月と心臓

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目次

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作詞：ろん
作曲：ろん
編曲：ろん
絵：栞音（Twitter）
動画：kam（Twitter）
ギター：Ninoni（Twitter）
唄：初音ミク

曲紹介

さよならの曲です。

曲名：『月と心臓』（つきとしんぞう）

• 『ボカコレ2025夏』ルーキー参加曲。

歌詞

（動画概要欄より転載）

切り取った心象は、絵空のように。

照らした月の明かりだけが、私の鼓動のすべてだ。

追い越した群青は、隔たるように。

間違いの中で、呼吸に溺れたままで。

徒花みたいに。色褪せた恋みたいに。

永遠のような、一瞬を。

季節は、巡り巡って。戻りはしないと知って。

それでもあの、さよならをまだ憶えているんだ。

きっと届かないほど、綺麗な月だったから。

月並みな言葉を枯らすように。

溶けだした藍に手を伸ばして。

脈拍は逸って、慥かな結末を辿っていく。

どうか、戻らない侭で。

◤

美しい瞬間に、題名をつけて永遠にすること。

私たちはそれを芸術と呼んだ。

満月が欠けたその日から、

私はそれだけを生きる理由にしていた。

疾うに汚れてしまった私だけの心臓は。

それでもまだ、慥かな縁をなぞっている。

あの月明かりだけが、私の鼓動のすべてだ。
◢

きっと届かないほど、綺麗な月だったから。

照らした本音も隠すように。

さよならの温度も秘密にして。

キャンパスは滲んで、溢れ出した藍に届く迄。

そっと紡いだ、鼓動の答えは。

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