その1
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homuhomu_tabetai
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ほむほむ達の生活は過酷だ。生き残る為、ほむほむ達は色々な方法をとる。そしてその中で最も顕著なのが人間の情に訴える事だ。
具体的には道端で弱々しく物乞いをして哀れみを買ったり、公園で媚を売って飼いほむにしてもらったりだ。
ただ、これら人間に接触する方法は、殆ど失敗に終わる。簡単な話だ。ほむほむが嫌いでない人間は少ない。
ほむほむ「ホ・・・・・ホムゥ・・・・・・・・・・・・・」オメグミヲ・・・・・・
人間「おっ♪ほむほむじゃんww」ブチィィィイイィイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほむほむ「ホビャァアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
媚を売るに至ってはその危険度は数倍、数十倍に膨れ上がる。人間の神経を強烈に逆撫でするからだ。
ほむほむ「ホム!ホムゥー!」ピョコン! コンニチハ!
人間「・・・・・・・。」チッ…
ほむほむ「ホムーーーー///ホムーーー///」タタタタ カケヨリ! ギュゥーッ ダキツキ!
人間 「・・・・・・・・・・・・・・・。」イライラ・・・・・
ほむほむ「ホムゥウウ!!!!!!!ホマァアアアーーーーーーーーー!!!!!!!!」ゴシュジン!!ゴシュジン!!
人間「うぜええぇええ!!!!!!!」 ボコォオオオオォオオオオォォオオ!!!!!バッシィィイイイイイイイン!!!!!!
ほむほむ「ボギャァァァアアアアアアアアァァァアァアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!マドギャァァァァァアアァァッァァアァアアアアアー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
こうしてまたほむほむが死んでいく。しかし、ほむほむ達は人間への接触を辞めようとしない。何故か?とても魅力的だからだ。
人間の施してくれる食べ物は栄養価も高く何よりうまい。飼いほむにして貰うに至っては、餌集めやほ食種の恐怖等、それら全てから開放され
番をあてがって貰えるものもいる。人間に飼われる事は、ほむほむやまどまど達の一攫千金の夢なのだ。ただ成功する事は前述の通り殆どない。
ほむほむやまどまど達は自分達がかわいいと勘違いしている。それが更に成功の確率を大幅に下げているのである。
ほむほむ「ホム!!ホムホム!!!!」クルゾッ!!!
まどまど「マドォ!!ホムラチャン!!」ガンバッテ!!
仔ほむ「ホミュ・・・・・・」オナカスイタヨォ・・・・・
仔まど「ミィ・・・・・・・・」サムイ・・・・・
これは、その事に気づいたほむほむとまどまどの番と、人間に飼われる事に成功したその仔供達のお話である。
この番。仲間達の無残な失敗を幾度となく見てきた。そしてひとつの結論に達したのだ。愛でて貰うのは難しいと。ならばどうするか?
人間の良心に付け込む事にしたのだ。作戦はこうだ。走ってくる車にほむほむが死なない程度に跳ねられる。子供達はこの作戦を知らない。
瀕死のほむほむを見て泣き叫ぶだろう。そこへまどまどが運転手に迫り、住居と食料を保証させようというのである。要するに当たり屋だ。
運転手「かわしたやぁーくそくぅー忘れないよぉ~♪」ブロロロロロロ~ン
ほむほむ「ホビャァ!!!!!!」イマダッ!! トビダシ!!
まどまど「マドォオオオ!!!!!」イッケエエェエ!!!!
仔ほむ・まど「ホミュ?」「ミャド?」ママタチナニシテルノ???
ガッ!!!!ベチャアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほむほむ「ボビャアァアァァアアアァアアアアガアァアアアッァアアアァァァァァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
まどまど「マギョギョギョギョ?!!!ホブラチャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
仔ほむ「ホミュゥウ!!!!!!!」ママガ!!!
仔まど「ミャドォォオー!!!!!!!!」オカアサンガ!!
運転手「ん?なんか踏んだか??」
流石ほむほむ!!昨晩、まどまどに突き飛ばしてもらい、受身等の事前練習はしたのだが、自動車の威力がここまでとは
そのミジンコ以下の脳みそでは想像すらしなかった!もう一度言う!流石ほむほむ!!タイヤに潰され即死だ!が、しかし!!!!
ギュギュギュギュギュ!!キキィィィィイィイイーーーーー!!!!!!
運転手「うわわわあああああああああ!!!!なんだぁあああぁぁあぁ??!!!!!!」
死骸にタイヤがスリップし自動車は対向車線に大きく割り込んだ。対向車のトラックの運転手は驚いて急ブレーキと共にハンドルを左に切った。
少年「うぁあぁあああぁぁぁぁぁぁああああああああああああぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!
少年「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
トラック運転手「あ、あぁあぁ・・・・。なんて事を・・・・。は、は、早く救急車を!!!!!!!!!」
トラックは歩道に乗り出し、下校途中の少年を跳ねてしまった。
仔ほむ「ホミュゥーーーーーー!!!!ホミュ・・・・・」ママー!! ポロポロ
仔まど「ミャドォオー!ミャァアアアアアアア!!!!!」ウェーン!! ママガァー!! ポロポロ
まどまど「マ、マドォ・・・・ホムラチャ・・・・・・マドッ・・・マッ・・・マギョオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」ホ、ホムラチャ・・・・・ ドウシヨウ・・・・・ タイヘン・・・・・ ニゲロォォオオオオー!!!!!!!!
仔ほむ「ホミャァッ!!!!ホミャァアァー!!!!!!」ママァー!!
仔まど「ミャドォ!!ミャドォオ!!ミャドォオオオオ!!!!」ママー!!ママァー!!
仔供達を抱え一目散に逃げるまどまど。遠ざかる母親の肉塊に向かって泣き叫ぶ子供達。それを他所に事故現場は騒然となっていた。
ー3ヶ月後ー
ほむほむ「ホム・・・・ホムゥ・・・・・」オナカスイタヨ・・・・・
まどまど「マドォ・・・・・ホムラチャ・・・・・」ツカレタ・・・・ ヒモジイ・・・・
大きな病院の庭の物陰に、若いほむほむとまどまどの姿があった。そう、あの当たり屋番の仔供達だ。事故の後、まどまどは仔供達を連れて
近くに巣を作っていた群に頼み込んで合流させてもらった。が、何処の群も余裕はない。仔連れのまどまどなど歓迎されるはずがなかった。
親仔は厄介者扱いで、こき使われる毎日。そしてある日、母親は食料調達を命じられ、その途中にまみまみに打たれ死んだ。
ほむほむ「ホムゥー・・・・マドカァ・・・・・」ママァ・・・ ポロポロ
まどまど「コンナノッテナイヨォ・・・・・・・」オカアサン・・・ ポロポロ
成長したとは言ってもまだ幼さが残る。両親の事を思い出すと涙が止まらない。二匹は母親が死ぬと、群で更に邪険にされた。そしてとうとう耐え切れず
群を逃げ出して来たのである。しかしどうしよう?逃げ出す際、群の食料庫から盗んできた食料は尽きてしまった。餌の調達の仕方なんてわからない。
戻って謝って群に戻して貰おうか?でも大切な群の食料を盗んでしまった。許して貰えるんだろうか?このままじゃ近いうち餓死かほ食種に殺されるだろう。
まどまど「マド!!マドォ!!ホムラチャン!!」
ほむほむ「ホムゥ?マドカァー?? !! ホムゥ!!!」
まどまどがほむほむの身体を揺する。何か見つけたようだ。まどまどが指さす方向をみると、病室の窓が開いている。二匹は母親が生前言っていた言葉を思い出した。
いつか人間に飼われなさい。人間に飼われればもう、こんな惨めな思いはしない。毎日おいしい食べ物と暖かく安全な住まい。番まであてがって貰える。
ほむほむ「ホム!!ホフッゥウ!!」まどまど「マフゥ!!マギョウ!!」ヨジヨジ・・・・
二匹は必死で壁をよじ登る。頭上で開いている窓は、幸せの入り口だ。そうなんの疑いもせずに・・・。
恭介「ん・・・・。ふぁ~。寝ちゃってたんだな。入院生活は退屈だよ。ん?」
ほむほむ「ホム!」ヒョコ! コンニチハ!
まどまど「マド!ティヒヒ♪」ハジメマシテ!
恭介「うわ!ほむほむとまどまどじゃないか!一体何処から・・・。窓が開いてる・・・。今日は風が気持ちいいからって、看護婦さんが開けてくれたんだっけ・・・。」
コンコン!
恭介「わ!看護婦さんだ!ど、どうしよう・・・。とりあえず布団の中に!!」
看護婦「上条さぁん。入りますよぉ。」
ほむまど「ホムゥ!!」「マギョォ?!」 バサァ!!
恭介「・・・・・・・・。」
看護婦「どうかしましたか?」
恭介「い、いえww別に・・・・・。」
看護婦「そろそろ窓を閉めますね。何かあったらナースコールで呼んでくださいねぇ。」
恭介「はい。すみません。ありがとうございます。」
ガチャ バタン
恭介「フゥ・・・。危なかったぁ。もういいよ。出ておいでって、あれ?」
ほむほむ「ホムホム…」ネムネム
まどまど「マドォ・・・」スピー
恭介「寝ちゃってる・・・。疲れてたみたいだね。フフフ生き物の寝顔は可愛いなぁ・・・。」
ーー2時間後ーー
ほむほむ「ホムゥ・・・・?ホム・・・マドカァ~」ココハ?マドマドオキテ
まどまど「マドォ・・・///ホムラチャ・・・」ホムラチャン・・・ ネチャッテタ・・・
恭介「おはよう。よく眠ってたね。」ナデナデ
ほむまど「ホ…ホム…///」「マドォ・・・・///」
恭介「随分と人懐っこい子達だなぁ。でも汚れてるし、病院の人のペットじゃなさそうだ。」ナデナデ
ほむまど「ホムゥー///ホムホム///」ウレシイ///「マドォー///」モットナデテー
恭介「随分と懐かれちゃったなぁ。でも、病院は動物禁止なんだよ。誰かに見つかる前に早くお行き。」
ほむまど「ホム!?ホミャ!!」エ!?ソンナ・・ 「マドォ!?マドー!!」イヤイヤ!!
恭介「困ったなぁ。僕は身体がこんなだし、誰かに見つかったら大変だよ?」
ほむほむ「ホムー!ホムー!!」ハナレタクナイヨー!!
恭介「う~ん・・・」
ほむまど「ホビャーーーーーーー!!ホビャーーーーー!!」「マドォーーーー!!マドォーーー!!」ウエーーーーーン!ガシッ
恭介「しょうがない・・・。ここにいていいよ。そのかわり僕以外の人間が来たらすぐ隠れるんだよ。ほらもう泣き止んで。見つかっちゃうよ。」
ほむまど「ホムッ!?ホムー!!」「マドォー♪ティヒヒ!」ワーイ!!ワーイ!!ピョンピョン
恭介「…君達みたいに感情を全身で力一杯表現すれば、言葉が無くても感情を伝える事が出来るんだね。羨ましいよ」ナデナデ
ほむまど「ホムゥ!!…ホム///」「マギュ!!マドォ///」グーキュルルル
恭介「アハハッ!お腹が空いてたんだね。もうすぐ晩御飯だから僕のを分けてあげるよ。」
ほむまど「ホームッ!ホームッ!」「マドォーーー///」ガシッ!!ギュ--ゥ!!
恭介「フフ。僕は恭介。よろしくね二人共。最近は病院の人や両親、さやか以外と全く会う事が無いから新鮮だなぁ。」
ほむまど「ホムゥ!キョウスケー!!」「キョウスケキョウスケー!!」
恭介「あはははは!」