心悲しも独りし思へば

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作詞:道端の石
作曲:道端の石
編曲:道端の石
ギター:蓮々(Twitter)
絵:卯月はつか(Twitter)
動画:nagarae(Twitter)
唄:星界

曲紹介

「不確かな明日がどうか、悲しみに満ちていますように」
曲名:『心悲しも独りし思へば』(こころかなしもひとりしおもへば)
  • 道端の石氏の25作目。

歌詞

(YouTube概要欄より転載)

終日(ひねもす)、鬱々、楽観論者の
うらぶる聲は遠い反響
解をひとつ、くれよアスター
牴牾(もどか)しさだけじゃ生きられないわ

祈事(ねぎごと)を詰めた憐憫の書架は
雨漏る儘に溶け出して
愛をひとつ、くれよシスター
感情がまだ動かせる内に

嗚呼
海神(わだつみ)の星から眺めた空は
あまりに美しく
口を噤んだ儘
足りない言葉を君に探していた

幾許かの此の朽ちた正解じゃ
モノクロの街を照らすには淡く
どうにも間違いだらけの世界が
奇麗と呼ばれているようだ

ポケットに詰めた昨日の後悔と
斯く美しき造花に色彩を
そんな日々をまた繰り返し
ただ不確かな明日を待つ今日だ

(かまびす)しく頻々(しくしく)の音
彼方此方(あちらこちら)から悲しみがまだ咲いて
君は知っているだろう?
応えて
光が世界に差す前に

反転、白々、泥濘が今も
私の聲を捕まえて
汚点(しみ)を辿って泣いたラフター
茹だる身体をどうにか起こして

心臓は曖昧に動いて
軽薄な生命を繋いで
もういいかい?
まだだよ
終わり方を選ばせてはくれないわ

嗚呼
ひとつ、ひとつ
積み重ねた花
風が容易く攫うのだ
泡沫が今日の対価
消えないように大切に抱えていた

空を仰いだ未完の生命が
慎ましく溺れるのだ
どうか此処に居てよ
願う喉が痛いわ

嗚呼

数多に連ねた些事な原罪が
楚々も疎らな世界を染めるから
悲しみ許りを追ったその後に
打湿(うちしめ)る儘を寫すのだ

踊った空の色を知らない天使
消えた絡繰の錆びた物語
総てまほろばに酷似した夢
言葉は飜々(はらはら)と過ぎ去って

屹度、美しい世界の事を
君はひとつも覚えていないから
左見()右見(こうみ)に広がる彼の星で
モノクロの街を飾るのだ

ポケットに詰めた筈の後悔も
気付けば零れて何も無いからさ
初めまして終末のファンファーレ
夢と現が混ざった境界でさ
出会えたのだ
君も会えたかな

足りない言葉は足りない儘でも
生きるだけなら困らないわ
解も愛も要らないから
ただ確かな明日が欲しいのだ


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最終更新:2023年12月12日 23:10