嗤う雲と猫

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目次

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作詞：よしぶる
作曲：よしぶる
編曲：よしぶる
絵：Sirotuki（Twitter）
唄：MYK-IV

曲紹介

萩色の髪が眩しいマイキVことMYK-IVさん(Ver.1.10)の為書き下ろさせていただきましたマイナースイング歌謡をお送りします。

曲名：『嗤う雲と猫』(わらうくもとねこ)

• よしぶる氏の8作目。

歌詞

（配布PDFより転載）

またしても忘れた置き傘
ブラウスの先から捏情
髪は隔たれて濡羽色
差し出した身で抗う

勝手に組まれた計画は
絡みついた沼のよう
髪は目の覚めるような黒
まろび出す本性

今朝から篠突く雨音は
あなたの歌声のようにも聞こえていたんだ
晴れ間が刺しては 虹のようで
それでもの手には確かに 触れたんだ

明日はきっとうまくいくでしょう
弱音も吐いたなら媚び症
安易に認めた抒情詩に
雲の上で猫が笑う

真昼に聞こえた稲妻の様な
あなたの歌声のことを思い出したんだ
晴れ間が刺しては虹のようで
それでも心は確かに

軽薄に洗い流してくればいい
残る吐息で抜け出していこうぜ
あとはただ只管に縋るよう
前線の先へ出掛けましょう
泡沫に倣い忘れてくればいい
交わす言葉は絵空事だね
あとはただ只管夢見よう
前線の先で会いましょう

未だに篠突く雨の音は
あなたの歌声もとうに掻き消していたんだ
晴れ間が刺しては虹のようで
それでも心は確かに

軽薄に笑い飛ばしてくればいい
残る吐息で繋がっていようぜ
あとはただ只管縋る様
前線の先へ出かけましょう
そんな風に巡り会えたらいいのに
交わす言葉は絵空事でも
あとはただ只管夢見ていよう
前線の先で会いましょう
この空騒ぎを忘れぬよう
明日はきっと晴れ模様

あっさり訪れたサヨナラ
片隅添えられた白
未だ踏み出せぬ僕らに
東の果て雲が嗤う

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