その3
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homuhomu_tabetai
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ガチャ…バタン
『たっだいま~♪ ……って!? あんたなにやってんの?』
「…ホ…ホヒ…」ブルブル…ガタガタ…
アタシが学校から帰ってきて机の上のまどかから預かった仔ほむを見ると、仔ほむはびしょびしょのティッシュの上にひまわりの種を抱えたまま寝そべっていた。
しかもブルブル震えてるし……はぁ……意味わかんない……。
『あんた……水に濡れた場所が好きなの?』
「…ホミ…ホミー…」フルフル…
今、首振った? こいつらの言葉はわかんないけど、こっちの言葉はわかるみたいね……それってむかつくけど……こいつらの言葉わかっても意味無いし。
『仕方ないなぁ…えっと、こっちの水槽にティッシュ入れて…と』ガサガサ…
『ほら!』ヒョイ!
「…ホミャッ!?」プラーン…
「ホミャアアァァァァーッ!!!」ジタバタジタバタ…
アタシが仔ほむをつまむと、仔ほむはさっきまでぐったりしてたのに突然暴れだした。
『なに怖がってんのよ? …あ! 昨日のほむほむみたいに潰されると思ったんだ?』
「ホミュウウウウゥゥゥゥ…」ポロポロ… ジタバタ…
『あははは♪ 泣き出しちゃった♪ ……ほら♪』グッ!
「ホッ!?ホ…ホミャアアアァァァァーッ!?!?」ジタバタ…
『ほらほら♪ 潰れちゃうよ~♪』ググッ!
「ホニュウウゥゥ!!」ジタ…バ…タ…
必死で抵抗してるよこいつ~♪ ……おっと! これ以上やったらホントに潰しそう♪
『なんてね♪』ポイ!
「ホッ!?ホミュゥゥ…『ポテ!』…ホミャッ!?」ジタバタ…
『あんたは殺さないよ♪ これから一緒にお出かけするからね♪』スタスタ…
「…ホミャー…ホミャ…」フルフル… モソモソ…
『そうそう、そのティッシュに潜ってさっさと乾かしてね! …ってもう潜ってるし!! ……アタシから逃げようとしてるんだ?』
「…ホミュ…ホミュー…」モソ…モソソ…
『まぁいっか……アタシが着替えたら出かけるから! それまで潜っててね~♪』
この仔も今日でお別れかぁ……仕方ないね……よし、着替え終了♪
・・・・・・・・・・
「…ホミュ…ホミュー…」フルフル… ポロポロポロ…
……怖かった……怖かった怖かった怖かったー……死んじゃうかと思った……昨日のほむほむさんの気持ちがわかった……この人間さん…怖いよー……
『ほらっ! いつまで潜ってんの? 行くよ!』グイッ!
「ホミッ!?ホミャアァァ…」コロコロー…
えっ!? おうちがまた傾いて……いやああぁぁぁぁぁー…
「…ホミッ!?…ホミュン!!」モソモソ…
とにかくお布団から出なきゃ!! よいしょ! よいしょ!
『出てきたね♪』ヒョイ
「ホミャッ!?ホミャァァァ…」プラーン… エグエグ…
きゃっ!? こ…殺さないでぇ…
『また泣いてるし♪』ポイ!
「…ホミュ!?『ポテ!』ホミャッ!?」
あいたっ!! ……あれ? …ここ……知ってるよ…昨日ここに入れられて、みんなと離れ離れになったお部屋だよね……
『そのまま静かにしててね~♪』パコン…
「ホミュッ!?…ホミューン…」
あ!? …真っ暗になっちゃった……怖いよー……
グラッ
「ホミャッ!?」
きゃっ!? ……揺れた……昨日みんなとお別れしたときも揺れたし……もしかしたら!? ……次にこのお部屋が開いたら、みんなに会えるかも!?
『準備完了♪』スタスタスタ…
・・・・・・・・・・
ピンポーン……ガチャ
『さやかちゃんいらっしゃい♪ あがってあがって♪』
『おっじゃましま~す♪ ……あれ? マミさんはまだなの?』
『うん。もうすぐ来ると思うけど……あ! 来たよ♪』
『…鹿目さ~ん♪ お待たせ~……あ! 美樹さんはもう来てるのね……遅れてごめんなさーい…』タタタタ…
『いえいえ! アタシも今来たトコですから!』
『そうなの? 良かった///』ハァハァ…
『それじゃマミさんも上がってくださいね♪』
『ありがとう鹿目さん♪ おじゃまするわね♪』
『どうぞどうぞ♪』
ガチャ…
『どうぞ♪ 後でパパがお茶とケーキを持ってきてくれるって言ってたから♪』
『やった♪ まどかのおじさんのケーキ……美味しいから毎日食べたいなぁ……』スタスタ…
『あらあら美樹さんたら…でもそうね♪ 昨日も頂いたけど、ホントに美味しかったわ///』スタスタ…
『てぃひっ/// パパが聞いたら喜びます♪』スタスタ…
…ホムー…マドー…
…ホミュン…ミャロ…
『……あれ? …まどか……ケージが大きくなってるけど……』
『……仔ほむちゃんと仔まどちゃんもいるわね?』
『そうなんです……今日わたしが学校に行ってる間にパパが新しいケージを買ってきてくれたんですけど……』
『わたしが帰ってきた時にこの仔達が生まれちゃって……ビックリしちゃいました……』
『そうなんだ……昨日の夜、番が騒がしくなかった?』
『どうして知ってるの? ……うん、すっごく騒がしかったよ! 二人が帰ってからずっと泣いてたんだけど、静かになって安心してたら夜中に騒ぎ出して……』
『……美樹さん? ……どういうことかしら?』
『えーと……それはですね、昨日この番は仔ども達と引き離されちゃったから、また仔どもを生むために交尾してたんですよ』
『えっ!? それホントなの? さやかちゃん?』
『ホントだよ。現に仔ども生んでるじゃん。ほむほむ達は仔どもが生めるようになると一定の条件の下、どんどん仔どもを生むんです』
『……その条件の中に、「生んだ仔が居なくなった」というのも含まれるわけね?』
『そうみたいです。えー……後は、「生んだ仔がある程度大きくなった」とか「仔が死んでしまった」とかですかね』
『そうだったんだ……パパ……何にも言ってくれなかったよ……』
『そうだね。でもその番はまどかが飼うって決めた二匹だから、僕が言うより身を持って色々学んだ方がいいと思ってね♪』
『……パパ!? ……聞いてたの!? 盗み聞きなんてひどいよー!』
『あ……お邪魔してま~す///』
『今日もお邪魔してしまい、申し訳ありません』ペコリ
『いらっしゃい♪ ゆっくりしていってね。……まどか…ドアはきちんと閉めないとダメだよ♪』スタスタ… パタン
『あ! ……閉めて無かったんだった///』
『うちの嫁はうっかりさんだなぁ……』
『さやかちゃん!!』
『ふふふ♪』
『マミさんまで笑うなんてひどいです!』
・・・・・・・・・・
『……で? どうするの? 預かった仔ほむは持ってきたけど』フリフリ… ホミョォ…
『美樹さん!? 振っちゃ可哀想よ! ……私も仔まどちゃんを連れてきたけど……』スッ…
『…マミさん……気になってたんですが、ずいぶん大きい箱ですね?』ジー…
『えっ!? そ…そう?』メセンソラシ
『そうなんですよ……新しい仔も生まれちゃったし、本末転倒なんですよね……』
『だよね~……仔達と一緒にするために預かったのに、来てみたらもう仔が二匹居るもんね……』
「ホムホム///」「マドマド///」ナデナデ…
「ホミュン///」「ミャロー///」キャッキャッ///
『このケージも大きくなったとはいえ……全員入ったら狭いかもね……』
『マミさんもそう思いますよね……でもこれ以上大きいのはすっごく高くて……』
『……とりあえず、預かった仔を出してみません?』
『そうね……あら? ……鍵がどこに?』パタパタ…
『マミさん!? 鍵まで掛けてるんですか?』
『え!? ……えぇ……居なくなっちゃったら大変だし…預かってる仔だし……』ゴソゴソ…
『えー……ありがとう……ございます…』ウェヒ…
『……先にアタシが出すね』パカ…
「ホミュウゥゥゥ…」コロリン… ポテ!
・・・・・・・・・・・
…あいたたたぁ…また転げ落ちちゃった……って!?ここは……?
「…ホミュー?」キョロキョロ…
…ホムーホムー///…マドドー///
…ホミュン///…ミャロロ///
「ホミャッ!?」ガバッ!
お母さん達だ!!
「ホミュウウウゥゥゥゥゥ///」トテテテ…
お母さああああぁぁぁぁん///
『おっ! 急いで起き上がってほむほむに走り出したよ!』
「あら? あれは仔ほむちゃん?」
「ホント!! 昨日居なくなった仔ほむちゃんだね!?」
「おかあしゃ、あれだぁれ?」
「あたちとおんなじかっこちてるよ!」
「あれはお前達のお姉ちゃんだよ///」
「そうにゃんだぁ!? おねえちゃーっ///」テフリフリ
「おねえちゃー///」テフリフリ
『あ! 妹達がお姉ちゃんに手を振ってるよ♪ かわいい///』
「ホミュウウゥゥ…ホミュッ!?」トテテテ…テ…ピタッ!
……えっ!? 誰!? どうしてお母さんのお膝に居るの!? そこはあたちの場所よ!!
「ホミュッ!!ホミュン!!」ドン!
どいてよ!! お母さんのお膝はあたちのっ!!
「ホムッ!?」「マドッ!?」「ホミャッ!?」
「ミャロッ!?…ミャロロォォ…」ピエェェェ…ン…
『うわっ!? 仔ほむが仔まどを突き飛ばした……』
「ホミュン…ホミュウゥ///」ニコッ///
ただいま…お母さん///
「ホムッ!!」ペチン!
「ホミャ!?」ドテー…
『今度はほむほむが仔ほむを張り倒したよ……』
「ホミッ!?ホミミッ!?」ボーゼン…
…えっ!? えぇっ!? …お母さんに……叩かれ……た?
「ミャロロー…ホミュラチャー…」エグエグ…
「ホムホム///」ナデナデ///
「ホミュ!?」
…えっ!? なんで!? どうしてほむお母さんはあたちをそのままにしてその仔を慰めてるの!? ……なんで!?
「マドマド!!」プンプン!!
「…ホミッ!?」
いもうちょに謝りなさいって!? なんで!? ……まどお母さんまで!! それに……いもうちょはあの仔じゃないよ!!
「お前は知らないだろうけど、あの仔はお前の妹なの!! ほら!! 謝りなさい!!」
……ちがうもん!! あたちのいもうちょはあの仔じゃないもん!!
「ミャッ!!」ベー!
あっ!? あの仔、べーしたよ…あたちに向かってべーしたよ!! 怒ってよお母さん!!
「マドン!!」ペチン!
「ホミュッ!?」ドテン…
いたいっ!? ……まどお母さんにも叩かれた……なんで!? ……どうして!?
「マドマドマドーッ!!」トテトテトテ…
「ホミャアアァァァァ…」ピエェェ…ン…
……わかんないよ……いもうちょに謝らない仔は要りませんだなんて……あたちがなにしたって言うの?
「…ホムン?」
「…マド…」クビフリフリ…
「ミャロン///」「ホミュン///」
「…ホミュ…ミャロカァ…ホミュラチャ…」エグエグ…
……あたちは…お母さんのお膝で甘えたかっただけなのに……なんで? ……どうして要らない仔って言われたの?
・・・・・・・・・・・