしまうくらいなら
砕かれる方を選ぶんだって
執着と不都合を避けた真実に
掏り替えてく
過ちの正体を
優しい別の名で呼ぶその前に
欠けたまま持たせてくれますか
救われずにいていいですか
彩る薄膜を 罪の偏光を
圧し潰されてしまった声を
悔いて置いて行かなくちゃ終われないんだって
曝した感情の拙さが
脆くまた眩く思えるから
せめて導く先で報われますように
なんだ はじめからこんなところにあった
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最終更新:2023年12月12日 21:11