曲紹介
曲名:『あなたのいない夏』(あなたのいないなつ)
歌詞
雨が上がった群青色の閑散としたこの街は
僕だけになったようで心なしか淋しくなった
いつも通りの小径、纏う羽虫が鬱陶しかった
気づけばこの場所で足が止まった
もう何年経ったか
拭って、拭って、何度拭ってもこの目には
まだあの夏の君の影が残ってるんだって
そんな情景ばっかを詩にしようとして
言葉の一つも出ないまま
ただあなたを抱えて泣いたまま
馬鹿みたいに頭上は澄んだ
この夏の蒼さの代償が
あなたの命だったんだ
あなたが死んだ 哀に染まった
過去に縋った 夏に縋った!
この瞬きの間に終わっちゃくれないか
夏はただ胸が痛いから
あの夏にまた戻ってみようと袖を通したTシャツは
あまりに小さくなってなんだか可笑しくなった
昔からそうだ
布切れ一つに何らかの意味や価値を
見出しては手放せない
それは記憶も同じだろ
分かっていたんだろ
愛慕も傷心もこの心臓の深いとこに縫い付けてたいほど
そんな感情ばっかを詩にしようとして
気付けば茜に染まってた
ただ夕景が街を焼いている
全部灰にしちゃくれないか
あなたとの夏の記憶だけが
一つ、二つ、ちらついた
茜の夕が 頬の染まった
あなたみたいだ あなたみたいだ!
この瞬きの間に終わっちゃくれないか
もう分かっていたんだ
夏の情景全てにあなたを重ねては
ただ泣いてしまった
それもあの夏の後遺症だ
ずっと、ずっとここで大声で愛を歌って
汚れた感情ばっか縋っていてももう
あなたは還らないから
僕ら人間は馬鹿な生き物だ
いつか消えてしまう記憶を
引き摺って、藻搔いて、黄昏れて
忘れないとか言いやがって
そこに何の意味があるんだ
意味はないんだ 意味はないんだ!
こんな歌歌って目を背けていてもまだ
ただあなたを抱えて泣いたまま
馬鹿みたいに頭上は澄んだ
この夏の蒼さの代償が
あなたの命だったんだ
あなたが死んだ 哀に染まった
過去に縋った 夏に縋っていたいんだよ!
まだ、まだ!
いつかノートに描いた夢は涙で滲んでたんだ
願うなら、もう一瞬、もう一瞬だけ笑っていたかった
夕立も夏暁も茹だるようなこの熱も
全部、全部
その全てを愛してたんだよ
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最終更新:2025年03月11日 16:10