曲紹介
曲名:『クラウドカプセル』
歌詞
流されていくようになぞった
今日を過ごしていく履歴
数える言葉さえこころ
構成していく雨模様
振り返る窓から
沈んだ海の底を思う頃
夢に型取られた
うすめた表情を重ねて消えた
溢れたような点を描いて
濡れた歩道の線に沿って
ずれたって 遠くなって
眩しかったその姿
束ねた息に立ち止まって
両手に花は足りなくて
交差するかたち
光惑うように
レンズを越した虹を描いて
展開された空を撫でて
合い間見え 雲隠れ
泡になった晴れ姿
天気を繋ぐ雲だって
涙になって絡まって
傘さして凌ぐぼくの
秘密区画
片付けていくように辿った
明日を思索する汽笛
焦がれる街外れ 空に
共鳴していく声を届けて
小さくなっていく
冷たくなっていく
今日の続きは過ぎていく今日で
見えなくなっていく
空っぽが淀んでいる
惑う爪先にひとしずく
捲れる日々が染み込んで
擦れる鼓動を巻き込んで
なぞったって 近づいて
透けていったあの彼方
ほつれた風を乗り過ごして
指先ひとつ引き寄せて
落ちていく香り
霞む鏡写し
頬を伝った嘘を欠いて
探す虚像の解を溶いて
空廻れ 夕時雨
知らなかったまま彼方
刻々宙が深まって
浮かぶ軌道に手を振って
暈さして開くぼくだけが
馳せる姿
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最終更新:2023年12月12日 22:10