花束、カンタービレ

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作詞：mtrika
作曲：mtrika
編曲：mtrika
映像：南ノ星乃
唄：初音ミク

曲紹介

『花より先に　ただ花束が在った💐*･゜ﾟ:.｡..｡.:*』

曲名：『花束、カンタービレ』(はなたば、かんたーびれ)

• ボカデュオ投稿曲のボカロカバー。
• 琉李氏歌唱版(niconico・YouTube)が本家。
  • MIX：鴨頭草

歌詞

（動画より書き起こし）

散らかったがらくた塗れの部屋
楽譜が老いて在る
心だけ、
何も対象がないからさ
残響が無重力を揺らぐ

扉のない埃塗れの部屋の
埃のない部屋の片隅に
はら、花乾いてひらり
手のひらに載せて
吹かせてみても
まだ枯れゆく前を目に映して

心を掃いて思い出をそっと
ここにはない間をずっと憶えたかった
感情もない歌は君に代わっていく
詩が乾いていく
花だけ澄んで

窓のない白い部屋から
夜の横顔を見ていた
拵えたただ花まがいの束を
捨てられないだけなんだろうかと

違うんだよ
本当に違ったんだよ
たぶん花は降ったんだ、そう思うんだ
ほら、括り付けた音が透明だ

心を吐いて思い出をもっと
まだ足りない色合いで想像を塗りたくって
感情で歌は君を攫っていく
見えなくなっていく

風が声を聴いた
言葉にした
もう音は残響だから
花より先にただ花束が在った
何も描かぬまま
心の凪いだ色を継ぎ足した

どこにもない思い出だって
花束になって
感情もない僕は歌に替わっていく
花が霞んでいく空だけ、
澄んで

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