月待ち

【検索用:つきまち  登録タグ:2024年 VOCALOID mtrika つ マノマノ🌷 初音ミク 曲 曲た 月空.】

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作詞：mtrika
作曲：mtrika
編曲：mtrika
絵：月空.
動画：マノマノ🌷
唄：初音ミク

曲紹介

曲名：『月待ち』（つきまち）

• ボカデュオで投稿した楽曲のボカロカバー。
  • ボカデュオ歌唱版はこちら→Youtube。
• mtrika氏による15作品目。

歌詞

（piaproより転載）

夜が明けて
昨日の水溜まりは鏡のようだ
影のない街を
映す反射光に青時雨
土の匂いだけ憶えている
その先はもう来なくても分かる

春のなかに
閉じ込められた
晴れを攫った雨が上がった

白南風、傘を畳む音
雫の白く映えること
落としたものを見ない振りして
果てを眺んでいる
月を待つ街の葵
空の深いこと
雲が行くだけ
ただその向こう側だけ
それだけが見えない

一粒転がり落ちたから
境目もなく夕立が降った
街には傘が開いた、雨が打つ
空から見たなら世界は逆さまになっていて
花火を眺む影が揺れている
六月を奇麗な風が吹いている

青葉を舞って、言葉を待って
世界のすべてが言葉遊びだなんて嘘だって
嘘じゃないって伝えて
空を別って、君も分かって、
月を行く街
空蝉、声も出ないことだって
何も忘れて夏帽を被って

白南風、傘を畳む音
夜の淡く明けること
昨日の水溜まりもいつしか行方知らずだから
どこにあったかなんて
思い出せなくて当たり前だから

言葉になって、色を無くして
世界のすべては思い出だとか
分からなくなって
もういないって教えてよ
影絵になって、影を失くして、
月を行く街
白妙、雲のないその向こうへ
その向こうで
何も忘れて夏風が吹いて

七月になって
八月になって

月を待つ

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