曲紹介
「終わりにしよう。私達の、何もかもを」
曲名:『天秤』(てんびん)
歌詞
(YouTube概要欄より転載)
空白に埋む子ら、蹌踉めく儘に灯りに離るる。
過たず翳々に隠した月よ暇よ、渇いて、渇いて。
松柏の葉は百代を眺む雲のように。
身罷る為の口実を努々探していた。
何処、斎いの楽隊の音は遠く、幸くあれど苦しいようだ。
波よ這った砂上に転びつ、倦む瞑目を待つ儘。
美しく見えた世界が綻ぶから。
そっと眠るように終わらせて。
痛いの、痛いの、止め処なく零れて忘れて仕舞うの。
雪ぐ鰾膠も無く應えは途絶えて、言葉を剥いで。
意味を失くしたのだ。
明滅に絆す秒針が、集く夜に会えたら良いのにね。
喧しく続く号哭は寄る辺を失くした儘に。
沈んで征くんだね。
憂鬱を描く空、倦ねる神にひとつ。
祈りを。
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最終更新:2023年12月12日 23:11