その1
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homuhomu_tabetai
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ここは北国の、とある雪山。
その山奥に、今は使われていない、小さな山小屋があった。
そして、その山小屋から顔のぞかせるのは、小さな小さな住人達。
仔ほむ1「ホミュー」ヒョコッ
仔ほむ2「ホミュゥゥゥゥゥー!」スゴーイ!
仔ほむ3「ホミュミュゥ!」マッシロダ!
親ほむ「ホムン」イッテクルヨ
めがほむ「ホムムー、ホムホムゥ」ゴハンマデニハ カエッテキテネ
親まど「マドマドォ」ルスバン ヨロシクネ
仔ほむ4「ホミャァー!」ユキガッセンダ!
仔ほむ5「ホミュホミュゥ!」マケナイゾ!
この小屋は、かつては登山客の休憩所として利用されていた。
しかし、いつの頃からか、この近辺では頻繁に雪崩がおきるようになり、立ち入りが禁止されるようになってしまった。
以来、登山客は途絶え、この山小屋の存在は完全に忘れ去られたものとなっていた。
人が途絶え、その役目を失った山小屋。
いつしかそこは、小さな住人達の住処となっていた。
仔ほむ1「ホミャッ」クラエッ!
仔ほむ2「ホミュン!?」ベシャッ
仔ほむ3「ホミャァ…」チベタイ
仔ほむ4「ホミャミャァ!」オカエシダ!
仔ほむ5「ホミュミュ!?」ベシャッ
仔ほむ6「ホミュッホミュッ」ペッペッ
仔めが「ホミィーホミィー」ユキダルマ ツクル
仔まど「マデョマデョ!」ワタシモ!
親ほむ「ホムホムホム♪」ゲンキダネ ニコニコ
親まど「マドマドマド♪」ソウダネ ニコニコ
ほむほむは本来、冬場は冬眠するのが一般的であるが、
このほむほむ達は、代々この山で暮らしてきていたため、
いつしか冬の寒さにも適応し、こうして時々巣から出てきては、
雪遊びに興じることが日常となっていたのだった。
親ほむ「ホムー、ホムムーン!」ソロソロカエルヨ!
仔ほむまど「「ホムムー! マドドー!」」
ゾロゾロ ホミューホミュー オナカヘッタヨー モウスグダヨ
仔ほむまど「「ホーミュホミュゥ! マーデョマデョォ!」」タダイマー!
めがほむ「ホミュミュン!」オカエリナサイ!
若ほむ「ホムホムム-!」スグゴハンニスルネ
若まど「マド、マドマドマド」モウスコシマッテテネ
仔ほむまど「「ホムー! マドー!」」
仔めが「ホミャァ」テガイタイヨ
親ほむ「ホムホムゥ」シモヤケダネ
親まど「マドマドォ」ナメテアゲルネ ペロペロ
仔めが「ホミャッ! ホミュミュミュミュ///」クスグッタイ///
仔ほむ「ホミュ、ホミャホミャァ!」アシタモ ユキアソビシタイ!
親ほむ「ホムッ!」ダメヨ
親まど「マドッ、マドマド」シモヤケガ ナオッタラネ
仔ほむ「ホミューン…」ザンネン
若ほむ「ホムムー!」ゴハンデキタヨー
仔ほむ「ホミャー!」ゴハンダー
仔ほむ「ホミュホミュン」オナカペコペコ
若まど「マドマドー」タクサンタベテネ
めがほむ「ホムゥ、ホミュホミュホミュン」ソレジャアミンナデ
ほむほむs「「ホムホーム!」」イタダキマース
ワイワイ ガヤガヤ
ホムーホムー♪ マドーマドー♪ マドカァ/// ホムラチャン//
ホムッホムッ♪ ウェヒヒヒw
親ほむ「ホムー、マドカァー///」ヘイワダネ///
親まど「マドー、ホムラチャン///」シアワセダネ///
人間も外敵もいない、平和で穏やかな世界。
彼女達はそんな中で、ささやかに、慎ましく暮らしていた。
その暮らしを脅かすものの存在など、想像だにしていなかったことだろう。