ほ虐愛好家の夢
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homuhomu_tabetai
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作者:bWrcj0Tbo
564 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/16(木) 07:00:27.78 ID:bWrcj0Tbo
A「今回の依頼は?」
カツカツカツ、とタイルの床を鳴らす靴音。
白衣を着た研究員らしき人物が二人歩いている。
B「架空の生物『ほむほむ』に会いたいというものです」
A「ほむほむ?何だそれは」
B「人間の少女を小さくしたような小動物…だそうですが」
A「ふん、ロリコンか…」
B「いえ、どうもそうでは無いようで…」
A「どういうことだ?」
B「特殊な性癖には違いないようなんですが……まぁ、お会いください」
ガチャッ
男「どうも、今回はよろしくお願いします」
A「よろしく
あなたが今回の依頼を?」
男「はい
どうしても会ってみたいんです、ほむほむに」
A(まったく、気持ち悪いやつだ)
A「……では、さっそく進めていきましょう
あなたには今から24時間、その『ほむほむ』とやらに関する書籍・絵を休むことなく見てもらいます
頃合いを見て、我々が処置を施します
よろしいですね?」
男「はい、構いません」
B「では後ほど」
バタン
カツカツカツ
ガチャッバタン
B「この部屋で観察しましょう
マジックミラーで自然な状態を観察できます」
A「おい何だあいつは
何であんなやつの依頼を受けなきゃならない
ロリコンが欲望を満たしたいなら二次元に入り浸ればいいだけの話だろう」
B「いや、まぁそれがですね…」
男「…………」
A「……………」
A「おかしい
ほむほむに関するものを読み込んでいるはずなのに、興奮している様子がない
たいがいの特殊性癖持ちの者は意識せずとも興奮してしまうものだが」
B「彼が見ているものと同じものをお見せしますよ」ゴソゴソ
A「………『ほむほむを美味しく食べる』………?
食べる?食べるだと?
やつの特殊性癖はカニバリズムなのか?」
B「いえ、違います
ほむほむとは架空の小動物です
それは人間の少女に似た姿をしており、食べたら美味しく、ペットとして可愛がることもできます」
A「なるほど……
確かにやつの数値は小動物を見る時の穏やかな気持ちのそれに近い
……しかし、こんなキャラクターを作り出すとは……日本も終わりだな」
ピピピピッ
A「ん?数値が変わったのか
………何だと!?数値が一気に興奮時のそれに変わった!?」
B「おそらくこれを見ているのでしょう」
A「なっ…!?ほむほむとやらを…食べている!?
さらにこれは……虐待……か?」
B「ほ食・ほ虐と呼ばれているジャンルです」
A「……気分が悪い
私は降りる」ガタッ
B「まぁ待ってくださいよ
きっとこの依頼は面白い結末を迎えますよ」
A「動物虐待に荷担する気はない」
B「そっちの『面白い』じゃありません
我々にとって『面白い』結果です」
A「…………?」
~12時間後~
A「…………」
男「………………」
B「…………飽きないですねぇ」
A「私も今見ているが……
確かにこのほむほむというキャラクターは可愛い
しかし、何故こいつを虐めなきゃならをんのかわからん
この男はこいつが嫌いなのか?」
B「嫌いじゃあこんな長時間読めませんよ
………彼ら的には、可愛いから、好きだからこそ虐めるらしいですよ」
A「………ますます理解できん」
~さらに10時間後~
男「…………」ウトウト
B「いい状態ですね」
A「『見たい幻覚』に関するものを長時間見続けることで、その者の脳裏には直前まで見続けたものの絵や情景が焼き付く
今、やつの頭ではほむほむがグルグル回っているはずだ」
B「行きますか」
ガチャッバタン
男「……………」
ガチャッバタン
B「彼の頭に幻覚発生装置を取り付けました」
A「えらい小型化に成功したな
まるでピップエレ〇バンだ」
B「…………来ますよ」
男「………ああ、ほむほむだ
ほむほむがいる………」
男「おいで……ほら……ひまわりの種もあるよ………
まどまどもいるよ………」
A「気持ち悪い…」
B「まぁまぁ」
A「これからどんな結果が得れると言うんだ」
男「………ハハハッ
………いいねぇ最高だよ
この子供を助けたいかい?」
A「あれは…」
B「彼は幻覚の中でほ虐をしているようですね
実に楽しそうだ」
A「チッ、胸くそ悪い」
男「アハハハハッ!
それじゃあダメだよ!じゃあ約束だ!
この子供とはバイバイだ!」グゥッ!
A「拳を強く握りしめた…手につかんでいた子供を握りつぶしたのか」
B「でしょうね
……見てください」
A「こ…これは!?」
B「興奮の数値と幻覚再現度の数値が、比例して上がっていってます」
A「バカな!虐待のせいだと言うのか!?」
B「いえ…今まで動物虐待者に対する幻覚実験に参加したことがありますが、これはその実験結果の比にもなりません
すごい数値だ」
A「まさか…こんな………」
男「ハハハッ!じゃあ君も子供のところに行きなよ!バイバイ!」グゥッ!
グジュッ
A「!?」
B「来た…!」ダダダダ
ガチャッバタン
グイッ
A「な………!」
B「この男の掌についた肉片…血液…成功だ!ついに幻覚は現実への進出を果たした!」
A「バ……カな……こんなことが……」
『ほ虐』がもたらした驚異の結果。
幻覚の生物を握りつぶした男。そして、その手に握られていた肉片と血液は、現実のどの生物のものでも無かった。
二名の研究者はすぐさま学会に発表し、それによって大きな議論を巻き起こした。
………だが、その嵐はすぐに静まった。
その後、色んな人物で実験を繰り返したものの…今回と同じ結果は得られなかった。
例の男を呼ぼうにも音信不通。
結末として、肉片と血液、証拠映像は二人が捏造したものだとされ、二人は研究者の資格を剥奪され学会から永久追放された。
…………しかし。
例の肉片と血液だけは明確な正体がわからぬまま、この研究結果を跡形なく抹消するために、完全に闇に葬られた。
この研究結果が二人の研究者の捏造だとするならば、あの肉片の正体は………
男が握りつぶしたものは何だったのか……
はたまた、彼はその幻覚の中で一体、何を見たのか……
事件から30年の月日が流れても、一部の研究者の間では議論が耐えない。
『終わり』
ジャンル:パロディ
- これは完全なヘイトですね