晩夏、終劇、花火の誓

【検索用:はんかしゅうけきはなひのせい  登録タグ:2025年 VoiSona baKe 春浅葱 曲は 知声
+ 目次
目次
作詞:baKe
作曲:baKe
編曲:baKe
絵:春浅葱Twitter
動画:Twitter
唄:知声

曲紹介

━━━━━━━━━━━━━━━
「あの花火はですね....」

打ち上がる度、自慢げに彼女は話してきた。

いつもは病に臥せっているが、今日は体調が優れているらしく少し安心した。

「残光」
彼女は真っ直ぐと空を見ながら続ける
「パッと咲いた後も少し残る火の子達の名前」
「綺麗ですね」
「うん、本当に綺麗。素敵な情景に綺麗な言葉が添えられていることが私は嬉しいのです」
そう言って彼女は俺を見て笑った。

花万雷が一面に広がる。
俺は月並みな言葉を飲み込みただ黙って空を見た。

***

役に立たない記憶が、想い出が、
偶に霞んで酷く煩わしい。
━━━━━━━━━━━━━━━
曲名:『晩夏、終劇、花火の誓』(ばんか、しゅうげき、はなびのせい
  • ボカコレ2025夏TOP100参加楽曲。

歌詞


暮れなずむ空に赤染めの頬
僕の手には幸福が
蜩、漣、貴方の声
夏の終わりを描いた

花火がパッと咲いた

五月雨流るる 忘れ難き
貴方の匂いがしたから
夏に降る雪と花の香り
さよならだけを運ぶ

(分かってないよ)
今までずっと
(分かってないよ)
幸せって甘美を
(分かってないよ)
知らず知らずに捨てた
僕なんて死んじゃえばいいよ
(分かってたいよ)
これからはきっと
(分かってたいの)
苦味だって喰うから
(分かってるんだ)
片陰に座ってあんただけ
また、描けたらいい
綺麗なんだ

花火が移って、光って、鳴って
終わる焦燥に打たれた僕だった
二人並んだ足跡
笑っている 見惚れていたい
夜縹どうか攫っていかないで
終わる瞬間に大輪 花雷の火
ねぇ、蕾が咲くまではさ
忘れていいの?

孤峰の雪模様 瞳に花
朧気な夢みたいだ
僕は動けないまま

朝靄と残光が貴方の言葉で
虚ろだった 零れ落ちた全部
壊したかった

からっぽのまま泣いてる
まだ、白昼夢の中
飛べないから歌ってる
翼ならあるのにね
がらんどうの目で泣いてる
ただ、黒く滲むまま
死ねないから喰らってる
守れたはずの言葉も
どうでもいいよ

晩夏、終劇、蒼天に憂える
妄言だらけの人生だった
晩夏、終劇、花火に誓う
貴方だけが綺麗だったんだ
晩夏、終劇、曇天を羨む
さよならだけが人生ならば
晩夏、終劇、花火に誓う
貴方がいない人生なんか

暮れなずむ空に茜の詩
僕の隣は空白のままだ
いたいよ、怖いよ、泣き叫ぶの
貴方の匂いがした
「まだ逝かないでよ、ねぇリリィ」

花火が穿って、パッと消え去って
夏の幻想に撃たれた僕なんか
あの日誓った約束
分かってるよ もう分かってるんだ!
夜雫、透過、嘘も隠して
終わってしまえよ全部 全部ゴミだ
ただ、あんたと居たかった…
もうどうでもいいか

後悔も劣等も最低な惨状も
情景も心情も愛情も忘れてしまったよ
幻想、群青、空想、偶像、愛憎、感情
想い出ごと全部無くなってしまえよ

過ぎてった夏の佩朧
今だって笑えないよ
花火に恋熟れる

コメント

名前:
コメント:

コメントを書き込む際の注意
コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、
以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。
コメントする際は、絶対に目を通してください。
  • 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現)
  • 特定の個人・団体の宣伝または批判
  • (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ”
  • 長すぎるコメント
  • 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題
  • 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント
  • カラオケ化、カラオケ配信等の話題
  • 同一人物によると判断される連続・大量コメント
Wikiの保守管理は有志によって行われています。
Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
+ タグ編集
  • タグ:
  • VoiSona
  • 曲は
  • baKe
  • 春浅葱
  • 知声
  • 2025年
最終更新:2025年08月24日 19:50