曲紹介
曲名:『ソノヒグラシ』
歌詞
(動画より書き起こし)
その夜が明ける前の六分間を
私は大事にした
知らない空の下に並ぶ屋上階から
眺めても飛べず居る
等しく在れたら、とか ちゃちな願いが
心から滲みて落ちた
迷った脳に冷や水を。 独りの嗚咽を。
零しては居なくなる。
線上に沿って 連なって
関わり合って くらべて
纏わり付いて そうやって、
今だけは。
此処を鳴いていたい
その朝が解けるまでの国道沿いを
私は歩いていた
何処かも知らぬ外の流れていく色に
ただただ任せていた。
食い繋いだ九月が
長引いていた痛みが
濃くなっているだけだろう
現状に寄って さまよって
重なり合って まちがって
形状にだって あらがって
今だけは。
此処を生きていたい
個個を生きていたい
螺旋状に浮かぶ空の六秒間は
その日を暮らしていた
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最終更新:2023年12月12日 22:41